やっぱりバスローブが好き
今週のお題「愛用しているもの」
貧乏人でもバスローブ
私はバスローブが好きである。
別に「舘ひろし」を気取っているわけではない。タオル地の肌触りが好きなのである。記憶にはないが、何らかの幼児体験が影響しているのだろう。バスローブに限らず、タオル系を身に付けていると妙に落ち着くのだ。
バスローブを最初に身に付けたのはいつだろう。はっきりとは覚えていないが、10年ほど前だっただろうか。結婚式かなんかの引き出物の、カタログギフトから選んだのが最初だった。
若い頃からずっと欲しかったのだが、「バスローブは金持ち以外は着用してはいけないもの」だと思っていたので(※しかもワリと真剣に(笑))、おとなしく「自主規制」していたのだ。
最初に手に入れた、薄いブルーのヤツがボロボロになって、数年前に「無印良品」製の白いヤツに買い換えた。
これはけっこう気に入っていたのだが、それゆえ、風呂上がり後にずっと着用して、そのままソファーに寝てしまったりするもんだから、ソファーに擦れる肩の辺りがボロボロになって、そのビジュアルが自分の現状を象徴するようで、いたたまれなくなって捨ててしまった。
新しいバスローブを買わなくちゃ
無印良品謹製の白いバスローブを捨てた後、夏の間からつい昨日まで、心の支えであるバスローブを失ったまま、寂しく暮らしていた。
いわゆる「バスローブ・ロス」である。
なぜ心の空白を放置していたかというと、やはりお気に入りの無印良品謹製のものが欲しかったのだが、現在販売されているそれは、「室内着」のくせに少々お高いので躊躇していたのだ。
それが、昨日の記事に書いたとおり、酒のチカラを借りてようやく手に入れることができた。ヨッパライは偉大である。
無印良品謹製・やわらかバスローブ2015年型
自分で着用した写真を撮ろうと思ったが、恥ずかしいのでヤメた。
何が恥ずかしいって、拙宅の中に、薄汚れたカーテンの前ぐらいしか背景にする場所がないのが恥ずかしいのだ。貧乏とは、かくも悲しいものである。
画像出典:やわらかバスローブ・L/ネイビー L | 無印良品ネットストア
サイズ感
現在、無印良品で販売されているバスローブは、昔のヤツより少し大きめである。Lサイズで、私の身長(約176cm)だとふくらはぎが隠れるぐらいの長さがある。いわゆる「ロングコート」と同じぐらい。
肩周り/胸周りも、だいぶゆったりとしている。余程のおデブさんじゃない限り、小さく感じることはないだろう。
両側にポケットが付いているのも便利。ま、私はほぼ使うことはないが、女性は髪留めだなんだと、風呂上がりに小物を使うことが多いと思うので、役に立つだろう。
生地
パイル地が”立っていない”というか、生地自体が薄い感じ。
この薄さゆえ、着る前は「寒いんじゃねえの」なんて思ったが、なかなかどうして、これがけっこうあったかい。肌触りもとてもやさしく、より一層、精神に安定をもたらしてくれる。
ちなみに、商品サイトには
パイルにコーマ糸を使用しているので、なめらかな肌ざわりが特長です。
なんて書いてあるが、「コーマ糸」がどんな糸なのか、フツーの糸とどう違うのかはまったく知らない。
色
「バスローブ=白系」という固定観念にずっと囚われていたが、あえてネイビーを選んだ。
この色がまた良い。何がいいって、汚れが目立たないところ。カレーの汁が撥ねても、この色なら問題ないだろう。
きたねえって?
衣類というものは、洗濯すればするほど痛んでいくもの。貧乏ゆえ、ようやく買った”高級”バスローブを、できるだけ長持ちさせたいのである。