M109Rで二輪のユーザー車検に行く:検査篇

前回のつづきで、ユーザー車検における、検査でのあれこれを書く。

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2年前の前回は、タンデムシートを付けていなかったために *1 「構造変更」させられたせいでスッタモンダがあったが・・・

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というわけで、いよいよ“メインイベント”へ

車検のメインイベントであるマシンそのものの検査を受けるため、M109Rに乗ってB棟に入る。川崎市陸運局の場合、オートバイは①コース(左端)と決まっている。

受検者が関わる(施設内の「フットスイッチ」やマシンを操作する必要がある)項目は、以下のとおり。

  • ブレーキランプ
  • ウインカー
  • ハンドルロック(ロックできるか否か)
  • ブレーキ
  • スピードメーター
  • ヘッドライト(光量・光軸)

排気ガスチェック等は、検査員が勝手にやってくれる。

コース全体はこんな感じ。ちなみに手前の・・・可動板?みたいなヤツは、使わない(「通過しろ」と言われる)。f:id:ToshUeno:20150817141306j:plain

B棟に到着したら、ひとりの検査員がトコトコやってきて、
「時間まで向こう(A棟)に戻ってていいですよ、これから休憩に入るんで」
と言ってくれたが、このままB棟で時間をツブすことにする。

なぜって、▼クソ豪雨だったから(笑)。
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B棟の屋根に雨音がけたたましく響く程の豪雨だった。

「(B棟に) 行っちゃっていいですよ」と言ってくれた *2、A棟「5:ユーザー受付」のおじさんに心から感謝した。もし開始時間に合わせてB棟に来てたら、一瞬でズブ濡れになってたところだ。

「待ち時間」は15分ぐらいあっただろうか。
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フツーに受検したら、こんな写真を撮る余裕はないので、かえって記念になって良かった。
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14時30分きっかりに検査員の皆さんが戻ってきて、さっき声をかけてくれたおじさんが、上記の各検査をテキパキと進めてくれた。

光量・光軸チェックでコケそうになる

最後の「光量・光軸チェック」は前回「×」だったので、無事「」が表示されたときは思わずガッツポーズしてしまった(※心の中で)。

あまりにうれしくて写真を撮ったのだが、カメラを操作するために片手を放してたら、タイヤが載っている「ローラー」がいきなり動いてタチゴケしそうになってビビった(笑)。

そのワリに、いまいちちゃんと写ってなくて(電光掲示板には「ヘッドライト(●)」と表示されている)、ガッカリ。
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そして、外の豪雨っぷりに注目▲。たまに乗ったかと思えばコレだよ・・・いかに「常日頃の行いが悪い」ってことだろう・・・(戒)。

検査まとめ

というワケで、「構造変更」のスッタモンダや、光軸チェックで「×」になった前回と違って、今回の検査は至ってスムーズに終えることができた。検査自体にかかった時間は15分強だった。

検査後は、B棟内の小部屋(総合判定室)に書類を提出して最終チェックをしてもらい、A棟に戻った・・・クソ豪雨の中を(号泣)。

 

全体まとめ

A棟に戻って、「4:受付・検査関係」 に書類一式を提出する。2年前の前回は、ここにいたおばちゃんが近年まれに見る無愛想ぶりだったのが鮮明な記憶として残っているが、今回はフツーに愛想のいいおばちゃんで安心した。

4分ほど待って「車検証」とナンバーに貼る「シール」を受け取り、すべて終了。
13時30分にA棟「5:ユーザー受付」に行ってから、約1時間15分ほどですべて終えることができた。

料金はこんな感じ▼。

種別 料金 備考
自賠責保険料 13,640 前日にレッドバロン川崎幸店にて更新
検査登録印紙+審査証紙 1,700  
重量税印紙 3,800  
申請用紙 20 登録番号申請書専用3号
  19,160  

前日のレッドバロン川崎幸店での「車検前点検だけ」の純粋な費用が約1万円なので、合計3万円弱ってところか。もし自分で点検できるインフラとスキルがあれば、2万円弱で済むことになる。

というか、定期点検を怠らない私のようなユーザーにしてみれば、「車検」ってのは何のためにやるのかさっぱりわからないが、まあこれも「社会システム」のひとつとして、甘んじて受け入れるしかないだろう。

自賠責保険料はその名のとおり「保険」なので払わざるを得ないとして、それ以外の費用は5,520円なので、まあそのぐらいならガマンして払いましょ、ってところか。

 

行きはヨイヨイ帰りはコワイ

さきほどまでの豪雨ってほどではなかったが、雨はいっこうに止みそうにないのであきらめて走り出す。まあ山口県から雨の中を帰ってきたときのことを思えば、距離自体は約200分の1なのでどうってことはない。

だがしかし。

川崎陸運局の周辺は、京浜工業地帯よろしく大型トラックやダンプがガンガン通っているのだが、クソ雨の日にトラックの真後ろを走るのはいろいろな意味で避けたい。

なので、その横をガンガンにすり抜けたら、排水溝が詰まっているのか、はたまた大型トラックの通り過ぎで路面が凹んでいるのか、一部の道路が冠水して「川」のようになっていた。

横のトラックにばかり気を遣っていて、まったく路面を見てなかった。ステップが完全に水に浸かったので、水深30cmはあっただろうか。その「川」が、20mぐらい続いていた(※オレ感覚)。
初心者なら、テンパって転ぶんじゃないだろうか。アブナイよ、あれは。早急に補修をお願いします。

そんな「川」を盛大に水しぶきを上げて走った結果、腹から下がビッショビショになってしまった *3

なんなんだよ ヽ(`Д´)ノ

ほんと雨はキライだ。

(この項おわり)

 

*1:M109Rはクルーザーなのにタンデムシートを外して、代わりにシートカウルを付けられるようになっている

*2:前回「書類篇」を参照のこと

*3:「モーゼの奇跡」みたいにマシンを中心に水たまりが二つに割れたのはちょっとおもしろかったけど