ツーリング:2013/09/14:下北半島~津軽半島

5時頃目が覚めたものの、あまりよく眠れなかったためグダグダしていたら、部屋を出る時には6時半を過ぎてしまった。

タダの朝食に群がる労働者の皆さんを尻目にホテルを出る。

 

八戸から下北半島を北上する

八戸駅前は、昔サトちゃん *1 が言ってたとおり、確かに都会だった。f:id:ToshUeno:20130914065219j:plain”ちっちゃい方”の、都会。f:id:ToshUeno:20130914065235j:plain

”小都会”八戸には何の用もないので、とっとと下北半島に向かう。

 

途中途中「おおーっ」と思った景色では停まって写真を撮りつつ・・・f:id:ToshUeno:20130914094652j:plain

・・・ま、例によって写真だとたいしたことないんだけど。

 

大間崎

10時過ぎ頃、下北半島の先っちょ:大間崎に到着。f:id:ToshUeno:20130914102038j:plain

周辺はほとんど交通量がなく、「お?空いてんじゃん」なんて思ったが、そこは本州の最北端、このモニュメントがある一帯には、さすがに人が”それなり”にはいた。f:id:ToshUeno:20130914102330j:plain”全景”を撮りたくて、この少女達がいなくなるのを待っていたが、一向に動く気配がないのでかまわず撮影。

 

それにしても、津軽半島の先っちょには「竜飛崎」なんて粋な名前が付いてるのに、「大間崎」ってのはなんかパッとしねえなあ・・・と思う。

阿久悠先生が、より南にある「竜飛」を”北のはずれ”にしちゃって、「大間」はフルシカトだったのも理解できる。(いや、単に「津軽側から”ご当地ソング”の依頼があった」みたいな、”オトナの事情”なんだろうが)

 

ここだけが目的地ではなく、

  • 下北半島の海沿いをなぞった後に津軽半島に行き、
  • 前回、機転が利かずに見られなかった竜飛崎の”観光施設”を見た後、
  • さらに海沿いを通って秋田の大館に向かう

・・・というのがこの日の予定ルートであったため、早々に大間崎を離れる。

 

下北半島でカメラについて思い悩む(大げさ)

その後も海沿いのグネグネ道を堪能しつつ、景色を写真に収めつつ、ひたすら走り続ける。f:id:ToshUeno:20130914110213j:plainf:id:ToshUeno:20130914120726j:plainf:id:ToshUeno:20130914142546j:plainf:id:ToshUeno:20130914142845j:plain中央の”お色気イラスト”は、何が目的なんだろう?f:id:ToshUeno:20130914120900j:plain

ここなんかも、結構絶景だったんだけど・・・f:id:ToshUeno:20130914112930j:plainスマホはもちろんコンデジでも、あんまりキレイに写ってなかった(この写真はスマホ)。

 

やっぱ一眼じゃなきゃダメなのかなぁ・・・と思いつつ、デカイと持ち運びに不便だし、ミラーレスもレンズやGPSユニットを付けると結構デカくなるし・・・

そもそも資金的に無理があるので、コンデジでガマンしよう・・・

そんなつまんないことをグダグダ考えながら、グネグネ道を堪能し続ける。

 

(今度こそ)ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと

17時頃ようやく竜飛崎に到着し、”観光施設”へ。

基本的に人が集まるところは避けるのだが、阿久悠先生の詞を愛し、この曲を愛するオレとしては、ここだけは行っておきたかったのだ。

で、前回機転が利かずに行きそびれた”観光施設”へは、半島の先っちょまでは行かずに、手前で左折して山道を登らなければいけないのだった。

そら前回みたいな行き当たりばったり、かつ地図もなんも見ないんじゃ、気づかねえわ。

 

歌碑。「竜飛岬」の二番だけデカくて、他が超ちっちゃいのが笑える。

f:id:ToshUeno:20130914170517j:plain中央の赤いボタンを押すと、稀代の名曲「津軽海峡冬景色」が二番から流れる。

観光バスで大挙して押し寄せてきた じいさんばあさんが歌碑に群がっていたので、近くの廃墟を見学して時間を潰す。f:id:ToshUeno:20130914171059j:plain

じいさんばあさんが去った後、ようやく「赤いボタン」を押すことができた。

これはハード的にはどうなってんのかな?

まさか今日日カセットテープってことはないんだろうけど・・・なんか、さゆりさんの声がビミョーに違う(変質してる)気がしたんだけど・・・

 

竜泊ライン

半島の西側に抜ける道がわかんなくて(”観光施設”側からは「え?ここ入るの?」的な道から行くので)ウロチョロした後、この日一番の”山道”に突っ込む。

もうね・・・霧っつーか靄っつーか(違いわかんないけど)、f:id:ToshUeno:20130914174836j:plainひどいとこだと、5m先ぐらいまでしか見えなかった。

しかも”超”山道だし、暗くもなってきてたし、さすがにちょっと泣きそうだった(笑)。f:id:ToshUeno:20130914175405j:plain

這這の体で山を下り、下りきった辺りでようやく霧が晴れる。f:id:ToshUeno:20130914180327j:plainここもキレイだったんだけど・・・露出不足で、まともに写ってなかった。

 

ガス欠の恐怖と闘う

その後、津軽半島の後半でとっぷり日が暮れてしまい、海沿いを走る意味もなくなってしまう。f:id:ToshUeno:20130914184851j:plain

なので、多少のショートカットを試みた後、東北道で大館に向かう。

 

それにしても、東北道も(この辺の東北道にないのは前回通って知ってたが)、東北道を降りてからも、とにかくGSがない・・・

大館も、市内に入ってるはずなのに、田圃ばっかりでなんもない・・・

この辺の人達はクルマがなきゃ生活できないはずなのに、主要道路がこんな有様で困ってないのだろうか?

 

とにかく、こんな田舎でガス欠だけは避けなければいけないので、”超”燃費走行で走り続ける。

大館でGSを見つけた時は、横のコンビニに全く気づかないぐらい、うれしかった。

  • オレ 「大館駅前にコンビニってありますか?」
  • GSのおばちゃん 「駅前には・・・ちょっと歩いたとこにはありますけど・・・でもコンビニならここの横にありますけど?」
  • オレ 「え? ありました?」

みたいな感じ。

GSのおばちゃん(ってもオレより年下だろうけど)も、超感じのいい人だった。

 

ルートイン大館駅南

そんなこんなで、21時頃 ルートイン大館駅南に到着。

で、コンビニはGSのおばちゃんが言う「ちょっと歩いたところ=ホテルのすぐ近く」にあったのだった。

 

「ひとクラス上の部屋」って予約プランには書いてあったが、「どの辺が?」って感じの狭い部屋。f:id:ToshUeno:20130914213348j:plain

ま、「ほぼベッドのみ」って感じの前日の部屋よりは、多少広かったけど。

 

この日の反省点

  • 走行距離=609.4km

残念ながら「下北半島~津軽半島・全海岸線コンプリート」は達成できなかった。このところどころ端折ったコースで、しかも15分以上の休憩は一度もしていないが、それでも津軽半島先端から先は日没後だった。

やっぱり、早朝4時には出発しないとダメだね。

*1:約10年間いっしょに仕事していた元上司