Panasonic CN-G500Dを買った(1):新しいゴリラは“ただのゴリラ”で、サイクルゴリラではなかった
私は待った。ずっと待っていた。
Panasonicが、「サイクルゴリラ」の次期型を発売してくれる日を。
- オートバイ用ナビの決定版=Panasonic CN-MC02L
- モニター販売とは
- 「サイクルゴリラ」とは
- Panasonic謹製PND「ゴリラ」2016年モデル
- 落札価格は、25,000円
- 実際に手にしたCN-G500Dは・・・
- そして、トリセツには・・・
オートバイ用ナビの決定版=Panasonic CN-MC02L
パナソニック Gorilla SSDポータブルカーナビステーション 4.3v型 CN-MC02L
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2012/10/12
- メディア: エレクトロニクス
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長年愛用しているCN-MC02Lだが、いろいろ不満も多く、地図もだいぶ古くなり、 バッテリも死んで、使い勝手が悪くなってきた。
(年に数回とは言え)行き当たりばったりで知らない土地のキャンプ場や銭湯などに向かう際にも、スマホよりナビを頼りにしているので、目的地の情報が古くなってきたことも気になっていた。
そんな折、Panasonic Storeから「SSDポータブルカーナビゲーション【モニター販売】」の知らせが届いた。
モニター販売とは
「モニター販売」とは、CLUB Panasonic会員限定のサービスで、
- 新商品の発売前に会員に入札価格を募り *1、
- 入札価格の高い順に募集人数分が「当選」となり、
- 当選者の中でもっとも安い入札金額が「落札価格」となる
というシステムである。つまり新商品を、発売より少しだけ「早く」、かつ少しだけ「安く」手に入れることができるのだ。
ちなみに現在愛用している「CN-MC02L」も、2012年10月に落札・購入したものである。
「サイクルゴリラ」とは
(おっ!? 次期型サイクルゴリラ、ついに来たかな?)そんな期待を込めつつ、Panasonicからの発売予告を見てみた。
なお、「サイクルゴリラ」と、ただの「ゴリラ」の相違点は、
- 防水機能を持つこと
- 「自転車用」と謳っていること
である。つまり、“サイクル”という接頭辞が付くか/付かないかで、「オートバイ用ナビとして使えるか/使えないか」という大きな違いがある。
が、発売予告の内容を見ると、残念ながら「サイクルゴリラ」ではなく、フツーの「ゴリラ」であった。
Panasonic謹製PND「ゴリラ」2016年モデル
今年(2016年) 新しく発売された「ゴリラ」には、CN-G1000VD, CN-G700D, CN-G500Dの3機種がある。
CN-G1000VDとCN-G700Dは画面が「7インチ」でオートバイ用ナビとしては大きすぎるので対象外。私の購入対象は、ハナから「5インチ」のCN-G500Dである。
2016年モデルの最大の特徴は、
- 新交通情報サービス「VICS WIDE」への対応
- 道路マップ無料更新
なのだが、いずれも対応しているのは、最上位機種であるCN-G1000VDのみ。「地図が常に最新であること」が、PNDに対するアドバンテージであるスマホのナビアプリに対抗するためにも、「道路マップ無料更新」には対応して欲しかった。
まあそれはともかく、CN-G500Dの筐体を写真で見る限りでは、CN-MC02Lと大差ないように思えた。
(これはもしかすると、オートバイ用ナビとして使えるかも・・・)
時は2016年5月13日18時過ぎ、淡い期待を込めつつ、「入札金額=27,500円」でモニター販売に応募したのだった。
落札価格は、25,000円
入札から20日近くが過ぎた6月2日。Club Panasonicから「モニター販売当選」を知らせるメールが届いた。
おめでとうございます。
標題のモニター販売に当選されましたので、ご連絡申し上げます。
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会員ID xxxxxx
モニター応募商品 CN-G500D SSDポータブルカーナビゲーション
落札価格 25,000円(税込)
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「落札価格=25,000円」は、「24,800円~32,100円」と設定されたCN-G500Dの入札価格の最低ラインと、200円しか違わない。
つまり、そんな値段でも、わずか「募集人数=30名」に設定されたモニター販売に当選できてしまったワケだ。悲しいかな、今日日のPNDの“価値”なんて、そんなモンなのだろう。聞いたことのないメーカー謹製PNDなら、10,000円ポッキリで買えたりするわけだし。
まあいずれにせよ、安く買えるに越したことはない。ちなみに、価格.comでのCN-G500Dの最安値は、「28,905円」である(※2016年6月20日現在)。 kakaku.com
実際に手にしたCN-G500Dは・・・
そして先週末、待望のCN-G500Dが届いた。イメージしていたとおり、外観の雰囲気はCN-MC02Lに共通するものがあったが・・・。
まず、パッカーンとクチを開けたこの3つのジャック (端子) が、「防水ではありません」ということを主張している。
向かって左から、「ヘッドホン」「ブレーキセンサー」「DC入力」。
私の場合、オートバイ用ナビは“音声ナシ”で使用するので、「ヘッドホン」端子は不要。「ブレーキセンサー」は、クルマのパーキングブレーキスイッチに連動させるものなので、オートバイにはまったく無関係。
よって電源以外のジャックは、キャップを被せてしまえば良い。
テクノベインズ 3.5Φイヤホンジャック用キャップ(黒)つまみなし 6個/パック MJ35DCK-B0-6
- 出版社/メーカー: テクノベインズ
- メディア: エレクトロニクス
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電源は・・・ま、ドシャ降りの時はプラグを抜いて、これまたキャップを被せるしかないか。
ジャックにはキャップを被せられるが、この筐体上部にある「電源ボタン」はちょっと不安だ。若干“スキマ”があるようにも見える。
さらに電源ボタンの反対側にあるワンセグのアンテナ周辺も同様で、本体上部には何らかの“養生”が必要だろう。
そして、トリセツには・・・
取扱説明書の「やってはいけないこと」には、ちゃんと「水のかかる場所に取り付けるなよ」と書いてあり・・・
さらに、「自動車および歩行時以外(※自転車・バイクなど)には使用するんじゃねえぞ」とも明記されていた。
私のようにオートバイ用として使用するヤカラに対して、Panasonicとしては予防線を張っているわけだ。
というわけで、残念ながら“ただのゴリラ”に過ぎなかったCN-G500Dではあるが、それでも私は、オートバイ用ナビとして使用するのである。
そう、あくまでも「自己責任の原則」に基づいて。
*1:固定価格の場合もあるらしいが、私は見たことがない