GWツーリング2015:裏日本の海沿いを行く:2日目(2015/05/01)

今週のお題「ゴールデンウィーク2015」

前回のつづきで、GWツーリングの2日目。福井-京都-兵庫-鳥取-島根各県の、“基本的に”海沿いを通る。

ただし、いわゆる「観光スポット」には少ししか行っていないので、あしからず。

「敦賀マンテンホテル駅前」の朝

最上階(7階)の部屋からの眺め

地方小都市ならではの「空が広い」風景。ただしご覧のとおり「東横イン」がトイメンにそびえ立っているので、カーテン全開で全裸になるのは要注意である。f:id:ToshUeno:20150501050828j:plain

オートバイ用駐車スペース

いま写真で見るとGLの左側に駐められそうに見えるが、現地での感覚では余裕がなかった。それにしてもGL、ヨコにデカすぎ。ジャマ。f:id:ToshUeno:20150501055013j:plain
こんだけデカいカウルとシールドがあればヘルメットやウェアへの「インセクト・ストライク」に悩まされることはないだろうし、コレはコレでカッコいいけど、後ろの“座イス”は私は要らない。やっぱり私は、F6Bがいい。

前日の夜、“三台目”はこうして駐めるように「フロントのキレイな人」に指示された。f:id:ToshUeno:20150501054952j:plain
ちなみに、「すぐ隣が住宅地なので道路まで押してからエンジンをかけてください」とも指示される。GLのライダーも大変だったろう。それとも、こういう場合は電動リバースギアで移動するのだろうか(笑)。

朝陽の中で微笑んで(©荒井由実)

キャンプ泊に対するホテル泊の利点は、「撤収作業」が要らないぶん早く旅を始められること。この日は朝6時少し前にホテルを出発。

おかげでキレイに澄んだ青に浮かぶ、朝陽に照らされた山の緑を拝むことができた。f:id:ToshUeno:20150501061429j:plain

ここは久々子湖(くぐしこ)f:id:ToshUeno:20150501062820j:plain観光地になんか行かなくたって、道中でこういう景色を眺めるだけで私はシアワセなのである。

観光スポット(的なもの)をいくつかご紹介

とは言え、一般公開しているブログを書いている以上、少しは観光地的な場所も行っておきたい。そんな場所のいくつかを紹介する(って、たまたま近くを通って少し“覗いた”だけで、そんなたいしたモンじゃないんだけど)。

舞鶴赤レンガ倉庫

すっかり「イベントスペース」と化した横浜のそれとは違って、ここは“原形”を保っている。f:id:ToshUeno:20150501092318j:plain
ゆえに、何度か映画の撮影にも使われたそうだ。f:id:ToshUeno:20150501092418j:plain以上。(門から数歩だけ中に入って写真を撮っただけなので、それ以上の知識はない)

海上自衛隊・舞鶴地方隊

赤レンガ倉庫のすぐ近くに、海上自衛隊の艦艇が数隻停泊していた。こんなふうに一般人が目にできる場所に停泊しているのは珍しいのではないだろうか。かなり迫力があった。
ただし当然、自由に敷地内に入って見学できるわけではないので、腕を伸ばして柵越しに撮影。f:id:ToshUeno:20150501091956j:plain
よってひどく残念な写真ですみません。f:id:ToshUeno:20150501092004j:plainもうちょっとマシな写真が撮れそうなポイントもあったが、そういうポイントにはオートバイを駐められず、駐められる場所から撮影“最適”ポイントまで歩くのが面倒だったので横着した。重ねてすみません。

「見学可能日」は決まっていて、時間も「10~15時」と短いが、きちんと受付をすれば敷地内に入って見学もできるらしい。
詳細はこちら→ 舞鶴地方隊:見学の予定【見学に際して】

ちなみに、この日(2015/05/01)は見学“不”可能日であった。

鳥取砂丘(をお手軽に鑑賞)

舞鶴から場所と時間がだいぶ離れるが、「観光スポット」というククリで鳥取砂丘についての豆知識(?)。
砂丘には去年“登頂”したが、今年もまた見ておきたい。

でもやっぱり、あそこまで歩くのはだいぶかったるい。
そう思って一旦はスルーしようとしたが、何やら遠目に見えそうな場所があったので寄ってみた。

オートバイを駐められる場所から徒歩5秒で、このように砂丘が鑑賞できる。f:id:ToshUeno:20150501143710j:plain
もちろん、望遠レンズは必須だが。

実際はこの大きさ(笑)。人、ちっちゃ(笑)。f:id:ToshUeno:20150501143653j:plainちなみにこの「お手軽鑑賞ポイント」にはオートバイも持ち込める。私が上の写真を撮っていたとき、BMW GSのちっちゃい方を必死こいて“位置決め”して、遠くに見える砂丘をバックに愛車の写真を撮っているおっさんがいた。なかなか微笑ましい光景であった。確かに、こういう場所で自分のマシン撮りたいよね~

田舎の風景に癒やされる

この日の走行ルートでの最大の心残りは、丹後半島とその周辺の海沿いを通らなかったこと。国道175号の分岐ポイントで、何に惑わされたのか「海沿いに向かう方」ではなく「内陸に向かう方」を選択してしまった。オレのバカ。

そんな選択ミスの結果による内陸の道中で心に残ったのは、手作り感たっぷりのポップな看板が郷愁を誘う「里の駅みたけ」である。f:id:ToshUeno:20150501103146j:plain

「“里”の駅」の名に違わず、当地ではこんな山間の田園風景が堪能できる。f:id:ToshUeno:20150501103552j:plainま、当該“駅”では、野菜や山菜、あとはタネぐらいしか売ってなかったので、自販機で「ドデカミンストロング」を買って飲んだだけだが。

これはまた海沿いに戻って、兵庫県豊岡市竹野町の辺り。こうした高台から、海を見下ろしながら走るのは本当にキモチいい。f:id:ToshUeno:20150501121121j:plain

そしてまた、「海抜数メートル」の低い位置で海を眺めるのも良い。f:id:ToshUeno:20150501130015j:plainちなみにここは「とちみたキャンプ場」らしい。奥に写っている手作りボート?で釣りらしきことをやってた人以外は、人っ子ひとりいなかったけど。

こんなふうに鯉のぼりが大量に“泳いでいる”風景も、田舎ならではだろう。右端に見切れている遊具では、地元の子供達が元気に遊んでいた。どうかスクスクと育って、未来のこの国を、ひいては私の老後をしっかりと支えて欲しい。f:id:ToshUeno:20150501141836j:plainちなみに場所は鳥取県岩美郡岩美町「網代漁港」。

いきなりの恐竜出現にビビる

鳥取の海沿いをさらに西に進むと、なにやら巨大な物体が目に入る。f:id:ToshUeno:20150501155158j:plain

トリケラトプス vs M109R。ちょっと大きさ的に勝てそうにない。f:id:ToshUeno:20150501155307j:plain

ここからさらに上に上ると、今度は広大な施設が目に入る。グラウンドゴルフの里(なんじゃそりゃ)「潮風の丘とまり」。

ティラノサウルス。この施設内でニラミをきかす最強の恐竜。f:id:ToshUeno:20150501155805j:plain

が、“杭”の代わりとして脚にロープが巻かれていて、なんかセツなかった。f:id:ToshUeno:20150501160422j:plain

ちなみに中に入れて、「クチ」の部分から顔を出せるようになっているらしい。さすがにひとりで入っても虚しすぎるので、入らなかったけど。f:id:ToshUeno:20150501160457j:plain

またしてもキャンプ場探しで苦しむ

十神山なぎさ公園

レッドバロン米子」の隣にあるガソリンスタンドで給油し終えた午後5時15分頃、日没を目前にしてようやく前日同様、PND(Panasonic CN-MC02L)の検索メニューにある「周辺施設」-「キャンプ場」でキャンプ場を探す。

去年も泊まった「十神山なぎさ公園キャンプ場」がヒットするが、一度泊まった場所にまた泊まるのも芸が無い。

境港公共マリーナ緑地

というわけでもう少し西に進み、鳥取県境港市で「周辺施設」-「キャンプ場」を検索する。ヒットした「境港公共マリーナ緑地」の近くに辿り着いて、周りをぐるぐる回ってみたが、キャンプ場らしきものが見当たらない。結局まためんどくさくなってしまい、あきらめて島根方面に走り出してしまった(だからいいオトナなんだから、電話で問い合わせしましょう)。

いま走行ログと当該キャンプ場の場所をGoogleマップで確認したら、すぐ近くの駐車場の中を走っているのだが、キャンプ場の存在にまったく気づかなかった。なんだかなあ・・・

結局、多古鼻へ

島根を西に進んでも、「周辺施設」-「キャンプ場」検索では相変わらず「十神山なぎさ公園」と「境港公共マリーナ緑地」しかヒットしない。一旦は前日のようにあきらめて「美保関で旅館に泊まろう」と思って向かったが、またキャンプしないんじゃ、なんのためにバカデカいキャンプ道具を持ってきたのかわからない。

そこで、去年昼間行って(※泊まってはいない)大体の場所を覚えている「多古鼻」に向かうことにする。

マリンパーク多古鼻

結局何度か迷いながら、狭い道でUターンしてタチゴケしそうになりながら、ようやく現地に辿り着いたのが、午後7時半頃。

管理棟に大浴場があったが「大浴場の営業は午後8時まで」とのこと。しかたなく、テントを張る前に風呂に入ることにする。

ちなみに、施設利用料金は驚愕のハイプライス=1,650円!。入浴料が200円。

受付のおばちゃんは、ものすごく明るくて気さくで、とても感じのいい人だった。
「ひとりで利用する」と言ったら「ひとりですか!?」と驚いていた。こんな“ハイソ”な施設に、ひとりで来るヤツは少ないのだろう。

そんなこんなで、サイトに設置された照明を頼りにテントを張り終えたのが午後9時少し前。やれやれ。f:id:ToshUeno:20150501210312j:plainキャンプするのも、ラクじゃない(そもそも、きちんと計画を立ててツーリングしましょう)。

  • 走行距離=447.1km
  • 平均燃費=20.25km/L

(つづく)