やっぱりバスローブが好き

今週のお題「愛用しているもの」



f:id:ToshUeno:20151104170144j:plain

貧乏人でもバスローブ

私はバスローブが好きである。

別に「舘ひろし」を気取っているわけではない。タオル地の肌触りが好きなのである。記憶にはないが、何らかの幼児体験が影響しているのだろう。バスローブに限らず、タオル系を身に付けていると妙に落ち着くのだ。

バスローブを最初に身に付けたのはいつだろう。はっきりとは覚えていないが、10年ほど前だっただろうか。結婚式かなんかの引き出物の、カタログギフトから選んだのが最初だった。

若い頃からずっと欲しかったのだが、「バスローブは金持ち以外は着用してはいけないもの」だと思っていたので(※しかもワリと真剣に(笑))、おとなしく「自主規制」していたのだ。

最初に手に入れた、薄いブルーのヤツがボロボロになって、数年前に「無印良品」製の白いヤツに買い換えた。
これはけっこう気に入っていたのだが、それゆえ、風呂上がり後にずっと着用して、そのままソファーに寝てしまったりするもんだから、ソファーに擦れる肩の辺りがボロボロになって、そのビジュアルが自分の現状を象徴するようで、いたたまれなくなって捨ててしまった。

 

新しいバスローブを買わなくちゃ

無印良品謹製の白いバスローブを捨てた後、夏の間からつい昨日まで、心の支えであるバスローブを失ったまま、寂しく暮らしていた。

いわゆる「バスローブ・ロス」である。

なぜ心の空白を放置していたかというと、やはりお気に入りの無印良品謹製のものが欲しかったのだが、現在販売されているそれは、「室内着」のくせに少々お高いので躊躇していたのだ。

それが、昨日の記事に書いたとおり、酒のチカラを借りてようやく手に入れることができた。ヨッパライは偉大である。

 

無印良品謹製・やわらかバスローブ2015年型

自分で着用した写真を撮ろうと思ったが、恥ずかしいのでヤメた。

何が恥ずかしいって、拙宅の中に、薄汚れたカーテンの前ぐらいしか背景にする場所がないのが恥ずかしいのだ。貧乏とは、かくも悲しいものである。

f:id:ToshUeno:20151104235905j:plain
画像出典:やわらかバスローブ・L/ネイビー L | 無印良品ネットストア

サイズ感

現在、無印良品で販売されているバスローブは、昔のヤツより少し大きめである。Lサイズで、私の身長(約176cm)だとふくらはぎが隠れるぐらいの長さがある。いわゆる「ロングコート」と同じぐらい。

肩周り/胸周りも、だいぶゆったりとしている。余程のおデブさんじゃない限り、小さく感じることはないだろう。

両側にポケットが付いているのも便利。ま、私はほぼ使うことはないが、女性は髪留めだなんだと、風呂上がりに小物を使うことが多いと思うので、役に立つだろう。

生地

パイル地が立っていないというか、生地自体が薄い感じ。f:id:ToshUeno:20151104202940j:plain

この薄さゆえ、着る前は「寒いんじゃねえの」なんて思ったが、なかなかどうして、これがけっこうあったかい。肌触りもとてもやさしく、より一層、精神に安定をもたらしてくれる。

ちなみに、商品サイトには

 

パイルにコーマ糸を使用しているので、なめらかな肌ざわりが特長です。

なんて書いてあるが、「コーマ糸」がどんな糸なのか、フツーの糸とどう違うのかはまったく知らない。

「バスローブ=白系」という固定観念にずっと囚われていたが、あえてネイビーを選んだ。

この色がまた良い。何がいいって、汚れが目立たないところ。カレーの汁が撥ねても、この色なら問題ないだろう。

きたねえって?

衣類というものは、洗濯すればするほど痛んでいくもの。貧乏ゆえ、ようやく買った高級バスローブを、できるだけ長持ちさせたいのである。