「二輪車にABS義務づけ」の件

2018年って・・・まだ先の話だね。

タイトルも「～義務づけ」じゃなくて「～義務づけへ」とするべきだろう。

役人によって”義務にされる”のは違和感があるし、「メーカー何やってんだ」って感じだが、二輪車にこそABSは付けるべきだと思うので、歓迎すべき話ではあると思う。

私自身は、体力的に果たして2018年まで乗れてるかどうかは心許ないが。

ネット上の意見もいくつか見たが、確かに「フルブレーキング→車輪ロックによる事故」なんて、割合としては少ないと思うので、事故の減少にそれほど寄与するとは思えない。

ただ、「？」って意見も多々あって、例えば、以下の2つ。

「車両価格が上がってますます二輪車が売れなくなる」

現在でも標準装備の車種は増えているし、4年後にはもっと普及しているはずなので、ABS装備による価格差なんて、ほぼなくなるんじゃないだろうか。

「ハイテクになると下手なライダーが増える」

何を持って「上手い」と言うのかによるが、もしこう主張する人が「曲がらない・止まらないマシン（かなり極端だけど）を乗りこなす＝上手い」って考えてるのなら、「何時代の話？」と言いたい。

公道での「上手い」運転とは、「的確な判断によって周囲の状況に合わせたスムーズな走行ができること」じゃないだろうか。

であるなら、装備の充実によって「下手」になることは考えられない。判断すべき状況に意識が集中できるわけだからね。

まあとにかく、車輪がロックすれば転倒する可能性は高いし、その危険性を低減する技術はどんどん採り入れるべきだし、どういう形であれ、それが一般化することは喜ばしいことだと、私は思う。

もちろん、ABSが万能ではないのだろうが、メーカーの方々の努力によって、技術は日々進化していくのだから。