GWツーリング2015:裏日本の海沿いを行く:3日目(2015/05/02)(2)
今週のお題「ゴールデンウィーク2015」
残念ながら本日より仕事が始まってしまって“一応”そっちもやらなければいけないので、(私にしては)盛り沢山であったGWツーリングの3日目は、昨日と今日と明日の3回に分けて書く。
昨日が「朝の部」で、今日は「昼の部」。
海沿いツーリングの楽しみ方
松江城でひとつ歴史を学んで満足したところで(大げさ)、また海沿いに戻ってツーリングを続ける。
“海沿い”ツーリングと言っても、当然のことながら海岸線に沿ってずっと道路が続いているわけではない。海沿いツーリングとは、「海」「山」「漁村」そして「幹線道路」、このリフレインなのである。
海
海から最も離れた地域のひとつである会津に生まれ、年に一度だけ親父に連れて行ってもらった海の思い出を大切にしながら私は育ったので、ただ海を眺めながら、ゆっくりクルージングするだけでシアワセになれる。
道の曲率が大きくても小さくても、海抜が高くても低くても、海面の「青」が視界にあるだけで、ツーリングに来た”意味”を感じることができるのだ。
山
海岸線を楽しんでいて、気づくとトンデモない山道に入り込んでいることがある。
山道の楽しみ方は、「スキルアップ」である(笑)。M109Rのような”曲がらない”バイクで、狭い山道をいかにスムーズに走るか。
ま、しょせんは自己流なので、いつまで経ってもウマくはならないのだが。
漁村
この写真のところで休憩していたら、地元のおばちゃんが通りかかった。
「こんちは~」って挨拶したら、「川崎から来たの~!? ええ~っ!?」と、私のオートバイのナンバーを見て驚いていた。私の期待どおりの、ナイスリアクションなおばちゃんであった。
そんな地元の方々とのささやかな交流(と言えるのか?)も、楽しみのひとつである。
幹線道路
ここでの「幹線道路」とは、内陸部を突っ切る一級国道やバイパス等を指す。例えば新潟県上越地方を通る国道8号のように、海沿いを通る幹線道路であればキモチいいのだが、残念ながらそういう場所は少ない。
内陸部を通る幹線道路は高速道路と同様に退屈極まりないので、できるだけ避けたいのだが、(方向音痴ゆえに)そこを通らないと先に進めない場合も多々あるのが、海沿いツーリングの難しいところである。
その他
案山子。
自撮り。
▼案山子&自撮りポイント。
ストリートビューのタイムスタンプは「2012年10月」となっているので、残念ながら案山子はまだない。現地では、カーブを曲がってきたら「え?あんな所に人が3人立ってる!?」とリアルに思った。
撮り鉄。
ここ「ゆうひパーク三隅」からの景色は、缶コーヒー「BOSS」のCMに採用されているそうだ(そう自慢気に書いたポスターが貼ってあった)。
確かに、「プレミアム鉄道」篇・60秒バージョンの13~14秒あたりに、その景色を見ることができる(※2015/05/07現在)。
(※既にリンク切れのため削除:2015/12/11)
出雲日御碕
これもまたいつものことだが、「出雲日御碕」については何も知らなかった。名前さえも。「日御碕」がなんて読むのかも。もちろん、「さき」の字がなぜ「山偏」じゃなくて「石偏」なのかも。
ちょうど下の地図の位置から、上の写真のように山間に光り輝く日御碕神社の拝殿・本殿を見ることができる。
出雲日御碕燈台は、世界灯台100選に選ばれるだけの魅力を湛えた、美しい建造物であった。
その燈台に至る道のカーブさえも、また美しい。
「スペシャルヒラマサ海鮮丼」を食す
前日は、
- コンビニのおにぎり+同サンドイッチ
- スープ代わりの100%野菜ジュース
- (そして、一番大事な)レッドブルまたはそれに類するモノ
という、ツーリング時の私の「テッパンメニュー」を、朝7時頃と午後3時のおやつの時間に2回食べただけだった(キャンプ場では、食欲がなくて何も食べなかった)。
まあ個人的には、体力が落ちないように栄養補給さえすれば食べ物なんて別になんでもいいのだが、2日連続で「おにぎり+サンドイッチ+野菜ジュース」だけってのも、いくら何でもあまりにあまり・・・である。
そんなことを考えながら出雲日御碕の界隈を歩いていると、食べ物屋さんがたくさんある。時間もまだお昼前ということで、どの店もまだ空いている。
よし、ブログのネタにもなるし、海鮮丼を食べてみよう。
というワケで、おじさんが「呼び込み」をしていた店に、入ってみることにした。
「ノーマル海鮮丼」が¥1,300。「スペシャルヒラマサ海鮮丼」が¥1,500。たかがキャンプ場に¥1,650も支払ったフトっパラな私である。¥200ぽっちの差なら、当然「スペシャル」を注文する。
▲「じゃらん」の旗に注目。意図せずアルバイト店員の少女が写りこんでいるが、まあいいだろう。
「ヒラマサ」って、最初は店の名前かと思った(笑)。
ん? でも店の名前は「まの商店」と書いてあるなあ。ああ、「ヒラマサ」ってのは、魚の名前か・・・って、これ常識? 47年と10ヶ月も生きてきて、初めて知った(恥)。
こちらのブログに「ヒラマサとブリの違い」の詳細な解説があった。
個人のブログっぽいが「魚屋」というご商売をされているようなので、勝手にリンクしてもいいだろう(と自己解釈)。
- ブリ
=魚体に厚みがある、頭が大きい、体側の黄色い線(はっきりしていない)、顔つきが険しい?等
- ヒラマサ
=魚体が平たい、頭が小さい、体側の黄色い線(はっきりしている)、顔つきが優しい等〔中略〕
こういった特徴を総合的に一目で判別しています。 結局経験ということでしょうか。
-ヒラマサとブリの違い : 魚屋のたわごと、ざれごと、ひとりごと
それにしても、「プロ中のプロ」が経験を積まないと見分けが付かないような違いを、区別する必要があるのだろうか。どっちも「ブリ」でいいじゃん、と私なんかは思ってしまうのだが。
まあそんな長年日本人が培ってきた“サカナ・カルチャー”へのイチャモンはともかく、ゴハンの熱でナマ温かくなった刺身は、正直あまりおいしくなかった。そしてなにより、メニューの写真同様「じゃらん」の旗をつけて欲しかった。
以前、冷やしラーメンに関する記事で
「冷たいラーメンにチャーシュー入れちゃうとチャーシューが固くなるから別盛りにしろ」なんて、グルメ(笑)ってめんどくせえな
と書いた。
海鮮丼こそ、刺身とゴハンを別々に盛り付けるべきだと思った(それだと“丼”にならないけど(笑))。
なんでかって、刺身って、冷たくないとおいしく無くないですか?《否定の連続》
(つづく)