“プチ断食”のためには、朝から晩まで働くべし
食べ過ぎたらプチ断食をすべし
世間のみなさま的には、飲み過ぎ食べ過ぎによる体重増加が気になるこの時季、健康情報満載のスペシャルサイト「日経Gooday」に耳寄りな記事が掲載された。
食べ過ぎによる余剰カロリー分は、まず糖として肝臓に蓄えられる。その量はだいたい1食分程度。肝臓に入りきらなくなった分が脂肪細胞に運ばれ、徐々に体脂肪となる。
〔中略〕
肝臓に蓄えきれなくなった糖分が徐々に蓄積されて、2週間後に太ってくるのなら、その前に使い切ってしまえばいい。その策を伝授しよう。「これ以上糖分を溜めないように、食べ過ぎてしまってから約18時間は、水分以外は何も口にしないようにしましょう」というのが伊達さんの最初のアドバイス。
夜の10時まで食べた場合は翌日の夕方4時まで、午前様になった場合は夕方の6時過ぎまでは、基本的に通常の食事を控えたほうがよい。
つまり、朝食と昼食は基本的には抜く形になる。こうすれば、前夜のオーバーカロリー分は十分に相殺できる。- 食べ過ぎ・飲み過ぎには18時間の“プチ断食”が効く!:年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎ 即効リセット術!:日経Gooday
忘年会の類はすべて欠席し、最近は飲みに誘ってくれる人もすっかりいなくなってしまったので、年末だからといっても(「自宅+独り飲み」での飲み過ぎはともかく)食べ過ぎの心配は皆無な私ではあるが、体重増加には常に気をつけている。
というか、18時間程度の“プチ断食”なら、私にとって特に珍しいことではないので、その方法を紹介します。
早朝に朝食を摂って夜中まで働くべし
私は、平日は毎朝午前6時に起床する。
そして、かみさんが毎朝必ず用意してくれる朝飯をすぐに食べる。
今月はまだ一度も行っていないが、月に数回は午後11時まで残業する。
私の場合、会社から拙宅まで1時間強かかるので、帰宅後の晩飯は必然的に深夜0時過ぎになる。
午前6時に朝食を摂り、 午前0時(24時)過ぎに夕食を摂る。
これで、18時間“プチ断食”の完成である。
私にとって、健康診断の前日の夜に酒が飲めないのは死ぬほどツラいが、この程度の断食なら、もうほとんど苦にはならない(もちろん、とことんまで腹は減るが)。
また、「寝る前に食べるのは良くないんじゃないか」と訝しむ向きもあるかと思うが、ドカ食いさえしなければ問題ないと思うし、現に太りやすい体質である齢48の私が、今のところ適正体重をキープできている。
デスクでの食事を「恥」と思うべし
とは言え、「昼飯や、おやつ(笑)を食べられないなんて耐えられない」という人も多いだろう。
確かに、「昼食=外食」と決めている「ランチタイムだけが生き甲斐なの」というランチの女王(または王様)な方には、この断食方法は向かない。そういう人は、ご自分で別の方法を考えてください。
「ランチは外食せず、デスクで弁当またはそれに類する物を食べる」という方には、それをガマンする良い方法がある。
「デスクでの食事は、みっともない」という“感覚”を身に付けることである。
デスクは仕事をするスペースであって、メシを食うスペースではない。
まだ20代の男女であれば、デスクで食事をしていても「ま、まだまだ食べたい盛りだよねえ」と周囲は温かい目で見てくれるだろうが、いいトシこいたおっさんやおばちゃんが、デスクで牛丼をかき込んだり、どら焼きを頬ばったり、煎餅をバリボリやっている画ヅラは、あまり美しいものではない。
一度、自分の「お食事風景」を、俯瞰でイメージしてみると良い。
その姿が「みっともない」という感覚を持てる人は、ワタクシ式のプチ断食も容易なことだろう。
「デスクでモノ喰って何が悪いんだ!」という人は、また別の方法をご自分で考えてください。でも、ただ“ガマンだけ”で18時間食事を摂らないのは、けっこうキツいと思いますよ。
独自の感覚や視点を利用すべし
ことほどさように、ただガマンするだけのダイエットでは長続きしない。
私の場合は、「みっともない」という自分自身の感覚を「食事制限」に利用しているわけだ。
何か独自の感覚や視点を見つけて、それをうまく利用することが、ダイエットを長続きさせる“コツ”だと思うのである。