ツーリング:2013/10/10:富山県入善町(行き)

あまりにも仕事がヒマで、上の人間にまで「休んだら?」と言われる始末。

そこで、貴重な有休を2日も使うことにする。

せっかくの平日休みだが、長時間高速に乗って遠くに行く気にもならないので、比較的近場で、ただ近場じゃつまんないので、初めての”ソロ”キャンプを決意。

まあキャンプなんて憶えている限りじゃ小学校入る前に家族で行った記憶しかないんで、キャンプ自体がほとんど初めてみたいなもんなんだが。

あとは、前回自分の甲斐性のなさ(たかだかビジネスホテルに二泊しただけで「随分カネ使っちゃった感」がずっしり)に辟易したので、宿泊費をケチろうって思いも、無きにしも非ず。

キャンプ場選び

キャンプ場をどこにするか、さんざん迷ったが、

  • 遠すぎず近すぎず
  • 料金は安め
  • できれば海沿い

ということで、富山県は入善町、「園家山キャンプ場」に決定。

http://www.random-e.com/user/nyuuzen.htm

 

先を急ぐつもりが、つい

前日に準備をほとんどしていなかったため、出発が9時を過ぎてしまったが、「まあ平日だから何とかなるかな」なんて甘く考えていたら、環八は土日と変わらぬ大渋滞。

ファミリーカーは少ない代わりに、お仕事トラックが多いのだ。

あいかわらず思慮が浅い。

 

練馬ICへの到着が10時20分頃になってしまったが、さすがに関越道は空いていたので、順調に距離を稼ぐ。

 

谷川岳PAも、平日はガラガラ。f:id:ToshUeno:20131010115826j:plain

が、高速道路の退屈さに嫌気が差し、「新潟の田舎道を通ってから海沿いを行くか・・・」と、ついいつものクセで小出ICで降りたものの、ふと到着時刻に不安を感じ、カーナビをチェック。

 

すると、一般道経由ではキャンプ場への到着予想時刻が17時頃になるとのこと。

・・・なにしろ実質初キャンプ。

当然テントを張るのも初めてなので、テントを張り終わる前に暗くなるのは避けたい。

 

仕方なく、また小出ICから関越道に戻る・・・相変わらずムダばっかり。

自分のアホさ加減に嫌気が差すも、なんとか気を取り直して、ガラガラの関越道から、さらにガラガラの北陸道に抜ける。

 

給油のため寄った名立谷浜SAも、人がいなくていい感じ。f:id:ToshUeno:20131010141941j:plainf:id:ToshUeno:20131010141919j:plain

そして、親不知ICで降りる。

 

日本海沿いのグネグネ道(国道8号線:「先ヶ鼻洞門」の辺り)を堪能・・・したのは一瞬で、あっという間にデカいトラックに追いついてしまい、その後はすり抜けもせず、おとなしくトラックの後をのんびり走る。

 

途中の朝日町にあるコメリで、虫除けスプレーとシャンプー&リンスセットを買う。f:id:ToshUeno:20131010151321j:plain空が青いわ・・・

 

園家山キャンプ場のおばちゃん

で、15時半頃、キャンプ場に到着。

想像していたより狭く、テント場である松林も起伏が結構あって、“初キャンプ地”としてはいまいちな感じだったが、他を探す時間はもうないので、予め調べてあった申込先に予約の電話をする。

 

電話でもかなり感じが悪かったが、キャンプ場のすぐ横にある「勤労青少年ホーム(・・・っていうのがそもそも何の施設なのかよくわからないが)」のおばちゃんの応対は、充分気分を害するものだった。

地元の地方公務員なのか、ただのパートなのか知らないが、いわゆる一昔前の「お役所対応」である。

なのでつい、「あなた随分感じ悪いですね。ちょっと改めた方がいいんじゃないですか?」と、やさしく説教してしまった。

おばちゃんは悪びれる様子もなく、「そうですか?いつもこんな感じですけど?」なんて言ってた。

今日日、川崎辺りでも役所で不快な思いをすることはまずないが、田舎の役所は今でもこんな感じなのだろうか。

いくら「キャンプ場はタダ」だからって、あんな態度ではねえ・・・。

 

キャンプには来たけれど

そんなこんなで気分を害しつつも、せっかく早めに来たので、気を取り直してテントの設営に入る。

始めるなりすぐ、虫除けスプレーをモノともしないヤブ蚊に思いっきり左頬を刺されて萎えたが、予想よりはスムーズに作業できて、ひと安心。f:id:ToshUeno:20131010165431j:plainf:id:ToshUeno:20131010165457j:plainぽつーん

 

が、持参の道具はテントとシュラフとマットとランタンしかないため、テントを張り終えたら他に何もすることがない。

料理の準備とか、たき火とか、”キャンプっぽい”ことを。

 

なので、日本海に沈む夕陽を1年ぶりに見た後は、f:id:ToshUeno:20131010165634j:plainf:id:ToshUeno:20131010171141j:plainf:id:ToshUeno:20131010171458j:plain

調べておいた銭湯に向かう。

・・・が、

  • 新浜鉱泉観音湯
    富山県下新川郡入善町下飯野1704-1

この住所には、フツーの住宅しかなかった。

近所に立ち話してるおばちゃんもいたが、盛り上がっている井戸端会議の腰を折る勇気も無く、とっととあきらめて街へ向かう。

 

入善町の観音湯

入善町の街中は、それなりの”田舎の”商店街だったが、銭湯がそう都合良く見つかるはずもない。

ダメ元でカーナビで検索してみたら、ジャンル検索にちゃんと[銭湯]があるじゃないの・・・

駐車場が1台分空いてたが、地元の方々がひっきりなしに来ていたので、一応気を遣って路駐する。

入浴料\400を払い、\150でボディシャンを買い、久々の公衆浴場へ。

ジャグジーが気持ち良かった~

 

おっさん+じいさんのだらしない裸を見ててもしょうが無いので、さっさと銭湯を後にし、コンビニで酒と飯を買い込み、キャンプ場に戻る。

 

いつものコンビニ飯

夕方、ハイエース(キャンピングカー仕様?)でキャンプしてた家族連れは、いなくなってた。

 

誰もいない真っ暗闇のキャンプ場に浮かび上がる炊事場の横で、晩飯。f:id:ToshUeno:20131010192517j:plain

つっても、いつもと変わらぬ”コンビニ飯”だが。f:id:ToshUeno:20131010190617j:plain

それでも、このナントカ汁は、けっこうウマかった。

ミラーにコンビニ袋引っかけて持ってくる間に、汁がだいぶこぼれちゃったけど。

 

いつものヨッパライ

ちょー空きっ腹のため、ビールとハイボール各1本ずつで充分酔っ払ったが、またつい勢いでチューハイも買ってしまったため、真っ暗な、黒色以外は何も見えない海を”眺めて”感傷に浸りながら、またつい一気に飲んでしまう。

 

トイレ行くついでにバイクの無事を確認して(って誰もいないし来てないんだけど)、f:id:ToshUeno:20131010195059j:plainぽつーん

 

他にやることも、キャンプを”楽しむ”道具もスキルもないので、21時過ぎにとっとと就寝。

と言っても、テントに寝るのなんて、憶えている限りでは数十年ぶり、背中は痛いわ、寝袋は窮屈だわで、なかなか寝付けず。

加えて、3本目のチューハイがやはり余計で、ちょっと胸焼けがする始末(トシだねえ・・・)。

 

・・・それでも、午前1時頃目が覚めて、「少し眠れた」ってことに気がついた。

 

  • 走行距離=500kmちょっと(チェックし忘れ)