「リンクフリー」について考える

かみさんが「あんたの名前(ID)で検索すると、いろんなのがヒットするよ!早くやってみて!」と うるさいので、検索してみる。

昔Panoramioにアップした写真が知らないサイトにリンクされてたりとか、かみさんが騒ぐほどのことは全然なかったのだが、その中で唯一、このページだけが少し引っ掛かった。


レトロな温泉街がステキすぎ!夢千代館で昭和の湯村温泉にタイムスリップ♪ - Find Travel

 

リンクフリー?

この「夢千代の里 (湯村温泉)」に行った時の記事の

夢千代館2Fの展示物を雑に撮っただけの写真がリンクされてた。f:id:ToshUeno:20140913172939j:plain

「こういうのって、なんの断りもなくリンクされるんだ?」と思ってチラッと調べたら、



おなじHatena Keyword内で、なぜ2つの解説が存在し、なぜそれがそのまま”放置”されてるのかはわからないが、前者と後者で、見解が異なっている。

前者は

既に公開されている文書に対して「リンクはお断りします」「リンクは自由です」といった主張は無意味である

と「許可は必要ない、その概念さえも不要」と言っているのに対して、後者は

トラブル回避を最優先に考えるならば、被リンク情報の管理人が喜ばないことが想定されるケースでは、リンクフリーの意思表示にかかわらず事前に許諾を求めた方がよい

と「許可を得た方が良い」と言っている。

確かに”Web理念”的には、前者が正しいように思われるが、”社会通念”的には、後者を支持する人が多いような気がする(※あくまで個人の見解です)。

 

自分はどうなのか?

冒頭の旅先紹介サイト?の記事を見たとき、正直あんまりいい気持ちはしなかった。リンク張られたのも、つまんない写真だったし(※後述)。

翻って自分が書いたものを思い起こすと、リンク自体はガンガン張っているが、個人のホームページ/ブログと思われるサイトには、なんとなく「勝手に張っちゃいけない」と自粛していたような気がする(たぶん *1)。

 

今後の方針

上述の前者と後者では、前者の方が (挑発的な文章表現はともかく)自分の考えに合致しているし、同様の主張をしているWikipediaの解説にある「情報の結合・情報資源の共有というWebの理念」なんて恥ずかしながらすっかり忘れていたので、今後は、どこにリンクされようが気にしないことにする(前者の主張に鑑み、あえて”リンクフリー”とは書かない)。
ま、マイナーブログゆえ、リンクされることによって少しでもアクセス数が増えればうれしいし。

ただし、社会通念的にはやはり後者の意見の方が強いと思われるので、今後も個人のモノと思われるサイトには、(基本的には)リンクを張らないようにしようと思う。

 

(余談ですが・・・)どうせ張るならこっちでしょ

どうせなら、こっちの「写真の写真」をリンクしてくれた方が良かったのに。サユリストなら絶対喜ぶと思うんだけど(少なくとも私はこのショボい館内で一番うれしい”展示物”だった)。f:id:ToshUeno:20140913172343j:plain

今日日、夢千代館に行く人なんて9割がたサユリストなんだし(※バイアスかかってます)、ドラマとは全く違う服装・表情のこの写真は、ものすごく新鮮に目に映る。
しかもここ湯村温泉の80年代当時の”風情”まで映り込んでいる(後ろに立ってるおっさんも含む)。

ラー博の足元にも及ばない、ショボい”再現街並み”よりも *2、このたった1枚の写真の方が、よほど価値があるのだ。

「わかってねえなあ」と思った。

*1:「アイウェア」の話に挿入した大村崑さんの写真は個人のブログからだが、まあどっかから拾ってきた写真だろうし古い写真だからいいかな・・・という勝手な自己解釈に基づき直リンクを張った

*2:日本を代表する都市の一大エンターテインメント施設と、地方の温泉地の小さな博物館を比較するのも酷な話だが