ツーリング:大洗で大笑い(後編)
おっさんひとり、大洗水族館へ
最近会社で不愉快な出来事があり、どうにもこうにもイラついてしょうがないのだが、近所のオリンピック鹿島田店のペットショップコーナーでアロワナを見てたら、そのゆったりとした、“しなやかな”動きを見ているだけで、自分でも驚くほど癒やされた。
一週間に3回も見に行き、店員さんと商談(笑)までしてしまった。
「アロワナ1匹(1尾?)でこれだけ癒やされるんだから、水族館になんか行ったら、今年いっぱいは全てが許せるぐらい平和な気持ちになるんじゃねえの?」
というわけで、着ブクレしたヒゲ面のおっさんがひとり、かなりの”場違い感”を感じつつ、大洗水族館に入場。
・・・たっ、たけえっす。
入ってすぐ、「大洗の生物水槽」がある。
デッカいのからチッチゃいの、速いのから“動かない”ものまでいろんな魚がいたけど、なんか結局、これが一番癒やされたかなあ。現地で「説明書き」を一切見てなかったので、(この魚なんだ?鰯じゃねえよな?)と思っていろいろ検索したら、こちらのページによると「マイワシ」とのこと。やっぱ鰯なんだ。
やっぱり、サメじゃ癒やされないし。こえーし。
写真の難しさ
それにしても、写真が上手く撮れない。
このクラゲも、こんな写真しか撮れないから悔しくてずっとカメラ構えてたら、最初は水槽の真ん中辺にいたのに、だんだん隅っこの方に(撮りにくい位置に)行きやがるから、「トゥーシャイシャイボーイか」と筋違いにツッコんでみたり。
コンデジ(Nikon S9500)のシャッタースピードが遅すぎて、まともに映らない。速くしたいんだけど、マニュアルで速くする操作ができなかった(恥)。やっぱりカメラも、もうちょっと真剣に取り組まないとダメですね(大げさ)。
横にいたオシャレなカッコの少女が「もー!ちょっとじっとしてて!」って叫んでた。魚たちに向かって。ビジュアルは全く違うが、私もオシャレ少女と同じ気持ちだった。
かと言って、こうも動かないヤツだと、全然おもしろくない。もうちょっとやる気出そうよ。明るい水槽なら、デフォルトでもキレイに写るのだが。こっちはスマホ(LG isai FL LGL24)で撮影。
茨城県民の日?
この写真の時は空いてたんだけど、
わらわら・・・
人が集まりだして・・・いま写真で見ると、それほどでもないんだけど。ガラガラ感を期待したけどアテが外れた、ってこと。
ジイさんバアさんはともかく、子供連れや高校生ぐらいのワカモノ達がやたら多かったので「茨城県民って今日休みなの?」と思って調べたら、「茨城県民の日」は11月13日だった(「県民の日=休み」かどうかは知らないけど)。
もう昔のこと過ぎて全然思い出せないのだが、今頃は期末テストの時期なんだろうか。
ペンギンさん、メシを食う
館内には期待した”ガラガラ感”がまったくないので、「ペンギン水槽」に逃避行。ここはまだ人がほとんどいなかった。
が、「ペンギンのお食事タイム(15:00)」が近づき、少しずつ人が集まり出す。「あーハラ減ったなあ」 「メシまだかなー」「メシだー」 「メシメシー」おネエさんの解説によると、主な餌は小さいアジで、必ずアタマから食べる(噛まずに飲み込む)とのこと。尾っぽから食べるとヒレやウロコがノドに引っかかるんだそうだ。
なぁるほどねぇ。ひとつ勉強になった。
水槽を囲んでる柵にしがみついて(笑)ペンギンさん達がメシ食うところをずっと見てたら、遠慮がちな高校生カップルがすぐ後ろにいたので、いちおう気を遣って退散。
おっさんひとり、水族館を後にする
UNIQLOのヒートテックソックスの上に、ラフロのウインドストッパーソックスを履いているためブーツがキツく、足が痛くてしょうがない(そもそも5分以上の歩行を考慮していない仕様)。
ラフ&ロード ウインドストッパーホットソックス 防風 防寒 透湿 ブラック フリー RR5870
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あと、人の多さばかり気になって、なんか思ったほど癒やされないし、さらに、老眼が進行してるせいか、暗い館内に眼が順応してくれず、魚たちがクリアに見えない(号泣)。
というわけで、わずか1時間弱で撤収を決定。
館内を歩き回ってる時、タンクバッグがジャマでしょうがなかったが、帰る頃になってコインロッカーがあることに気づく。あいかわらず調査不足+注意力欠如。
「みやげ物屋」も、けっこうなスペースと人員を割いていた。もちろん私は何も買わなかったけど。この隣に、結構ちゃんとしたフードコートもあった(客がけっこういたので、撮影は自粛)。
やはりこれだけの規模の施設を維持し、多くの従業員を雇用するためには、あの入場料も致し方ないのだろう(むしろ良心的かもしれない)。
海辺でコーヒーが飲みたい
夕暮れが近づき、最後の計画に移行する。
「海辺で夕陽を見ながら湯を沸かしてコーヒーを飲む」ってことがしたかったのである(照)。
国営ひたち海浜公園
二輪の駐車料金¥260。
「ま、しょうがないからカネ払うか」と思ったが、「閉門=16時30分」だって。早すぎ。
こらけっこう歩かないと、いい景色までたどり着けないね。
この日(2015/02/27)の開花情報。まだまだこれからって感じ。
足が痛くて歩きたくないし、そもそも閉門まで時間が全然ないので、トイレだけ借りて撤収。
一応、誰かに断ろうと(カネ払えって言われたら”交渉”しようと)思ったが、だーれもいなかった。
二輪車Pで撤収準備してたら1人のおネエさんがやって来たが、軽く会釈だけして上の写真に写ってる軽トラを軽快に操り颯爽と去って行った。
Coco!
肝心の場所は見つかっていないが、とりあえず茨城県民御用達の「Coco!」でおにぎりと”水”を買う。茨城県内(主に国道51号線沿い)でしか見たことないから茨城ローカルコンビニなのかと思ったら(んなわきゃない)、神奈川県内にもあった。横須賀と小田原に1店舗ずつ。そら知らねえわ。
ちなみに「Edy」は使えなかった(「iD」と「WAON」のみ)。 楽天Edyもまだまだですね。
妥協
イスもテーブルも持ってきてないので、「座れて、かつモノが置けるところ」を探す。
那珂湊漁港の端っこの、小さな公園を発見。”柵”が興ざめだが、そう都合良く「海辺にベンチ」があるはずもない。
海岸沿いをあちこち探し回ったが、結局、大洗水族館のすぐそば(那珂川河口を挟んでトイメン)だった。
ジェットボイル ZIP
なんでベンチが必要かというと、これが使いたかったから。
ソロツアラー兼ソロキャンパー(去年一昨年で計4回しかしてないけど(笑))である私が満を持して(≒ようやく踏ん切りが付いて)昨年秋に購入したキャンパー必須ツールだが、自宅内での「エアキャンプ(笑)」で使用したのみで、外で使うのは今回が初めて。
来たるべきキャンプシーズンに向けて、予行演習をしたかったのだ(元々BikeJINのキャンプセットを買っただけの”お手軽”キャンパーなので)。
この日はそれなりに風があったが、フツーにお湯が沸かせた(”真の”キャンパーの皆さんにとっては当然なんだろうが、これだけ風があるのに火が消えないってスゴい)。
コーヒー改め色つき水
「『フィルタ式のドリップコーヒー』って、カップに乗せて上からお湯かけないとダメじゃん。カップなんて持ってきてねえし・・・」
ってことに、袋開けるまで気づかなかった。ティーバッグじゃないんだから。「これでほっといたら味出てくるかな」と思ってしばらく待ってみたが、沸騰したはずのお湯があっという間に”水”になっただけで、ほとんど味しねえでやんの(当たり前)。
コーヒーじゃなくて、カップスープかなんかの方が良かった。そんなにコーヒー好きじゃないし(笑)。
あいかわらずの思慮の浅さ(むしろ皆無さ)に苦笑しつつ、「色つき水」を飲みながらCoco!謹製「ハムエッグおにぎり」を頬ばる。
ちなみに、このハムエッグおにぎりはウマかった。さすがCoco!売れ筋1位商品(※店頭POP情報)だけのことはある。
夕焼けと奇跡の一枚
夕暮れが近づく。”人工物”は興ざめだが、今から他の場所を探すのもめんどくさい。
ずっとカメラでウミネコさん達を追っていたら、奇跡の一枚をモノにする。ガキの頃、婆さんの葬式で親戚の婆様方の集合写真を撮ったら、地元(会津坂下町)の写真屋に「ウマい」と言わしめた私の、面目躍如である・・・
・・・ま、バシャバシャ連写したら、誰でも撮れるかもしれないけど。
「あー疲れた」
「よし、帰るか」
海猫たち さあもうお帰り
僕も砂を払おう
僕の影が消える前に
消える前に
海辺の夕暮れの定番曲(※オレ基準)・さださんの「夕凪」を(脳内で)リフレインしながら、帰り支度をする。ま、砂は払ってないけど。
東京の夜景
「東京の夜景をあなたに」みたいに書こうと思ったけど、この日は風が強くて、またしてもウインドジャマーが”ジャマ”になってしまった。
そもそも映像が”ブレブレ”で、さすがに3万円かそこらのカメラじゃ、夜、この速度域でキレイな映像を撮るってのは無理があるのだろうか。
ま、スカイツリー、”一応”写ってます(0:50あたり)。
冬のツーリング
冬は“物理的に”遠出は出来ない。いくら防寒対策をしようが、万が一雪が降ったらどうしようもない。
高校の時、大雪にもかかわらずチャリンコ(ママチャリ)で片道15km(会津坂下町→会津若松市)の学校に行ったことがあった。
ひとり「八甲田山」気取りである。ガキの頃からバカなのである。
当然、雪がボッコ付いて *1前に進むことができず、チャリンコを押し(むしろ引き摺り)ながら歩いて学校に向かった。2時間以上遅刻した。担任に、「おまえはバカなのか?」と怒られた。
そんな青春の甘酸っぱい?思い出を披露したのは、何も自分のバカさ加減を自慢したいワケではなく、「雪が降ってもチャリンコなら押して歩けるけど、車重400kg超 *2のクルーザだと、捨てて帰るか、他人に迷惑を掛けて持って行ってもらうしかない」ってことを伝えたかったのだ。
大洗にそれほどの絶景や、“快走路”がないことは知っていたので、私にしては珍しく、というか初めて、“有料の”観光施設を2箇所も廻ってみた。
ただひたすら走り続けるだけでなく、こういうツーリングもありかな、そもそも毎回毎回「伊豆の海沿い走りました」じゃブログに書くこともなくなるし(もう既にないし) ・・・
ブログ書いてるヨコで、かみさんが何度も「ひとりで水族館行きやがってぇ~あたしもどっか行きてえよ!」とやかましい。
こういうツーリングなら、クルマでいいじゃん、とも思う。
冬のツーリングは、悩ましい。
- 走行距離=341.0km
- 平均燃費=21.0km/L