NETFLIXで「白い春」を観た
NETFLIX=フジテレビ系
「Hulu」は資本関係もある日テレ系であるのに対して、「NETFLIX」は言わばフジテレビ系であり、その連続ドラマが多くラインアップされている。
特に、フジテレビ火曜22時の、いわゆる「関西テレビ枠」のドラマが多い。
その中に、阿部寛ファンである私が、数年前好きだった連続ドラマがあったので、つい観始めてしまったら、止まらなくなってしまった・・・。
白い春
「白い春」は、2009年4~6月期にフジテレビ系で放送された連続ドラマである。全11話。
このドラマを、今日(2015年9月5日)一日をツブして、全部観た。いやぁ、1クール分のドラマを一気に観るってのも、けっこう疲れる(笑)。
「白い春」あらすじ
刑務所から出所した元ヤクザ・佐倉春男(阿部寛)は、偶然ひとりの少女・村上さち(大橋のぞみ)に出会う。その少女が、自分がスケープゴートになることで治療費を工面しようとした昔の恋人・高村真理子(紺野まひる)の娘とは知らずに。
その後、さちが真理子の娘、ひいては自分の娘だと春男は知るが、さちは生まれた時からパン屋の店主・村上康史(遠藤憲一)の娘として生活しており、「自分が本当の父親である」と言い出すことは決して許されない。
その姿は、あまりにも切なく、悲しい・・・。
「白い春」キャスト
阿部寛がとにかくいい。上述のとおり私は彼のファン、それもデビュー当時からのファンなので、どうしても”ひいき目”には見てしまうが、それを差し引いても、このドラマの彼の芝居はいい。
彼は濃い顔といいデカいタッパといい、強烈なビジュアルを持ちながら、日本の主役級の役者にありがちな「何をやっても『阿部寛』」ではない。刑事役をやれば「刑事」に見えるし、ヤクザ役をやれば「ヤクザ」に見える。そこが稀有だと思うのである。
子役の大橋のぞみもいい。表情だけで登場人物の感情を的確に表現できる、魅力的な”女優”だ。既に引退されてしまったのは残念だが、このドラマでは、すばらしい仕事をしてくれたと思う。勉強、がんばってください。
他にも、私が個人的に大好きな紺野まひる、がんばってはいるけれどもやっぱり”いい人”には見えない遠藤憲一、この頃はまだ新鮮な魅力に溢れていた吉高由里子、地味な役どころながら意外に芝居のうまい白石美帆など、決して「豪華キャスト」とは言えないが、ひとりひとりのキャストが、この悲しい話を支えている。
画像出典:Amazon.co.jp | 白い春 Blu-ray BOX
もし、まだ観たことがないという人には、ぜひ今すぐにでも観て欲しいドラマである。というのも・・・
今ならタダで観られるよ
NETFLIXでは「白い春」を始め、フジテレビ系で過去に放送された優れたドラマが、数は少ないが今ならタダで観られる(ま、元々はタダで放送されてたものだけど)。
私は解約せずに金を払い続けると既に決めているので、フジテレビ系ということで、個人的にはどうか「若者のすべて」をラインアップに加えていただきたいものである。
NETFLIXは、かなりイイ!
先日の「やっつけ記事」でも書いたが、NETFLIXのインターフェースはかなり優れている。
さすが、「動画配信の巨人(©日本経済新聞)」である。PS3/PS4でテレビ/ビデオサービスを利用している人には、ぜひ一度試して欲しい。そのインターフェースの優秀さに驚くと思う。
日本ではHuluより後発で、動画数もまだまだ少ないが、これから動画数は充実していくだろうし、契約者数等でもあっという間にHuluを追い越すだろう。
Huluも負けずにサービス向上に努めて欲しい。今のところはまだ、解約するつもりはないので。
それにしても、映像制作だけでなく動画配信サービスの世界でも、この国はメリケンさんに勝てないのかねえ・・・
(以上、敬称略)