来年のセ・リーグ監督の顔ぶれを見て驚いた
全員、年下
昨日、「すぽると!」(だったかな?)で、来年のセ・リーグの監督の顔ぶれをフリップで紹介していたのを視て、驚いた。
6人全員が、私より「年下」だったからだ。 ※敬称略 ※年齢は2015年10月現在
東京ヤクルト | 真中満 | 44歳 |
讀賣 | 高橋由伸 | 40歳 |
阪神 | 金本知憲 | 47歳 |
広島東洋 | 緒方孝市 | 46歳 |
中日 | 谷繁元信 | 44歳 |
横浜DeNA | アレックス・ラミレス | 41歳 |
「は~・・・『歳を取る』ってのは、こういうことなのか・・・」
と、一抹の寂しさを感じたのである。
で、書きたかったのはコレだけなのだが、コレで終わってしまうと「ツイッターか」とツッコまれてしまうので、讀賣・阪神・横浜DeNAの各新監督がどんな感じになるのか、いち野球ファンとして、思うことを書いてみよう(「予想」できるほどの知識はないので)。
横浜DeNA:アレックス・ラミレス
讀賣の高橋由伸氏も驚いたが、私が一番驚いたのはこの人選である。
「横浜の監督なんて誰もやりたがらないだろ」なんて一部では言われていたが、「なるほど!その手があったか!」という感じであった。
会見等で見る限りでは、未だに日本語もままならないようだし、はたして大丈夫かな?という思いもあるが、古くは阪神-南海で監督を務めたドン・ブレイザー、最近だと広島東洋-楽天のマーティー・ブラウンなど、外国人監督は特に珍しいことではないので、言葉は大きな問題ではないのだろう。
おそらく冒頭の「すぽると!」で紹介していたのだと思うが(上の空で視てたのではっきり覚えていない)、ラミレス氏は「日本で監督になるのはどうすればいいのか」を考え、名球会入りを見据えて2000本安打を目指したり、群馬の独立リーグで指導者としての修行をしたりして、監督になるための「土台作り」をしていたそうだ。
そのパフォーマンスを始めとして、「万人に愛されるキャラクター」ではあるので、はたして、10年連続Bクラスのチームをどのように”盛り上げる”のか、とても楽しみである。
阪神:金本知憲
阪神ファン歴41年の私としては、金本氏よりも、やはり2軍監督に就任した掛布雅之氏の方がうれしかった。
この驚くべき人選は、往年の阪神ファンであれば喜ばない人はいないだろう。
2軍なので、CSでたまに中継する試合とか、あるいは鳴尾浜にでも行かない限り目にすることはできないだろうが、本当に楽しみである。
ご本人としては、真弓明信氏や岡田彰布氏に先を越され、ようやく就任できたと思ったら2軍の監督というのは、内心忸怩たる思いはあるだろう。私も、レベルが違いすぎるとは言え、人生に於いて多くの失敗をしてきたので、とてもよくわかる・・・と、私ごときが言うのは大変失礼だが。
何はともあれ掛布氏には、「伸び悩むのがデフォルト」である阪神の若手をガンガン鍛え上げて、金本新監督をバックアップして欲しい。
で、その金本氏だが、私はあまり心配していない。
もともとリーダーシップのある人だし、例えば、鳥谷敬選手への歯に衣着せぬ数々の発言など、現役時代から「言うべきことは言う」人だからだ。
必ず、やってくれると思う。
ま、来年の開幕までにフロントの協力を得られれば、の話だが。詳細は割愛するが、現行の戦力ではいささか心許ない。
讀賣:高橋由伸
ラミレス氏ほどではないが、この人選にも驚いた。なぜこの人が選ばれたのか、江川卓氏など、名前が挙がっていた人達はなぜ選ばれなかったのか、その理由を知りたいところだ。
ただ、「若い」とメディアでは言われているが、長嶋さんだって最初に監督をやったとき(1975年)は、まだ40歳だったのである。その年、讀賣は球団史上唯一の最下位であった。
現行の讀賣の戦力においても、よもや最下位になることはないだろうし、今年は優勝を逃したということで、また躍起になって補強はするだろうが、どうも私には、長嶋さんの監督1年目の姿とダブってならない。
つまり、高橋氏にあまり「リーダー」ってイメージがないのだ。
コーチ陣は10月26日時点でまだ決まっていないようだが、川相昌弘氏はヘッドコーチとして残すのだろうか。
そうなると、監督の影は薄くなるような気はする。指導者経験もあってないようなものだし(2015年はコーチ兼任だったが、「先輩」である清水隆行氏がコーチだった手前、おそらくたいして指導はしてないだろう)、フロントとしても2016年は「お試し期間」なのだろう。
そして讀賣の場合、OBにムダに発言力があるのでこういった▼声も出ているが、
”外野”に惑わされず、どうかがんばって欲しい・・・
・・・ま、私的には、讀賣が弱いほうがうれしいのだが。
(以上、一部敬称略)