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「宅配クリーニングのリネット」のウソと不誠実を糾弾する

生活 衣服 サービス

「宅配クリーニング」でGoogle検索すると、業者ではいちばん最初にヒットする「リネット」(※2016/12/19現在)。私も2014年10月から、約2年間に渡って利用してきた。

送料や料金に対する不満をこのブログでも書いたことはあるが、概ね満足して利用していた。信頼していた。だがつい最近、その信頼を虚仮 (コケ) にする、信じられない出来事があった。



 

それはただの「ご案内」メールから始まった

11月12日(土)、汚れたワイシャツをダンボールに詰め、リネット宛に送付してから数日後、「お届け予定日のご案内」のメールが届いた。が、今回はいつもと少し様子が違っていた。

11月18日:「連絡事項(笑)」メールが届く

ぱっと見はいつもと同じ「お届け予定日のご案内」メールだが、タイトルに「※連絡事項がございます」と付記されていた。
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(なんだよ「連絡事項」って・・・)

と、一抹の不安を抱きながらメール本文をスクロールすると、そこには、驚くべき内容が記載されていた。
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(はあ!?ワイシャツが破損!?つか左袖「野分」部分ってなんだよ?)

「野分」はともかく、フツーにワイシャツを洗濯していて、袖が破けるなんてことがあるだろうか。実家を離れてから30年以上、自分で洗濯したり、かみさんに洗濯してもらったり、クリーニング屋に出したりしてきたが、「袖が破ける」なんて経験は、ただの一度もない。

いったい、どういう洗い方をしているんだろう?

しかも不愉快極まりないのは、 そんなとんでもないミスを、「お届け予定日のご案内」メールの“ついで”に、「連絡事項」として記載していることだ。なんだよ「連絡事項」って(笑)。バカにするにも程がある。

人間としてまっとうな感覚があるなら、ちゃんとした「謝罪メール」を、別途送信するのが“スジ”ってもんだろう。

11月21日:問合せ窓口に怒りの書込をする

頭に血が上ったまま行動を起こすのも大人げないし、せっかくの週末 *1 をそんな不愉快な出来事のために使いたくないので、週が明けた11月21日(月)、フツフツと沸き上がる怒りを抑えながら、問合せ窓口にクレームを書き込んだ。その内容 (の一部) は以下のとおり。

   > お預かりしているワイシャツに関しまして、
   > 洗浄中に左袖野分部分が破損してしまい、
   > 弊社にて修繕の対応を取らせていただきたく、
   > お詫びのご連絡でございます。

2016/11/18、「【リネット】お届け予定日のご案内」の“ついで”に、上記のような記載がありました。

言いたいことはいろいろありますが、まず、「左袖野分部分」とはどこでしょうか。専門用語でしょうか。素人にはわかりません。
「メール」というツールがあるのですから、言葉ではなく、破損したシャツの画像をお送りください。

「左袖野分部分」は明かな誤字だと思ったが、もしかするとリネット独自の用語という可能性もあるので、多少のイヤミも込めて書いた。また、ただ「破損」と言われても状態がまったくわからないので、画像を送るように要求した。

程なくして、「ご利用ありがとうございます」というマヌケなタイトルのメールが届いた。
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なんと、破損をこちらに知らせる前に、「勝手に修繕業者に依頼を行って」しまったそうだ。この表現と行動から、顧客のシャツを破いたのに、しかも (メールの表現を借りれば) 左袖が縫い目から外れてしまったというのに、まったく悪びれていないということがわかる。さらに、シャツの破損について記述した文脈を無視して、唐突に「左袖野分部分」の入力ミスを“お詫び申し上げる”始末。

あまりのアホさ加減にそれ以上怒る気にもなれず、とりあえずその後の連絡を待つことにした。

 

3週間経っても、何の連絡もなかった

まあそんなとんでもないミスを犯したのだから、一週間もすれば連絡は来るだろう・・・そんな期待も虚しく、何の連絡もなし。二週間過ぎても、何も来ない。三週間経っても、何も・・・いい加減にしろよオイ。

ひょっとして「勝手に修繕を依頼した工場」ってのは、国外にあるのだろうか。ベトナムの縫製工場に、船便ででも送ったのだろうか。

12月12日:シビレを切らしてクレームを出す

堪忍袋の緒が切れて、11月21日のメールに返信する形で、「リネット運営事務局」宛にクレームを出した。

    「今少し、お待ちいただけないでしょうか。」というメールから、既に20日以上が経過しています。

その間、何の連絡もないとは、いったいどういうことでしょうか。
御社には、一企業としての良心はないのでしょうか。

程なくして返事が来た。「12月15日(木)に必ず連絡をいたします」とあった。f:id:ToshUeno:20161218222714j:plain
この期に及んで、なぜさらに3日もかかるのか。この会社は、いったいどうなっているんだろう。

12月15日:「本日発送をした」というウソのメールが届く

約束の12月15日、メールが届いた。「本日発送する」旨が、「誤った日本語が定着しつつある一例=させていただく表現」で明記されていた。f:id:ToshUeno:20161218222918j:plain
リネットの配送業者はヤマト運輸である。天下の「宅急便」である。本当に荷物を送ったのなら、翌日には届くはずだ。

が、翌日16日、待てど暮らせど宅急便は届かず、不在の場合に送られてくる「宅急便お届けのお知らせ」メールも来なかった。

12月17日:ようやく「本当に発送した」メールが届く

翌々日の17日にリネットから届いたメールには、いけしゃあしゃあとこんなことが書いてあった。f:id:ToshUeno:20161218223136j:plain

   前回担当者が誤って15日発送とご案内させていただいておりますが、本日の発送、下記お届け日時が正確なご案内となります。
誤ったご案内があり誠に申し訳ございませんでした。

言葉尻こそ丁寧だが、そんなものではゴマカされない。「案内が誤りだった」と強調しているが、要は「15日に発送した」というのは完全なウソだったのだ。

15日の時点では発送する準備さえ整っていなかったくせに、「15日に必ず連絡をする」と12日に回答した手前、「もう2日待って」と書くわけにもいかず、発送するメドも立っていないモノを「発送した」と書いたのである。

この不誠実さには、開いた口が塞がらなかった。この会社は、いったいどこまで腐っているんだろう。

 

そして、ようやくシャツが返ってきた

最初の「お届け予定日のご案内」メールからちょうどヒト月後、「左袖つけ根部分が縫い目から破けた」シャツが、遠路はるばる、ベトナムの縫製工場からようやく返ってきた。

12月18日:謝罪文の1枚さえなく、ただシャツだけが箱に入っていた

以前、コナカのいい加減な仕事ぶり *2 にクレームを出したときは、代替品とともに丁寧な謝罪文が添えられていた。

toshueno.hatenablog.com

それがまっとうな人間の・・・少なくとも日本人の、ごく当たり前の感覚だろう。

今回も謝罪文はもちろんのこと、場合によっては「次回ご依頼分は半額にします」 的なクーポン券でも入ってるかな、なんて思っていた (ま、もしそんなものが入っていたとしても、二度とリネットには頼まないが)。

・・・箱の中には、ただワイシャツが1枚、無造作に入れられていただけだった。
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これでようやく理解した。リネットには、まともな人間がいないのだ

もしかすると超最先端の工場で、クリーニングからメールに至るまで、すべてロボットとAIでこなしているのかもしれない。ロボットは誤動作で左袖を破く一方で、AIはまだ、深層学習の途上にあるのだろう。私のクレームを学習して、どうかもっと賢くなって欲しい。

縫い付けられたボロ切れ

最初に見たときは、左袖といっしょに洗濯ネームがボロボロになったのかと思ったがそうではなく、洗濯ネームになぜかボロ切れが縫い付けられていた。ボロ切れには、ベトナム語ではなく日本語で「左袖つけ根 破れ修理」と書いてあった。
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これは何かの意思表示なのだろうか。それとも、一種の嫌がらせだろうか。

確かに修繕はされていた 

リネットからは「左袖つけ根部分が破損」としか聞いていないので、具体的にどの部分が破けたのかはわからない。
f:id:ToshUeno:20161218110330j:plain
目を皿のようにして、右側と比較しつつ縫い目をチェックしたが、多少糸のほつれはあるものの、修繕自体はちゃんとされていた。ま、もしそこもダメだったら、完全にブチ切れるところである。

 

リネットは誠実さのカケラもない悪徳業者だ

例えば、定食屋で食事をしているとき、ご飯の中にゴキブリが入っていたら、店主に「お代は結構です」と言われるだろう。あるいはレストランで給仕をしているとき、客のスーツに味噌汁をぶっかけたら、食事代を請求できないばかりか、お詫びとしてクリーニング代まで支払わなければならないだろう・・・ちなみに、前者は「被害者」で後者は「加害者」だが、どちらも私が体験した実話である。ま、そう珍しい話でもないと思う。

今回の一件で、リネット側は (一連のメールでは謝っているものの) 正式な謝罪文を送ってきたわけでもなく、クリーニング代もしっかり請求・領収している。まるで「ちゃんと修繕されてたでしょ?あと他に何か問題でも?」とでも言われているようだ。

ところで、リネットは「7つのお約束」と称する品質保証を謳っている。「国民生活センターによるネット宅配クリーニングのトラブル注意勧告」を受けて、2015年5月に発表したものだ。

www.lenet.jp

その中に、今回のようなトラブルに関する項目がある。

   5.事故・紛失防止の徹底

クリーニングにおける事故、紛失などは起こらないよう厳重にチェックを行い、対応しております。
・お客様の品物がいつ、どこにあるのかを追跡できるよう全衣類をバーコードで管理しております。
・万が一トラブルが発生した際は、クリーニング賠償問題協議会が定める賠償基準に準拠し、補償をさせていただきます。 

「リネット品質 7つのお約束」について | 宅配クリーニングのリネット

よくもまあいけしゃあしゃあと、こんなウソを並べられるものである。

事故は起こすわ、品物をきちんと管理していないわ、補償はおろか、まともな謝罪もしない。この「事故・紛失防止の徹底」における“約束”は、ひとつも守られていない。誠実さのカケラもない、とんでもない悪徳業者である。

 

リネットを決して許さない

以上が、今回の「リネットによるワイシャツ左袖破損事件」の顛末である。

こんなマイナーブログで長文書いて騒いだところで、冒頭に書いたとおりSEO対策もバッチリ、会員数も順調に伸びているリネットには、痛くも痒くもないだろう。しがない小市民の私は、ただ泣き寝入りをするだけである。こういう不愉快極まりない出来事が起きると、ヒトコト書けばその対象にベネフィットやダメージを与えることのできる、社会的影響力を持つブログがつくづくうらやましいと思う。

それでも私は書く。リネットのような不誠実なサービスは、淘汰されるべきであると。

 

*1:11月19・20日は土曜日・日曜日

*2:安物のスーツを注文したら、同時に注文したはずの「滑り止め」も付いていない、とても新品とは思えないシワだらけのスーツが送られてきた