ツーリング:大洗で大笑い(前編)
大洗について思う
Wikipediaによると、大洗町の発足は1954年であるらしい。
街頭テレビのカラテ・チョップが白熱していた大昔から数多の人々が口にしたであろう、この古典的なギャグをタイトルに書きたくて、大洗に行ったわけではない(いや、半分はそうなんだけど)。
以前 id:masatdm1951さんにいただいたコメントの「大洗の砂浜にタンクバッグ置いたら砂鉄が鬼のように付いてタンクがジャリジャリ」という微笑ましいエピソードを読んで、久々にその地名を思い出した、ということもある。
私にとっての大洗は、「20年以上前、当時いっしょに暮らしていた人とオートバイで何度か旅行に行った場所」なのである。
今は絶対にやらない”2ケツ”で、当時二人乗りのオートバイは高速道路通行禁止だったので、ずっと下道で。
当時はVFR400Zという、今乗っているM109Rに勝るとも劣らないマイナーマシンに乗っていた。
あまりに昔のこと過ぎて、乗っていたオートバイ以外は、なんにも覚えていないけど。
潮来の伊太郎
「潮来」に来ると、「いたこーのいーたろーーちょっと・・・みー・・・ なーれーばー・・・だったっけ?」と、思わず「潮来笠」を口ずさもうとするけれど、”ちょっと”以降の歌詞が思い出せない人は私だけではないだろう(歌詞を確認したら合ってた)。
そんな股旅曲(マタタビ曲ってなんだよ(笑))の金字塔「潮来笠」で全国的に有名な?潮来市に東関東道でバビュンと直行し、道の駅いたこで休憩。平日なのにけっこう広めの駐車場が、8割ほど埋まっていた(※オレ感覚)。
「クルマの割に人すくねーなー」と思ったら、人々はこの建物の中で買い物やら食事やらしていたらしい。まだ暖かいわけじゃないし、そらそうか。例によって人が集まっているところは避け(トイレ以外の建物には一切入らずに(笑))、外で伊藤園謹製「大納言しるこ」を飲む。「甘いもん摂った方がアタマがシャキッとするだろう」的な甘い考えで甘いモン飲んだら、想像の3倍ぐらい甘くてマイった。
伊藤園さん、このスープ缶、全国全ての自販機に置いてくんないかなあ。
ルート51
まだ1代目_M109Rに乗っていた数年前、この道が好きだった。なんとなく走りやすい、なんとなくいい雰囲気、なんとなく、なんとなく・・・で、明確な理由は何もなかったのだが。
その当時から比べれば(※あくまで自分比)、全国のいろんな道を通った今となっては、なんてことないフツーの国道なんだけど。
ただ、”51”って数字が付いてるだけで、なんとなく良く思えることは確か(やっぱり、”なんとなく”)。
私が一番好きな野球選手である、イチローさんの背番号だから。
今年から51番に戻ったことだし、どうか活躍して欲しい(監督さんは試合に出して欲しい)。
大洗マリンタワー
大洗と言えば、「大洗マリンタワー」なのである(私の中では)。
「oarai-mt.jp」なんて大仰なURLの割に、90年代後半にシロートが見よう見まねで作ったような、このホームページで萎えたとしても、大洗と言えば「大洗マリンタワー」なのである。
どーんどどーん
「○○と言えば□□なのである」なんて書いてるくせに、上に上ったことはないのである。
ということで、上ってみよう。
万券しか持ってなかったので、この古くさい券売機の見た目から「1万円札は使えねえだろ」と勝手に判断して、建物内で受付をしていたおネエさんに両替はできるか尋ねる。
「1万円札も使えますので・・・」
とニコやかに教えてくれた。ちょーかわいい。八重歯がステキ。歯並びが悪いのはキライだけど、アバタもエクボなのである。
よく見ると、確かに「全種類の紙幣を使用出来ます(原文ママ)」とあった。「全種類って・・・二千円札も?」と思って今写真を確認したら、横の方にちっちゃく「1万円・5千円・2千円・千円」って書いてあった。
スゴい。
かわいい女性に一瞬でも接して内心うれしくてしょうがないのに(童貞か)、キモいオッサンだと思われないよう、必死にすました顔を作っておネエさんに半券を切ってもらい、エレベーターに乗り込む。
「ああそうだ動画撮ろう」と思い出し、アワテてコンデジで撮影。
このエレベーター、ガラスバリはいいんだけど、てっぺんの方まで行くといきなり壁になっちゃう(※もっさいオッサンが映ってるのでカットしてあります)。
誰もが上りきるまで外を見ていたいはずなのに、ツメがアマいなあ・・・なんてな。
私と入れ違いで中年夫婦と、その後おにいちゃんが1人降りて行き、展望フロアは貸切状態だった。やたーーー!と思ってたら、1分もしないうちにおばちゃん四人組が登場。ちぇ。
それにしても、おばちゃんの集団っつーのはなんでああうるさいんだろう。
チケットに「感動いっぱいの空中散歩」なんて大仰なキャッチコピーが書いてあるけど・・・
・・・うーん・・・「ま、いい眺めだね」ぐらいかな。
スカイツリー(上ったことないけど)はもちろんのこと、東京タワーと比べるのも酷なので、同様に「地方にあるタワー」ということで、新潟にある「ばかうけタワー(通称)」の眺めと比べてみよう。(※この写真のみ撮影日=2012/05/13)
ちょっと、勝負になってないですね。しかも、こっちは”タダ”だし・・・って、自治体の規模も違うし、新潟と比べるのも酷か。
ここのいいところは・・・
①「さんふらわあ」の入出港シーンが見られる!横の護衛艦?ぶつかってんじゃねえの?
②巨大明太子が見下ろせる!コンセプト的には「アサヒビールの金色う○こ」のパクリか
・・・以上!
コンディションが良ければ富士山や南アルプス等が見えるらしいが、この日は何も見えなかった。
というわけで早々に飽きたので、真上からM109Rを確認して、
オバサマガタのくそデカい笑い声が響き渡る展望フロアを後にする。
ついさっき見下ろした場所から、見下ろした場所を見上げてみる(日本語ヘン?)。なんか展望台ごと、”発射”しそうだね(発想が子供か)
そもそも二輪車はここに駐めて良かったんだろうか・・・と、おネエさんに聞こうと思ったけど下心バレバレなのでヤメといた。
結局、印象に残ったのは「受付のおネエさんがかわいかった」ってだけだった。
それでも、やっぱり大洗と言えば、「大洗マリンタワー」なのである。
水族館へ向かう
大洗と言えば、大洗水族館(正式名称:アクアワールド茨城県大洗水族館(長い!))なのである。
そこに行くまでの各スポット?をご紹介。
取り急ぎ、「さんふらわあ」を近くで見たくて行ってみた。なんか近くだと船じゃなくてビルみたいで、あんまり面白くなかった。
「さんふらわあ」って、ガキの頃TVで流れてた「さんふらーわーさんふらーわー るーるるーるー(※”るーるる”はうろ覚え、というかテキトー)」ってリッチな雰囲気のCMで洗脳されてるから”豪華客船”みたいなイメージで見てしまうのだが(私だけ?)、ただのフェリーなんだよね。
「船で札幌か・・・優雅だなあ」
と思わなくはないけど、やっぱり私は、旅は自分でクルマ/オートバイを運転していたい(津軽海峡は船に乗らざるを得ないけど)。
一応、巨大明太子も近くで見てみた。改装中?らしく、手前の建設用シートがジャマ。
ま、平たく言うと、明太子屋さんです。
平日なのにけっこう賑わっていて、クルマがひっきりなしに入っていきました。
程なくして、大洗水族館に到着。「駐輪場」に駐車。もうこの大きさにも慣れてるんであんまり感じないけど、チャリンコに比べるとさすがにデカいね。
ちなみに、駐車場の入口に立ってるおじさんに二輪用駐車場の場所を聞いて、「(オートバイは)駐輪場でいい」ってことだったんで、ここに駐めました。
アホみたいに人が集まる土日祝日や、オートバイの”集団”の方々がどこに駐めればいいかはわかりません。
(後編につづく)