三重~和歌山ツーリング:2日目(10/11):2

昨日は、「三重~和歌山ツーリング」2日目の朝の半分までしか、時間的に書けなかった。ツーリングに行った先のことを思い出すと、あれやこれやと、いろいろ書きたくなってしまう。

ただ、この数日間でアクセス数が減り続けている現象を見ると、盛りあがっているのは書いている本人だけのようだが・・・ま、いいか。



 

朝食難民

1泊目の「ビジネスホテル七里ヶ浜」は「朝食なしプラン」だったので、朝食を摂る場所を探しながら、国道42号を走る。

私ひとりならコンビニメシでじゅうぶんなんだが、かみさんは「昨日の夜もコンビニだったのに、またぁ!?」と、強硬に反対する。そりゃそうか。

が、国道42号のロードサイドに、適当な食事処が見当たらない。ファミレスでも何でも良かったのだが、それさえない。なので、道の駅に期待をかけるが・・・

みかんパーク七里御浜(道の駅パーク七里御浜)

「年中みかんのとれる町 *1」として有名な、三重県南牟婁郡(みなみむろぐん)御浜町(みはまちょう)にある道の駅。

オレンジを効果的に配した外観が印象的だが、Googleストリートビューを始めとするネット上の画像を見ると、もともとは白基調で、最近このカラーリングになったようだ。f:id:ToshUeno:20151011091554j:plain「ごちそうダイニング」とあるとおり、3階に大きめのレストランがあって、まだ午前9時だというのに営業してるっぽいので行こうとしたら、どうやら観光バスで大挙して訪れていた団体さん向けの営業だったらしく、それ以外の客は排除していた。

ここ▲を見ると、本来「ごちそうダイニング」は「午前11時開店」とのこと・・・田舎の朝は遅い(のか?)。

道の駅なち 

和歌山県東牟婁郡(ひがしむろぐん)那智勝浦町(なちかつうらちょう)にある、シンプルな名前の道の駅。町名からして、那智町と勝浦町が合併したであろうことは容易に想像が付くが、この道の駅の名前に対して、旧勝浦町の人達から反対の声は上がらなかったのだろうか。
さらに、「南牟婁郡」は三重県なのに、「東牟婁郡」は和歌山県にあるのも興味深い。

まあそんなことはともかく、何はともあれ朝飯である。せっかく入ったこの道の駅には、残念ながら食事処はなかった。

道の駅に併設された、わりと印象的なこの建物は・・・f:id:ToshUeno:20151011100841j:plain

  • 右側:JR西日本 紀勢本線「那智駅」
  • 左側:那智駅交流センター「丹敷(にしき)の湯」

である。もともと「那智駅」のソバにあるから「道の駅なち」なのか。なぁんだ。

ちなみに、この写真を撮った位置の後方に小さな喫茶店があったが、やってるんだかやってないんだかわかんないような雰囲気だったので、遠慮した。

 

空飛ぶクジラ

夫婦そろって腹を空かせながら走っていると、何やら巨大なクジラが空を飛んでいる姿が目に入った。f:id:ToshUeno:20151011103230j:plain

場所はこの▼辺り。
ここ和歌山県東牟婁郡太地町(たいじちょう)は「日本古式捕鯨発祥の地」だそうで、この「空飛ぶクジラ」は、その象徴なのだろう。すばらしい。

こういう「オブジェ」というか「アート作品」というか「まちのシンボル」は大好物で、当然のごとくクルマを駐めて撮影したのである。 

ちなみに、圧倒的な大きさのこの「空飛ぶクジラ(の親子)」だが、クォリティ的には、石川県七尾市は佐々波(さざなみ)漁港で以前見た、「鰤と鯛」に軍配が上がる。f:id:ToshUeno:20120916092330j:plain
(▲撮影:2012年9月16日)

この「鰤と鯛」の場所はこちら▼。

 

最○端もいろいろ

人であふれた本州最南端・潮岬

相変わらず空きっ腹のまま、正午頃たどり着いたのは、本州最南端・潮岬(しおのみさき)。f:id:ToshUeno:20151011115509j:plain

(もう書きたくはないが)天気がやはりいまいちで、景色も期待したほどではなく・・・というか、私的には「人の多さ」に辟易して「もうココはいいや」状態であった。f:id:ToshUeno:20151011115350j:plain

この「潮風の休憩所」という微妙な名前の休憩所兼資料館 *2 も人で埋まっていて、とても休憩どころではなく・・・f:id:ToshUeno:20151011115621j:plain

そして、「潮岬タワー」。f:id:ToshUeno:20151011120420j:plain
下から見るだけでも(なぜかこの▲写真には写ってないけど)展望台部分は人がウヨウヨしていたので、ハナから中に入る気にもなれず。

タワーに併設されているレストランも、その入口から既に観光客で飽和状態。
かみさんには「(岬より)先にレストランに来れば良かったのにぃぃ!」とクレームが入ったが、そんな数分で急に混んだわけでもあるまい。

昨日の最後に書いたが、やっぱりこういう観光スポットは、朝早い時間に来て、とっとと帰るに限る。

最西端は誰もいなかったのに

「そう言えば、あそこは誰もいなかったなあ」と思い出したのが、今年のゴールデンウィークに行った、本州最西端「毘沙の鼻(山口県下関市)」。

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(▲撮影:2015年5月3日)

上の写真の日本地図を拡大▼。
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ゴールデンウィークど真ん中の5月3日の午前11時半で、この▼閑散っぷり。f:id:ToshUeno:20150503113231j:plain
この▲写真が、「毘沙の鼻のすべて」なのだ。
自販機ひとつ置いてない*3 観光地に、人が集まるはずもない。

昨日の記事に対して、id:wakumasaさんに「開発し過ぎな気がします」というコメントをいただいたが、ここ毘沙の鼻も「本州最後の夕陽が見える丘(※当地に据え付けられていた看板より)」という謳い文句の元にボコボコ施設を作れば、潮岬のように、人で溢れかえる観光スポットになるのだろう。

やはり「最○端」といった、場所そのものに意味があるところは、「ありのままで(笑)」良いのではないのだろうか。 

 

潮岬の駐車場に困ったときは

潮岬タワーの横にある、決して広いとは言えない駐車場は常に満車状態だったが・・・
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潮岬望楼の芝キャンプ場」の横にある駐車場はガラガラだった。f:id:ToshUeno:20151011121204j:plain

入口が狭くてわかりにくいので、気づかない人が多いのだろうか(私も1度通り過ぎた)、それとも潮岬タワーまでのわずか徒歩数分がイヤなのだろうか。

(その駐車場入口はこちら▼)

まあキャンプのハイシーズンなら、当然この駐車場も満車になるのだろうし、厳密に言えば「駐めちゃいけない」のかもしれないが。

 

集まれ!バイク仲間!

潮岬タワーのすぐ近くに、「集まれ!バイク仲間!」と、テンション高めなライダーハウスがあった。f:id:ToshUeno:20151011120858j:plain恥ずかしながら、ライダーハウスの「実物」は初めて見たが、クォリティ的には、このレベルのところが多いのだろうか。

上の写真ではわかりにくいが、「一泊 2,000円」と小さく書いてあった。
これで一泊2,000円かあ・・・だったら、「ビジネスホテル七里ヶ浜」の4,500円も、妥当な値段かなあ・・・

ま、こんな所に泊まるぐらいなら、私はたとえ土砂降りでも「走り続ける」方を選ぶけれど。

(つづく)

 

*1:この近くの歩道橋にそう書いてあった。もちろんそんなことは初めて知った。

*2:ここ串本町の人々がオーストラリアに渡った歴史等を紹介してる

*3:ここから少し離れた駐車場には自販機が置いてある