ツーリング:2013/12/31:伊豆半島一周

なんだかんだでツーリングもせず、気づいたらすっかり年末。

日本の年末と言えば冬。冬は寒い。冬は雪が降る。
寒いだけならまだしも、雪が積もるとバイクはまともに走れない。

少なくとも、大排気量のクルーザーでは。

 

冬をナメるな

2、3日前だったかのニュースで、「うどんを食いに行く」ってだけの理由で香川に行こうとした横浜CナンバーのGLのおっさんが、京阪神高速かどっかで大雪に降られ、レッカー車でバイクを運んでもらってた。

GLだから、M109Rなんかと違って寒風が当たらなくて快適なんだろうが、GLと言えども雪道は走れまい。

ファンキーな理由はナイスだが、おっさん、冬をナメ過ぎだ。

というわけで、オレは冬は遠出はせず、雪はもちろん凍結も怖いので、“海沿い限定”で、伊豆か房総、がんばって大洗辺りまでかな。

そんなこんなで、2013年締めのツーリングは、「伊豆半島の海沿いを一周するコース」に決定。

もう何度も通っている“練習コース”だが、伊豆は海沿いであれば凍結の心配はほとんどないし、他の場所をあれこれ調べたりする気力もないので。

 

冬の海

横浜新道~新湘南バイパス~西湘バイパスで神奈川を抜け、熱海海岸自動車道。f:id:ToshUeno:20131231091946j:plainこの道からの、冬の海の、キラキラ輝く水面を眺めてるだけで、神奈川有料道路三連発で冷え切った身体と萎えきった心が癒やされる。

伊東の、ハトヤとかの横を通った後は、川奈へ抜ける。f:id:ToshUeno:20131231100342j:plain

川奈方面の方が、クルマが少ないし道もいい感じにグネってるので、国道135号は通らずに県道109号を通る。

トイレもあるし、ベンチで休憩できるタバコ屋さん(←おばさんが超いい人)もあるし。

川奈などの一部を除き、東伊豆はクルマが多くて、なかなか自分のペースでは走れない。

下田あたりまでは、耐え忍びながら、淡々とクルマの後を走る(下手にトバすと、ゲスの極み組織・静岡県警にパクられるので)

そうしてようやく、裏(奥)石廊崎へ。ここはもう何十回も来ているが、やっぱり立ち寄る。f:id:ToshUeno:20131231115556j:plainトイレもあるし(やっぱなんだかんだ言ってもトイレは重要)。f:id:ToshUeno:20131231115528j:plain石廊崎はカネ払って(ってもバイクは¥100らしいが)駐車して、絶景まで歩かなきゃいけないが、ここはタダの駐車場からの景色がこんな感じなのも良い。

 

静かの海

南伊豆町入間。f:id:ToshUeno:20131231121122j:plain半島の先っちょに近いだけあって、ここはいつも風が強い。

だが、2年前の2月(311の少し前)に来た時、たまたま風が無くて、おそろしく静かで、なんとも言えない安らぎを感じて、30分程ここでぼーっとしてた。

あの感覚は、いまだに忘れられない。

その時(2011/02/26)の写真。上の写真と比べると、波がほとんど無いのがわかるだろう。f:id:ToshUeno:20110226134117j:plain

その後、何度となく来ているが、やっぱりいつも風が強くて、その時の感覚は未だに味わえていないのが残念ではある。

ちなみに、ハイシーズン(7-9月)にここに来て、バイクでさえ少しでも停めると、どっかからオヤジがすっ飛んできて、「駐めるんなら駐車料金払え!」って ”どやされる”から要注意だ。

 

丸山トンネルを抜けて

南伊豆町伊浜落居。丸山トンネルを抜けたところ。f:id:ToshUeno:20131231123140j:plainf:id:ToshUeno:20131231123111j:plain

こっちは、子浦。f:id:ToshUeno:20131231124316j:plain

f:id:ToshUeno:20131231124325j:plain海沿いの道の”自然”の風景だけじゃなく、脇道に入って、この辺りに住んでる人達の生活が垣間見える風景を眺めるのも、また良い。

ミニバンに乗った家族連れ(ぱっと見、三世代)が、ここの旅館に泊まりに来てた。

大晦日にこんなとこに泊まるなんて、なかなかツウだねぇ。

・・・なんて独り寂しくツブやきながら、国道136号をさらに沼津方面に向かって進む。

 

富士山が見たい

雲見辺りまで行くと、駿河湾越しに富士山が見える・・・

はずが、クソさみいにも関わらず、雲見では富士山はほとんど見えず

「駿河湾越しの富士山」も、伊豆半島海沿いツーリングの楽しみのひとつ。

こんな感じ(撮影日:2011/12/18)ね。f:id:ToshUeno:20111218161750j:plain

それが全く見えないので、テンションだだ下がり。

沼津市戸田(へだ)の、いつも富士山がよく見えるポイントでもこんな感じ。f:id:ToshUeno:20131231140848j:plain<iframe src=

ここは手前のホテルがじゃまなんだが(すいません)、他の撮影ポイントと違って”ヒトケ”がほとんどないので、よく止まって写真を撮る。

この「いさば」に泊まれば、いい写真が撮れるんだろうけど。
 

地元のヤツっぽいクルーザー(車種は不明)に追いかけられつつ、沼津市井田へ逸れる。

ここでもやっぱり富士山はほとんど見えなかった。f:id:ToshUeno:20131231143934j:plain

意地でも富士山を撮ろうと、西浦江梨でも停まってみるが、やっぱりこんな感じ。f:id:ToshUeno:20131231150103j:plain

ま、しょうがないわね、こればっかりは。

日頃の行いがよほど悪いんだろう。

 

終点

伊豆半島一周の”締め”は、これまたいつもの長井崎で。f:id:ToshUeno:20131231152219j:plain

最後まで富士山はあんまり見えなかったけど、この高台から見る景色は大好きだ。f:id:ToshUeno:20131231152117j:plain

さらにしつこく、2年前(2011/12/24)の写真。長井崎の低い位置から。f:id:ToshUeno:20111224164114j:plainこんな感じを期待してたんだが・・・

帰りは、大晦日でクルマの少ない沼津市内を抜けて、沼津ICから東名へ。

 

そしていつもの渋滞

大晦日だから東名も空いてん・・・なんてことはぜんぜんなく、やっぱり秦野中井ICの手前辺りから、いつもどおりの事故渋滞。

クルマの方々につき合う気はハナからないし、すり抜けも疲れるので、秦野中井ICでとっとと降りて神奈川県道71号へ。

そして西湘バイパスに入ってからは、行きと全く同じ経路で、順調に帰宅。

7時50分頃出発して18時15分頃帰宅と、わりと早めに帰ってきたつもりだったが、すっかりカラダは冷え切ってた。

電熱系欲しいな~・・・ま、この冬も買えないけど。

  • 走行距離=436.2km
  • 給油(1)=13.29L / ¥2,180(燃費16.7km/L)@稲取
  • 給油(2)=10.68L / ¥1,698(燃費16.0km/L)@沼津 ・・・燃費わりいなぁ