今年も川崎でハロウィーンがありました
「ハロウィーン」と「りんごのにおいと風の国」
「ハロウィーン」という言葉を聞くと、不世出のソングライター・ユーミンによる「りんごのにおいと風の国」という佳曲を、まず私は思い出す。
ハロウィーン
いのこずち ひとつ くちづけてセーターに投げたの
言えなかった想いを残らずこめるようにそして ストーヴの前で ぬいだとき気づいて欲しい
小さなブローチ 短い秋のピリオド
- 「りんごのにおいと風の国」作詞:松任谷由実
「いのこずち」というのは、平たく言うと「日の当たらない場所に生える雑草」である。
歌詞の中で、そんな雑草と「ハロウィーン」という単語を並べて「秋の終わり」を端的に表現したこの曲は、静かなメロディともの寂しげなアレンジとともに、「短い秋」と「つかの間の恋」のそれぞれの”終わり”を重ね合わせている。
私がこの曲を初めて聴いたのは1980年代の中頃だったが *1、この曲の印象によって、「ハロウィーン」という言葉にはずっと「寂しげな晩秋の風景」が重なっていた。
Kawasaki Halloween
ところが、ここ数年の、この国の「ハロウィーン」はどうだろう。
もはや「喧噪」という言葉しか浮かんでこない。
その言葉以外に、このそぞろ歩く若者たちをなんと表現すればいいのか、まったく思いつかない。
そして、小さな子供達が大勢参加する「お祭り」で、このオブジェ(?)はいかがなものだろう。
まあとにかく、パレードの最後には、川崎ルフロンで「仮装コンテスト表彰式」があったそうだ。
そう、私は今日一日ずっと自宅におりました。写真はすべて、かみさんが撮ってきたものです。
こんなクソ人混みに、私が行くわけがないじゃないですか。
かみさんのお陰で、ラクに記事が書けました。どうもありがとう、感謝します。
そして、自分の目で見ていないので、写真のキャプションも書けませんでしたが、雰囲気は伝わったかと思います。