山陰(裏日本)に行こう
先日「海の日」の日経朝刊に、「山陰(裏日本)マスター*1」の私にとって興味深い記事が載った。
外国人、山陰に来て
最下位県、誘客に動く 自然・神話…資源は豊富訪日外国人客(インバウンド)が最も少ない島根・鳥取両県が誘客に動き出した。外国人の訪問率は全国最下位クラス。新幹線のルートからは外れ、わずかな国際便が飛ぶだけなど一見すると不利な条件がそろう。
- 2015年7月20日 日本経済新聞朝刊
「最下位県」だの「資源”は”」だのと、随分失礼な見出しである。島根・鳥取両県にお住まいの皆様は、さぞかしご立腹のことだろう。
山陰の観光資源:日経篇
日経の記事に挙げられていた観光資源は以下のとおり。
- サイクリング等で自然の観光ルートを巡る「ジャパンエコトラック」
- 出雲大社・松江城に代表される歴史的建造物
- イオン松江ショッピングセンター(笑)
3.は、境港にクルーズ船で大挙して押し寄せてきた中国人が「爆買い」していった、という今どきありがちなお話。
ジャパンエコトラック
私が特に興味を惹かれたのが▼こちら。
自転車・カヌー・ウォーキング・登山などで鳥取県の「境港・皆生・大山」地域を巡るこのツアーは、私のみならず、多くの人が”ソソラれる”のではないだろうか。出典:モンベル | ジャパンエコトラック、始まります! |
今ではすっかりチャリンコを毛嫌いしている私だが、 高校の頃は毎日往復30kmをチャリンコ通学していた”元”チャリンカーなのである。あの大自然の中を疾走するのはさぞやキモチイイだろう。
カヌーも、「山田純さんがオートバイにカヌーを積んでツーリングしている」ことを知ってから、
ずっとやりたいと思っている(思ってるだけでなんら具体的な計画はないが)。
登山は・・・あんまり興味はないかな。
料金は東京発で「69,800円~88,800円」。チャリンコもカヤックも貸してくれるようだから、「まずは体験してみる」には打って付けだろう。
でも飛行機で行くのはつまんないな。やっぱりクルマかオートバイで行きたい。「ANA抜き」のプランはないのだろうか。
山陰の観光資源:私篇
参加したこともない(予定さえ無い)「ジャパンエコトラック」の記事だけではアレなので、「山陰マスタ-」としてのオススメスポットも書いておく。
鳥取砂丘
ベタ過ぎてすみません。でもやはり、砂浜がこれだけ”丘状”になっている場所は他にないので。
ここ鳥取砂丘には、時間と体力に余裕を持って来ることをオススメする。この丘を登って降りて波打ち際まで行くには、それらがないと難しい。私は両方持ち合わせていなかったので、早々にあきらめた。
松江城
祝・国宝、松江城。
松江城天守は、平成27年5月15日の国の文化審議会において、国宝に指定するよう文部科学大臣に答申がなされていましたが、同年7月8日の官報告示により、正式に国宝に指定されました。
中央に写っている「お茶席」も(ありがちではあるが)インバウンドな皆さんにはウケるだろう。
弁天湯
メジャースポットだけでは”マスター”の称号が廃るので、鳥取県米子市にある昔ながらの銭湯をご紹介。
シャワーのお湯が”ちょろちょろ”だったり、ロッカーのカギが閉まらなかったりと、イマドキの入浴施設としてはかなりアレなのだが、それらが笑って許せるほど鷹揚な気持ちにさせてくれる”郷愁”漂う空間である。番台のおばさんは元気だろうか。とりあえず元気で、ずっと元気でいて欲しい。
自然
上述の「ジャパンエコトラック」は、「大自然を観光資源に」というコンセプトの元に作られた企画である。
結局最後は「自然」に戻ってしまうのだが、東北には東北の、北陸には北陸の自然があるように、山陰には山陰の自然がある。どこもみな同じようでいて、どこもみな確かに違うのである。
・・・と、いろいろ書いたが、今のところ今年は山陰に行く予定はない。
だって、遠いんだもん(笑)
*1:川崎くんだりから去年・今年で計3回行き、都合4泊(すべてキャンプ泊)しているので、じゅうぶん”マスター”だろうw