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退職金を知らずに私は生きる

仕事 社会

光陰矢のごとし、ふと気づいたら60歳まであと十数年という年齢になっている。

私もいちおう、人に後ろ指さされない程度にはマジメに生きてきたのだが、常に行き当たりばったりで計画性のカケラもなかったので、齢50も近いというのに恥ずかしながら「資産」と呼べるものが何もない。

加えて、現在働いている会社には退職金制度というものがない。就業規則の「退職金」の項には「退職金は支給しない。」と、たった一言書き放たれているのみ。冷てえなあ・・・

 

当世退職金事情

世の中的には、どのぐらい退職金をもらえているのだろうか。

 

金融広報中央委員会の調査では50代の金融資産は1世帯当たり平均1124万円。60歳で退職し、大卒で勤続35年以上の平均退職金2156万円をもらっても、満額の年金が出る65歳まで5年間を無職・無収入でいると、日々の生活費だけで金融資産が1455万円まで減る計算になる。

- 2015年7月29日 日本経済新聞朝刊 「55歳で考える老後資金」

ふえ~・・・平均で2,156万だって・・・すげえなあ・・・

国家公務員の皆さんに至っては、


定年退職者 1万3463人 平均定年退職手当 2294.9万円
<内訳>
50~54歳 4954人 2127.9万円
55~59歳 769人 2732.7万円
60歳以上 7740人 2358.3万円

この記事にはきちんと内訳も書いてあって、国家公務員の定年退職者約13,000人の退職金平均額が2,294万円とある。

「農林水産省に入省した」と風の噂で聞いた、小中高と同級生だったサトー君も、勤め上げればこのぐらいもらえるってことか。「小学校の時に席を並べてたあいつが~」っていう昔のコミックソングを思い出してしまった。

まあ何十年も先のことを見据え、きちんと計画を立てて、努力を続けてきた人だけがもらえるんだろうけど・・・(※サラリーマンや公務員の場合は、です)。

 

周回遅れのレーサー

さらに先に引用した日経の記事では、「金融資産1,124万+退職金2,156万=3,280万円」あっても、5年間プータローやるだけで半分以下に減るって書いてある。

資産も退職金も一切ない私は、「悠々自適」なんて言葉は忘れて、一生働き続けなければならないわけだ。

まるで周回遅れのレーサーのように、パドックでRQに囲まれているトップレーサーを尻目に、延々と走り続けなければならない。

因果応報。天道は善に福し淫に禍す。

過去は取り戻せない。