ツーリング:2013/11/02:山形県遊佐町(帰り)

目が覚めたら、午前4時を過ぎていた。

いや、それまで何度となく目は覚めていたのだが、この時は「ああもう寝られねえな」と思った。結構長い時間眠ったような気がした。が、マミー型のシュラフから少しだけ出した顔に感じる空気の冷たさにそこから出る気になれず、しばらくグダグダ。

5時も近くなってようやくシュラフから這い出る。

 

西浜キャンプ場(とその周辺)

キャンプ場のトイレは、超キレイだった。個室は和式だったけど。

何より驚いたのは、この洗面台だ。f:id:ToshUeno:20131102051352j:plain広くて、管理が行き届いていた。

前回の富山同様、海側から朝焼けは見えなかった。漁師の皆さんが、もう働いていた。
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ま、この写真じゃ、なんも見えないか。

西浜コテージ村。
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結構高い(4人用¥12,000、6人用¥17,000)だけあって、整然としているし、随分立派な建物だった。ガキとか動物とかといっしょに泊まるんなら、いいんじゃないかな。

ビジネスホテルに泊まるよりは安いだろうし、そもそも犬猫はフツーのホテルには連れて行けないだろうし。

松林の方に日が昇ってきた。
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一大リゾート施設ふたたび

もう二度と来ないかもしれないので、一通りの施設の写真を撮りに行く。

このパノラマ写真は、精度がいまいち(Google謹製)。

遊楽里( ゆらり)
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外観は立派な建物だけど、ここに泊まるぐらいなら珠洲ビーチホテルに行きたい。
料金は変わらないし、景色も、周辺の環境も、あちらに軍配が上がる。中には入ってないんで、施設自体がどうかは当然わからないけど。

温泉「あぽん西浜」。
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もっと空いてりゃ良かったんだが。

平日の夕方で洗い場がいっぱいになるぐらいだから、土日なんてスゴイことになりそうだ。

食堂「とりみ亭」。
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温泉は地元の人にも大人気みたいだが、ここはオレの貸切だった(前日の夜)。まああの観光地価格じゃ、地元の人は来ないだろう。

 

西浜キャンプ場ふたたび

キャンプ場に戻ると、
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松林の間に日が差してきた。
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今回はグランドシート(安物)を持ってきたので、撤収作業も捗る。
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ただしテントの設営も撤収も、まだまだ取説を見ながら(恥)。 前回アホみたいに時間がかかったインフレーターマットの収納は、袋に半分入った時点でヨシとした。 

・・・なんて割には、結局、終わった頃にはすっかり日が昇ってた。
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そのおじさんはナンシーにあらず

撤収が終わる頃、キャンプ場に戻ってくる時にすれ違った、犬の散歩をしてたおじさんが話しかけてきた。わざわざサイトの中まで来てくれて。

最初はバイクのことを聞いてきたので、「なんだナンシーか」と思ったがそんなことはなく、横浜在住だけど出身はこの辺で、二週間の休暇を取ってキャンプ場内の施設(名前は忘れた)に泊まっている、とのことだった。

どうりで、連れてる犬(正確な犬種はわからないがマルチーズ的な犬)を見たとき、「こんな犬、この辺にもいるんだ!?」って思ったワケだ。

その話をしたら、「この辺じゃ『みったぐねえ』って言われるんですよ」って笑ってた。

そして、短い時間だったけど、このキャンプ場の、ガキの頃の思い出話をしてくれた。

「貧乏でテントなんて買えなかったんで、蚊帳を吊って、その上に新聞紙敷いて泊まったんですよ、ほら、夜露が降りてくるから」

そんな、興味深い、昭和な話をしてくれた。おじさん、ありがとう。

前日晩飯を食った「とりみ亭」でもおばちゃんとも少し話したし、泊まりで遠出してもほとんど誰とも話さないオレにしては、今回は他人とちょっとだけ交流した(笑)

ちょっとだけ、うれしかった。

 

実家(の近く)に寄る

帰りは、今年は6月に一度しか田舎(墓参り)に行っていないため、ついでに寄ることにする。

日本海東北道が途切れたところで一瞬だけ海沿いを通っただけで、
f:id:ToshUeno:20131102093652j:plainブルーだねえ・・・

あとはひたすら高速を通って距離を稼ぐ。 

五泉PA(の反対側の景色)。
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今回は天気に恵まれてホント良かった。

まあでも結局、常磐道の茨城辺りで少し降られたんだが・・・ってどんだけ雨降んだよ・・・

実家の裏(アベさん家等々があった辺り)がコジャレたアパートになってて、びびった。
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アベさん家は、どこに行ったんだろうか。アベさんのお父さんお母さんは元気だろうか。亡くなったんだろうか。お二人とも、本当にいい人だった。

実家は今回もスルーした。庭は相変わらず荒れ放題で、見るだけで悲しくなる。いろいろ大変なんだろうが、もうちょっと、なんとかならないんだろうか・・・

・・・とは思うが、実家で過ごした18年間の、たくさんの思い出だけは忘れないようにして、自分以外の人間に期待するのはやめておこう。

 

感動は残せない

磐梯山がキレイで、いいポイントを探して近くをぐるぐる廻ったが、結局こんな写真しか撮れなかった。
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きれいな景色を見たときの感動を写真に残すのは、ホント難しい。

 

ウインカー出そうよ

その後は、写真も撮らず、ひたすら高速で家路へ向かう。

磐越道から、東北道の渋滞を予想して常磐道を選択したが、最近はほぼ空いてる常磐道が、千葉に入る辺りでまさかの大渋滞。

どうやら事故っぽい。

それにしても、ずっと高速の左端をちんたら走ってて感じるのは、ウインカーなしで車線を変えるクルマの多いこと。ウインカー出すクルマの方が少ないぐらい。なんでそんな簡単な操作までサボろうとするんだろうか。まったく理解できない。

基本的なことができない、やろうとしないヤツらが多すぎるから、毎週毎週高速道路で事故が起き、つまらない渋滞が発生する。

たまらず柏ICで降りたら、そこもまた大渋滞。千葉市街地デフォルトの、スリ抜けスペースのない一般道を、仕方なくクルマといっしょにトコトコ走り続ける。

ようやくたどり着いた、松戸の単価高めのGSで給油ついでに休憩。
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その後は、至って順調。最近はずっと首都高経由で帰ってたため、都心の一般道をバイクで通ったのは随分久しぶりで、少し新鮮。

帰宅したのは、(渋滞無しでの)カーナビ予想時刻の、2時間後だった。

  • 走行距離=655.3km(2日間合計=1183.7km)