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(株)エイブルはやっぱりダメな会社だった、でも・・・

2016年4月30日に引越をしてから、はや1ヶ月が過ぎた5月30日15時頃。

シビレを切らして、1ヶ月前まで住んでいた賃貸マンションの管理会社である株式会社エイブルの「入居者様様向けお問合せフォーム」に書込みをした。



 

お問合せフォームに書き込んだワケは

なぜなら、1ヶ月もの間、「敷金返済」に関する連絡が一向に来なかったからだ。住んでいた賃貸マンションの部屋はリフォームも済んで、賃貸情報がとっくに公開されていたにも関わらず、である。

ちなみに、「入居者様様向け」は誤字ではない。ボタンとしての画像に、実際に明記されているのだ。f:id:ToshUeno:20160531001844j:plain

「様」を2回繰り返すほどヘリクダっているくせに、肝心な連絡はよこさない。「様様」は、ただの“ポーズ”であることがよくわかる。

まあそれはともかく、以下のとおり書込内容は強気というか、ワレながら“傲慢”でさえある。

 

川崎市幸区にある「□□□□□」から、2016年4月30日に退去いたしました。
本日(2016年5月30日)で退去から1ヶ月が経ちますが、いまだに敷金返還についての連絡がありません。いったいどうなっているのでしょうか。
「居住期間=15年8ヶ月以上」ということで、ほとんどの備品の耐用年数は経過しているため、敷金は全額返還されるのが当然と考えております。
大至急、連絡および敷金を返還いただきますようお願い申し上げます。 

 

不動産賃貸業ほどロクでもない業界はない

こんな不遜な書込をしたのには理由がある。

過去の数度に渡る引越・退去の際、「大家や不動産屋というヤカラは、少しでも弱気な面を見せるとソコにツケ込んで不当な請求をしてくる」ということを学んだからだ。

例えば、いまから16年前、東京都多摩市の賃貸マンションを退去した際にこんなことがあった。

引越後の明渡しがすべて終わって、不動産屋の中年女性が当時の勤務先にやって来た。私の当時の勤務先が東京都多摩市で、不動産屋もすぐ近くにあったので、最後の“交渉”を勤務先でやることになったのだ。

不動産屋の中年女性は、やや横柄な態度で言った。

「敷金とは別に、リフォーム代として2万5千円払ってください」

つまり、敷金を1円たりとも返さないばかりか、それ以外に2万5千円を払えというのだ。

私はキレた。小さな超零細企業には誰もいなかったので、何の遠慮もなくその中年女性を怒鳴りつけた。

なぜなら、多摩市にあったそのマンションは、「これホントに鉄筋コンクリートなのか?」ってほどに上階の生活音がダダ漏れで、不快極まりなかったからだ。そんな低品質なマンションをシガない小市民に提供しておいて、本来は全額顧客に返すべき金を返さないばかりか、自分たちが負うべき金を顧客に払わせようとする、そんな傲岸不遜な態度がガマンならなかったからだ。

私のあまりの剣幕に恐れをなしたのか、不動産屋の女性は大幅に譲歩し、“リフォーム代”である2万5千円を取り下げ、「1円も返さない」と言っていた敷金を全額・・・とはさすがに行かなかったが、その半分を返してくれることになった。

もちろん、私はただキレたわけではない。その賃貸マンションの低品質ぶりをコト細かに列挙し、リフォーム代の不当性を指摘しながら、「フザけたことヌカしてんじゃねえぞ」とキレたのである。

この東京都多摩市の一件以外にも、「リフォーム代を払え」と言ってきたヤツに反論して取り下げさせた例はあるが、それが本題ではないので割愛する。

要は、「大家や不動産屋など、不動産賃貸業に関わっている人間には、弱い立場である店子から金をムシり取ろうとするヤカラが多いので、退去時などの交渉の際にはキチンと理論武装して、かつ強気で行きましょう」ということが言いたいのだ。

 

(株)エイブルは、客から言われないと何もしない会社

(株)エイブルの「入居者様様向けお問合せフォーム」に書込みをした翌日の5月31日(火)は、何のリアクションもなかった。やはり(株)エイブルは、クソ会社なのか。書き込んだ時間が15時頃なので即日とは言わないが、せめて翌日に連絡することはできないのだろうか。

さらに翌日の6月1日(水)、ケータイの着信履歴上は15時37分に、ようやく連絡があった。

が、当日はたまたま外勤で、自分のガラケーを手元に置いていなかったために気づかなかった。留守電には「また後程連絡します」というメッセージが残っていたが、結局その日も、その翌日・6月2日(木)も連絡は来なかった。

(今日も連絡が来なかったら、明日(土曜日)直接店に行ってやるか)なんて考えていた6月3日(金)の17時28分、ようやくケータイがブルブルと震えた。

 

拍子抜け

超個人的な話、かつ話の内容によってはキレる必要もある(笑)ので自席を離れ、電話に出た。

 エイブル「の敷金の件でご連絡差し上げました」
 私「あー、はい」

 エイブル「大家さんから連絡がありまして、『敷金を全額返済する』とのことですので」
 私(え!?まじで!?)「あ・・・そうですか・・・ありがとうございます」

「敷金は全額返還されるのが当然」なんて強気な書込みをしたものの、まさか素直に全額返してくれるとは想像していなかったので、拍子抜けであった。

 

破損箇所はあったが・・・

なぜ拍子抜けしたかと言うと、15年8ヶ月と2週間も住んだということで、さすがに破損箇所もいくつかあったし、川崎最後の記事▼にも書いたとおり床がかなり汚れていたので、

toshueno.hatenablog.com
「修理代やハウスクリーニング代を請求されるだろう」と予想していたからだ。

ちなみに、大きな破損箇所は以下の2つ。

  • トイレのドア
    かみさんが蹴っ飛ばした(笑)とかで(理由は不明)、直径5cm程の凹みがあった。
  • 洗面台
    私がローションか何かのビンを誤って落としたら、思いっきりヒビが入ってしまった。引越を決めてからホーロー専用のパテで修復を試みたのだが、シロートよろしく、完全な失敗に終わった。

もちろん、この2つは退去時にリフォーム屋のおじさんに申告済である(ま、黙ってたところで、ヒト目でバレるし)。

ただ、もしこの2つの破損箇所で修理代を請求してきたら、上の過去記事でも引用した▼この記事内の「耐用年数」を引合に出して、反論しようと考えていた。

www.kurachic.jp

  • トイレのドア=耐用年数 8年
    トイレのドアは、ペラペラの合板製のありがちな物だったが、「主として金属製機器以外の家具(書棚、たんす、戸棚、茶ダンス)」に含まれるだろう。
  • 洗面台=耐用年数 15年
    洗面台はちゃんと「便器、洗面台等の給排水・衛生設備・主として金属製の器具・備品」と名称で明記されているので間違いない。15年以上住んでて良かった。

暮らしっく不動産」の記事によると、

   東京の賃貸物件は「退去時のハウスクリーニング代は入居者の負担」という契約がほとんどです

とのことだが、入居時と合計7回にも及んだ更新時の契約書をすべてクマ無く確認したところ、そういった文言は見当たらなかったので、この点でも「勝てる」と考えていた。

 

意外にも大家はまともな人間で、やっぱり私はアホだった

もちろん、面倒な交渉をせずとも敷金が全額返ってくるということで、安心したというか、うれしかったことに違いはない。

もし敷金返済でモメて、かつ上記の主張も受け入れられなかった場合は・・・。

当該賃貸マンションに引っ越したのが2000年8月中旬で、翌月の9月1日から計算しても、退去日の2016年4月30日まで15年8ヶ月、月数にして188ヶ月。
入居時から退去時までずっと家賃が11万円/月だったので、

  • 110,000円 × 188 = 20,680,000円

実に2,000万円以上を大家に支払った、という事実を切々と訴えるつもりだったのだが、そんな準備も徒労に終わった。

ま、人間としてまともな感覚があれば、2,000万円以上を受け取った店子から、さらに敷金まで搾り取ろうとはしないと思うのだが、そんな非人道的なことをするのが「大家」という人種である。
当該賃貸マンションの大家は、「金持ち喧嘩せず」を地で行く、まともな感覚を持った人間だったようだ。気が向いたら、菓子折のひとつでも送ってやろう。

一方で、こうして大家に支払った金額を改めて計算すると、「あと5年早く『家を買うこと』を決断していれば、住宅ローンの返済もラクだったのに」という今さらな思いが強くなる。

思慮の浅さは今に始まったことではないのだが、もう少し賢く生きられないものだろうか・・・。