乗り降り方法が変わってるクルマを集めてみた(2)
文化の日に飲んだくれたら、その前日にこのテーマで記事を書いたことを完全に忘れていた。
酒のチカラはコワイっす。
書こうと思ってたクルマがまだ何台か残っているので、つづきを書きましょう。
BMW Z1
クルマ好きなら大概知っているだろうが、そうでない人は知らないかもしれない。
このクルマ以上に、両脇のスペースが狭い場所に駐車しても、ドアが”開けられる”クルマはないだろう。
ま、開けられたからと言って、その狭いスペースから出られるかどうかは、また別の話だが。
BMW Z1 Doors Open Close - YouTube
つまり、両脇のスペースが例え1cm未満でも、ボディが収まりさえすれば、このクルマのドアは開くのである。
はたして、これ▼を「開いた」と呼べるかどうかはともかく。
画像出典:S2000オーナーが 爽快BMW Z1を試乗レビュー【ワンダードライビング】
シートバックの半分ぐらいしか見えてないし(笑)。よくもまあ、こんなんで市販したなあと、逆に感心してしまう。
企画~開発~製造~販売まで、数多の人の目と手に触れてきたと思うのだが、「これ、短いスカートはいてる人乗れねえじゃん」と、誰もツッコまなかったのだろうか。
ちなみに、”スリーサイズ”は
- 全長 3,921mm
- 全幅 1,690mm
- 全高 1,227mm
と、かなり小さめ。しかも5速マニュアル。お、そりゃいいねぇ・・・
いったいいくらぐらい出せば買えるのかしらと思って軽く検索したら、
ま、「販売期間 1989~1991年」で「総生産台数 8,000台」だったら、そりゃその辺で売ってるわけないか。
現行のラインナップを見渡すと、「i8」以外は手堅い感じしかしないBMWだが、この頃は随分”ファンキー”なメーカーだったのか、それとも、当時わが国はバブル景気絶頂期で、クルマも百花繚乱な時代だったので、それに負けじと、こんなおかしなクルマを発売したのだろうか・・・
・・・いや、当時はまだ、日本のことなんか相手にしてなかったか。
BMW イセッタ
ちょっと反則気味だが、三輪とは言え、クルマであることに違いはないので。
画像出典:BMW・イセッタ - Wikipedia
このクルマを初めて見たとき(※もちろん実車を見たことはないが)、どうやって乗るんだろう?と不思議だったが、その乗り方を見て、また驚いた。
フロント全体が、”ガバッ”と開くのである。そしてまた、ハンドルって、こんな造りで強度的には大丈夫なんだろうか。
画像出典:BMW中古車専門店スパークオート | BMWがイタ車のライセンス生産していたことがあるって本当?
ちなみに、稀代のクルマ番組「名車再生!クラシックカー・ディーラーズ」でこのクルマをレストアしたとき、身長2メートルはあるであろう大男、エド・チャイナ氏がこのクソ狭いコクピットに収まったのにも驚いた。
BMW Isetta Comes Home - Wheeler Dealers - YouTube
数多ある当該番組のエピソードの中でも、このエピソードは特におもしろい。クルマ好きなら、多少の金を払ってでも、視る価値はあるだろう。
・・・というわけで、ただの「まとめサイト」になってしまった。
やっぱり「独自の知識」がないと、こういうネタは成り立たないっすね(自嘲)。