病床に伏す

仕事も割とヒマだったので、週初めから金曜日(12/26)は休もうと思っていた。

休んで、久しぶりにオートバイに乗ろうと考えていた。

どのみち土曜から9連休なんだが、土曜になると、Uターンラッシュが始まるので。

 

したら(りさこ)、前日・木曜の朝から、なんだか風邪気味。

午前中はまだ「休むのに都合のいい理由ができた」ぐらいの感覚だったが、時間が経つにつれてみるみる体調が悪くなり、帰る頃には全身にダルさを感じる程になっていた。

 

そして、12/26(金)は、オートバイに乗るどころか、座っていてもツラい状態までに悪化していた。

 

私はめったに風邪はひかない。バカだからだろう。

たまにひいたとしても、熱が出ることはまずない。

が、今回は数年ぶりに発熱し、最高値は「37.9℃」を叩き出した。

 

熱が出ると、今でも、二十歳の頃40℃近い熱が出た時のことを思い出す。

当時は兄貴と2人で住んでいたが、ケンカばかりで口もきいてなかったので、その時も意地を張って彼に助けを求めることはしなかった。

 

その頃(1987年)、「三鷹市牟礼」という東京の田舎の、周囲を畑に囲まれた3階建てに住んでいた。

その辺りは、今でこそ結構な住宅街になっているが、当時は畑だらけで、最寄りのコンビニまで自転車で10分近くかかった。f:id:ToshUeno:20110813120823j:plain

40℃近い熱があるので、喉が渇く。

が、水道の水は、田舎から出てきて間もない人間には、マズくて飲めたモンじゃない(今でも東京/神奈川の水道水は飲まないけど)。

 

立つのもやっとなのに、自転車に跨がって、必死の思いでコンビニを目指す。

「命の水=アクエリアス」のペットボトルを買い、途中で古びた薬局があることに気づく。

「熱でフラフラ」の旨を薬局のおばちゃんに伝えると、

「そんなの、ユンケル飲んで、熱めの風呂に入って汗出せば、一発で治るよ」

と言う。

 

今でこそ「熱が出てもむやみに冷やさない」っていう対処法は一般的だが、当時はまだ「熱が出たら薬飲んで冷やせ」っていうのが定説だったので、おばちゃんの主張はかなり斬新だったが、それを否定するだけの持論も根拠も気力もなかったので、言われるがままに結構高めのユンケルを買い、言われたとおり風呂に入ってみた。

 

したら(りさこ)、若いせいもあったのだろう、おばちゃんの言うとおり、一発で完治した。

 

それ以来、今でもたまに(5,6年に1回ぐらい)熱が出ると、ユンケルを飲むようにしている。

今回は、頼まなくても、かみさんがユンケル黄帝ロイヤルを買ってきてくれた。

 

さすがに、「現代の常識」として、発熱時の入浴がいいとは思えないので、風呂には入らない・・・一応検索してみたが・・・

このページに「入浴して良いか否かの判断基準」として

  • ひどい悪寒や全身の倦怠感はなく、元気がある

とあったが、熱があるのに「元気がある」なんてことがあるんだろうか?(少なくとも私はない)

 

そんなこんなで、12/26は丸一日、翌12/27も夕方まで寝込んでいた。

寝てばかりだと、腰と首が痛くなって仕方ない。

 

ま、何が言いたいかというと、

  • 病気になると、家人の有難みが身に染みる
  • 熱が出た時は、ユンケル(またはそれに類する物、最低でも\1,000以上のヤツ)が有効

ってこと。

 

そして、ただの風邪とは言え、病気にならないに越したことはない。

何はともあれ、健康が、一番だ。