日経夕刊の山口恵以子さんのコラムを読んで、母との最後の食事を思い出した。それはまた、後悔で埋め尽くされた私の人生の中でも、とりわけ大きな後悔を伴う出来事なのである。
伊藤整氏の「弟の日」という詩を、長年ずっと読みたくて仕方なかった。でも大昔にこの詩を書き留めたノートが先月末まで住んでいた賃貸マンションの押入の奥底に沈んでいたため、面倒が先に立って読みたい気持ちを抑えていた。
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