ヤマハ・NMAXで始まる8輪生活(3):各部検証篇前篇

原付二種のスクーターとは言え、ひさしぶりに買った「新車」なので愛したい。愛するためには、NMAXのことをいろいろと細かく知る必要がある。

そんなわけで今回から2回に渡って、NMAXの各部分をひとつひとつ検証していく。

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収納スペース

シート下トランク

原付二種スクーターの必須要件であるトランクスペースは、日常生活を送る上での「道具」として使うぶんには、じゅうぶんな広さがある。

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SHOEIの「FREEDOM」を入れると、こんな▼感じ。
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ちなみにサイズはXL。頭デカいもんでよ。

さらにRSタイチの「クルー メッシュジャケット」を入れるとこんな▼感じ。
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メッシュジャケットとは言え、肩・肘・背中部分にソフトパッドが入っているのでけっこう嵩張る。今日 (2016年7月25日) 初めて通勤に使ったので、この2つを収納したのも初めてだったのだが、スペースにほとんど余裕がなく、シートを閉めるのにも少しだけ苦労した。

ちなみに、トランク内に「MAID IN INDONESIA」と明記されている。そのシールだけ若干曲がっているのはご愛嬌。
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東南アジアで製造されたからって今さら別に驚かないが、「時代も変わったなあ」と感じる部分ではある。

フロントポケット

フロントカウル左側には、「500mlのペットボトルを収納できる」とメーカーが謳っている「穴」が空いている。
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私は今のところ「拙宅←→駅」の片道10~15分しか乗るつもりがないので、この穴は使い途がない。駅の駐車場には屋根がないし、いちいちカバーをかけるワケにもいかないので、この穴には確実に砂埃が溜まるだろう。せめて、“フタ”をつけて欲しかった。

ちなみに右側にも、落としてもいいモノ (そんなモノがあるかどうかはともかく) なら置けそうなスペースがある。
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給油口

給油口は、足元にある。「シートを開けなくてもいい」というメリットはあるが、この低い位置はちょっと給油しにくいと思った。
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ま、タンク容量が「たったの6.6リッター」なので、給油作業は一瞬で終わるのだが。

さらに、給油口のキャップが「まるごと外れる方式」で、これが少々ハメにくい。
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ハマったときに“カチッ”という音や感触があればまだいいのだが、そういう気の利いた造りにはなっていないのも残念である。

 

足回り

フロントブレーキ

(原付二種にしては) なかなかリッパなブレーキが、フロントの足元を引き締めている。
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ブレーキキャリパーはもちろん1ポッドだが、「車両重量=127kg」で私の体重が現在60kg台後半、合わせて200kgにも満たない程度の質量を止めるにはじゅうぶんである。

まだ慣らし中ということで、スピードもせいぜい70km/hほどしか出していないが・・・おっと、それでもリッパな道交法違反か。ヤバいヤバイ。

リアブレーキ

リアがドラムブレーキでないところが、このNMAXの性格を表している・・・
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なぁんて思ったけど、ヤマハの125ccクラスは最廉価車種「アクシス トリート」を除いて、全部リアもディスクブレーキだった。

スイングアーム

これを「スイングアーム」と呼んでいいのかどうかわからないけれど、見た目的にカタチがカッコよく、かつかなりシッカリとした印象も受ける。
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全然目立たないパーツだが、これを見たとき、NMAXのことがより好きになった。

リアタイヤ

リアタイヤは13インチ、幅は130mm。DUNLOP製 (ScootSmart)。
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このタイヤがどのぐらい持つのか、値段はいくらするのか全然知らないが、よもやこれが1万円以上することはないだろう。

M109Rのタイヤみたいに、10,000kmちょっとしか持たないとか、前後交換すると7万円 (※工賃込み) とか、ほんと泣けてくる。

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ちなみに、四輪 (スカイラインクーペ) も大型二輪 (ブルバードM109R) もこのNMAXも、私が所有しているクルマ/オートバイはすべてダンロップ製のタイヤを履いている。「だからなんだ」と言われても、何も返す言葉はないのだが。

 

ヘッドライト

ロービーム

ヘッドライトは、ご存知のとおりLED。 日中でも、前方のクルマに当たる光を見て(おお~白い!)とうれしくなってしまった。

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ずっとハロゲンのまんまのM109Rのヘッドライトも、いい加減LEDとかにしたいなあ・・・なんて思いを強くした。

ハイビーム

ハイビームにすると、真ん中も光って「三眼」になる。ステキ。でも三眼ってだけで、光量自体はたいしたことない。その辺は、「しょせん原付二種だからね」という割り切りが必要。
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この写真だけ見ると、スーパースポーツに見えなくもない (スーパースポーツ乗りの皆さんすみません)。

そういう視点で見ると、どうせならミラーはカウルに付けて欲しかった・・・なんて思うが、実際はフロントカウルが小さいので、それもちょっと無理がある。

それにしてもこのミラーは、位置が手前過ぎて非常に見づらい。 

(つづく)