ガソリンスタンドがなくなっていく(1)

PHV/PHEVで盛り上がる

id:wakumasaさんのところでPHV/PHEVの話で随分盛り上がって、いろいろ詳細に教えていただいた。wakumasaさんのアウトランダーPHEVもかなりいいクルマのようだが、私的にはPHVと言えばBMW「i8」なのである。
東京駅に程近いBMWディーラーの外から撮影 (2013年11月)。超絶カッコよかった。f:id:ToshUeno:20131126201409j:plainあまりのカッコ良さに、往来の眼も気にせずガラスにヘバり付いて(笑)撮りまくってしまった。これはまだコンセプトだが、限りなく近い形で既に市販されている。ま、お値段1,900万円超。買えるワケはないんだが。

そもそも”デンキ”がない

i8はお値段的に問題外としても、お金はなんとかなりそうな「i3」だろうが「プリウスPHV」だろうが「アウトランダーPHEV」だろうが、私はしがないチンタイ暮らし。「エンジン付き」とは言え、基本的に「コンセント」が必要なクルマは現実的ではない。やはり私のような境遇/住環境の人間は、化石燃料をジャブジャブ入れて、エミッションしまくりマクリスティのクルマ/オートバイに乗るしかないのである。

ガソリンスタンドがなくなっていく

そんなこと考えてたら、経産省(資源エネルギー庁)の地味な仕事が先日ニュースになったことを思い出した。

このページから「SS過疎市町村数の推移」表を勝手に転載。

SS過疎市町村数の推移
 平成24年度末平成25年度末平成26年度末
0カ所 7 8 10
1カ所 60 63 66
2カ所 81 81 96
3カ所 109 113 111
合計 257市町村 265市町村
(+8市町村)
283市町村
(+18市町村)

ガソリンスタンドが3カ所以下の市町村数は、「3→2年度前」は8つ増えただけだったが、「2年度前→昨年度」はその倍以上増えている。何の対策もせずにこのまま放っておけば、今後も加速度的に増えていくだろう。自称ロングツアラーの私としては、大変重大な問題である。

市町村別に見るSS過疎の状況

「『ガソリンスタンドがない/ほとんどない』市町村は具体的にどこなのか」も合わせて公表されている。

市町村別に見るSS過疎の状況(PDF)

私自身の実体験で言うと、この時↓の津軽半島から秋田県大館市に至る道のりでのあまりの「SS過疎ッぷり」には本当にまいった。

いわゆる「ビンボーランプ」の点滅を視界に入れながら、ガス欠の恐怖と闘いながら、何もない真っ暗な田舎道を走り続けるのは本当にスリリングだ。

二度と味わいたくない、これっぽちも楽しくないスリルだ。

(つづく)