BikeJINは「絶景」以外のネタを探すべき
どうも、せっかく晴天がつづく大型連休も、ほとんど家から出ていない者です。
このブログは「オートバイ/クルマによるツーリングの記録」を主旨として始めたんですが、そこから遠ざかって久しく、かみさんからは「おかサーファー(死語)といっしょだな(笑)」などと言われております。
そんな”リアル”オートバイから遠ざかっている私ですが、一流オートバイ雑誌「BikeJIN」は定期購読しているので、毎月勝手に拙iPadにダウンロードされます。
BikeJIN on Newsstand
クソなReaderソフトが一向に改善されない「Fujisan.co.jp」からいつまで経っても離れられない(=それ以外の選択肢がない)オートバイ雑誌「風まかせ」と違って、
「BikeJIN」の場合は、Readerソフトが飛び抜けて優秀な「Newsstand」にいち早く対応したのは評価されます。
ただ問題は、その「メイン記事」です。
8分の3が「絶景」関連
この画像▼は、「Newsstand-BikeJIN-本棚」の画面ショットです。
ご覧のとおり、今年(2015年)の3月号 *1 から10月号までで、「絶景」をメイン記事としたのが、なんと3号もあります。
- 2015年4月号 「絶景ロードベスト100」
- 2015年9月号 「ウワサの絶景」
- 2015年10月号 「絶景ロードを楽しむコツ」
もちろん、それぞれの号で趣向は変えてあり、10月号はライディング・テクニック寄りの内容になっているので若干違いますが、4月・9月号は記事から受ける印象が非常に似ています。
絶景って、見ようと思って見られるもの?
もちろん、そこに行かなければ「絶景」も見られないわけで、その場所の情報を掲載するのも意義はあると思います。
ただ、
- 見ようと思ってその場所に行っても、なかなか見られない
- そのつもりはなくても、たまたま通りかかって何かを感じる
のが、「絶景」なのではないでしょうか。
絶景を見に行って見られなかったパターン
私の場合、2度目のリターンをした2010年は、ツーリング初心者よろしく「絶景」を欲しがっていろいろな場所に出かけたわけですが、結果はこんな感じでした。
2010年8月 伊豆スカイライン
2010年10月 磐梯吾妻スカイライン
あとは、同じ頃に「志賀草津道路」にも行きましたが、天気が悪いだけでなく駐車スペースがどこもクルマ/オートバイでいっぱいで、写真さえ残っていませんでした。
絶景が見られなくても思い出に残ったパターン
それに対して、ロングツーリングにも慣れてきた、3年後の竜飛岬では・・・
2013年9月 竜泊ライン
上記の2箇所と同様に靄っていて視界も悪く、さらに日没間近ということで「絶景」には程遠い状態でしたが、この道路の持つ何とも言えない”雰囲気”が、非常に印象に残る旅になりました。
というのも、この時は竜飛岬にある「津軽海峡・冬景色」の歌碑を見に行くのが主目的で、竜泊ラインなど、その存在さえ認識していなかったのです。
要は、何を言いたいかと言うと、
- 絶景を見に行って見られないと、落胆ばかりが記憶として残る
- 予備知識を持たずにその場所に行くと、絶景以外のものが記憶に残る
と、思うのです。
「絶景」以外のヒット企画を
だから、年に1回程度、たまに特集を組むぶんにはいいでしょうが、8ヶ月の間に3回も「絶景、絶景」とやるのは、ちょっと違うんじゃないかなぁと思うのです。
かと言って「グルメ(笑)」とか「温泉」とか「道の駅」とか、「じゃらん」的な特集を組まれても、そういったものに一切興味のない私には役に立たないわけで、われながらワガママだとは思いますが。
まあ「BikeJIN」は「ツーリング」に重きを置いた貴重なオートバイ雑誌であり、こうしてイチャモンをつけつつも、今後ずっと定期購読し続けますので、どうか「絶景」以外のヒット企画を考えていただきますよう、ぜひ期待しております。
*1:「BikeJIN」がいつから「Newsstand」に対応していたかはわかりませんが、私が気づいたのが3月号でした