賃貸マンション暮らしがヒャクパー電気自動車・日産リーフを試す(5):電費・充電
電気自動車で一番気になるのは「電費」と「充電についてのアレコレ」だと思う。その点について、確認したことや気づいたことなどを書く。
電費
テスト走行の条件は以下のとおり。
- 走行モードは「ECO」モード
- エアコンはOFF
- テストコースは川崎の市街地を抜けて京浜工業地帯を通るルート
- 坂道は「川崎港トンネル」に出入りする時に緩やかな坂が少しだけある
- それ以外はほぼ平坦な道 - そのコースを当然のことながら法定速度で走行(まあだいたいね)
100パー充電してから、わずか100mで既に1%消費。
6kmで5%消費。
9kmで7%消費。
18kmで12%消費。
23kmちょっとで15%消費。
「23km強で15%消費」なので、もし通勤路が片道10km程度であれば一週間(平日の5日間)は充電しなくても良い計算にはなる。ま、そんな近い所にクルマで通う人は少ないとは思うが、街中を通勤や買い物などでおとなしく走る分には、電費は問題ないだろう。
これが一転、高速道路に出ると事情が一変する。
- 走行車線の左端をおとなしく走る(これは問題ない)
- ちんたらトラックに行く手をふさがれる
- スピードを上げて追い越す
→バッテリ残量がガクッと減少する
私の記録では「バッテリ残量=19%」までは表示されたが、それ未満になると
- パーセント表示が消えて「バッテリー残量低下」と表示され
- 「バッテリ残量計」の目盛りが1つになり(赤矢印)
- 「航続可能距離表示」が消えてしまう
もし、バッテリを消費し尽くして走られなくなった場合は、JAFさん等のロードサービスを呼んで最寄りの充電スポットまで陸送してもらうらしい。
ちなみに、私はギリギリのところでその事態は免れた。
充電
私はタイトルどおり賃貸マンション暮らしなので、自宅に充電できる設備は当然ない。よって街中にある充電スポットを利用した。
自宅周辺では24時間利用できる日産ディーラーで、先日会津にツーリングに行ったときは「道の駅」「サービスエリア」、そして「会津若松市役所」など、いろんな所の充電スポットを利用した *1。
日産ディーラーに置いてあるのはほぼこのタイプ。ただし、外観はほぼ同じでも「中味」は新しいヤツと古いヤツがあって、こっちは古い方。
古い方は「会員カード」や「パスワードの入力」も要らず、ただコネクタを接続してパネルとボタンを操作するだけ(もちろん無料)。
それはいいのだが、このタイプはコネクタの脱着が非常にやりにくい。接続できたかどうかもビミョーにわからないし、コネクタの外し方もわかりにくい。最初に利用したとき「やべえ、抜けねえよオイ!」的な状態になってかなりビビった(オトナなんだから落ち着いて操作しましょう)。
こっちが新しいヤツ。左側に“ボコっ”てくっついた「子」端末に「会員カード」を読み込ませるか、または「パスワード」を入力しないと利用できない。
「子」端末(=充電コントローラー)。
ただしコネクタは脱着しやすいように改善されている。
ちなみに「日産リーフモニターキャンペーン」利用者には、ディーラーの営業さんから「パスワード」が内密に提供される。
日産リーフの場合、充電中はここのインジケータが点滅する。
「急速充電は0%→80%でも30分」なので、「85%→100%だったら数分で終わるだろう」と思いきや・・・
なぜかきっちり30分かかる。
そして、30分充電しても100%にはならない(97%)。
ただし車内でバッテリ残量を確認したら、99%だった。
まあとにかく充電には時間がかかる。「30分」という待ち時間を有効に使える人や時間ツブしが得意な人なら問題ないだろうが、私はどちらもダメなので困った。
ちなみにココは神奈川日産・川崎六郷橋店。写真左手には国内有数のフー○ク街・堀之内が広がっている。路地を1本入ると、ボーイさん達に声かけられまくりマクリスティなのである。そっち系が好きな人は、時間ツブしには困らないだろう *2。
(つづく)