auショップで待たされ続けた夜



 

バッテリーがなくなる不具合

最近、昨年の夏から愛用しているauスマートフォン「LG isai FL (LGL24)」が、どうもこのところ調子が悪い。

バッテリーをしっかり100%まで充電してから床についたのに、翌朝はスッカラカンになる、という症状が数日おきに起きる。

朝の通勤電車はスマホで新聞を読むための貴重な時間なのに、「いざ使おうとしたらバッテリがカラで起動しない」、そんなことでは困るのだ。

というわけで、逃げるように定時で会社を後にして、まいど御用達のJR東日本・横須賀線からもっとも近い、「auショップ 鹿島田」へ向かう。

 

先客は少ないのに

19時頃店に到着し、さっさと受付を済ませて、ガランとした店内で待つ。f:id:ToshUeno:20151007191039j:plain
ラゾーナ川崎」とか、自宅周辺には他にもauショップはあるのだが、もともとこの店で買ったものだし、いつ来ても空いているので、この店を選んだ。

先客は3組。が、なぜか店員さんがふたりしかいない。f:id:ToshUeno:20151007191106j:plain
よって、延々と待たされる。

この時点で既に約40分が経過。この先客2組への応対は、いっこうに終わる気配がない。f:id:ToshUeno:20151007193934j:plain
左側は、小学生ぐらいの女の子が、母親と思われる茶髪の女性に「iPhone」を買ってもらっていた。

スマホってのは、「端末を買えば終わり」じゃなく、毎月数千円の支払いが発生するわけで、そんなモノにまでカネを払わねばならないイマドキの親ってのは、大変だなぁ、と思う。ま、私にはまったく関係ないけど。

右側の男性客は、「データがどうたらこうたら」「ICカードがどうたらこうたら」と言ってたので、故障か何かでデータがフットんだのだろうか。応対していたスーツ姿の店員さん(店長?)は、ずーーーっとどこかに電話し続けていた。

左側の若い店員さんは、走り回ったりして「急いでいるふう」を演出していたが、右側のスーツ姿の方は、のんびりマイペースというか、「後ろで客が待っている」ってことにまったく意識がないようだった。結局こちらのスーツ姿は、私が帰るまで、まだどこかに電話していた。なんだかなあ。

終始重苦しい雰囲気でやり取りしていたが、有名人でもあるまいし、たかがケータイのデータに、何をそんなに深刻になっているのだろうか。

 

「病院か!」

受付番号をゲットしたのが、19時01分。
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その番号を呼ばれたのが、19時52分。結局、50分以上も待たされた。

思わず、若い店員さんに向かって開口一番、

「50分も待たされたよ~」「病院か!」

と言ってしまった。

真剣な表情で平謝りの店員さん。仕事とは言え、こういう態度が自然にとれる人は、スゴいと思う。私もキレてばかりいないで、見習わなくてはいけない。

そんな彼に絆された私はコロッと態度を変え、ニコやかにスマホの不具合について話し始めた。ツンデレか。

とにかく、待ち時間が長すぎて、不具合なんてどうでもよくなってしまった。

  • 使用していない、余計なアプリを消す

とか、

  • データを可能な限り本体からSDカードに移す

とか、通り一遍な対処方法しか言われなかったし、修理に出すのも「代替機」のこととかいろいろ面倒なので、若い彼の話を真剣に聞くフリだけして、カウンターに座ってから7分後には、もう店を後にしていた。

結局、「auショップ 鹿島田」の店内で、ずっと(スマホで)新聞を読みに行っただけだった。

いったい何のために、逃げるように会社を後にしたのだろう?