ふとん乾燥機は安眠へと誘(いざな)う魔法の家電だ



 

ふとん乾燥機の効果に驚く

1月の寒いある日、しばらく使っていなかった「ふとん乾燥機」をナニゲなく使ってみた。f:id:ToshUeno:20160205223936j:plain

特に何の効果も期待していなかったのだが、我ながら驚いた。
普段はなかなか寝付けないのだが、あっという間に寝落ちしてしまったからだ。

以前の記憶だと、就寝の直前に「ふとん乾燥機」を使用すると、ふとんが熱過ぎて寝られたもんじゃなかったのだが、トシを取ったせいだろうか、熱過ぎるふとんによってカラダの芯まで温められる気がして、かえって心地よかった。
それからは、「ふとん乾燥機」のマットをかみさんと自分のぶんで毎晩2回ずつ、面倒でも必ずせっせと敷いて、スイッチを入れている私である。

「ふとん乾燥機」を押入の奥にしまい込んでいる中年以上のみなさんは、「安眠へと誘う暖房器具」として、ぜひそれを活用してみればいいと思う。

 

「電気あんか」と「電気毛布」の思い出

ガキの頃、私は「会津」という雪深い+クソ寒い地域に暮らしていた。

当時の実家の暖房というと、「反射型の石油ストーブ+電気コタツ」という昭和を絵に描いたようなものであったが、夜間は当然石油ストーブは消していたので、寝ている間の室温はかなり低かったはずである。

しかしAmazonって何でも売ってんなあ

「どれぐらい室温が低かったか」は記録も記憶もないのでわからないが、昭和40~50年代当時の、会津の冬場の最低気温は必ず氷点下であり、実家はごく一般的な木造住宅だったので、推定で4~5℃ぐらいだろうか。なので、生まれながらの冷え性である私は、冬季の就寝時は「電気あんか」と「電気毛布」を母親に与えられていた。

現在は(安普請とは言え)鉄筋コンクリート造のマンションで、(ガスファンヒーターに付いている室温計によれば)この冬の最低室温でも12℃程度なので、暖房機器を切っていてもふとんを掛けていれば、特に寒いということはない。

なので、「電気あんか」や「電気毛布」を使っていたことも、よもやその存在さえも完全に忘れていたのだが、「ふとん乾燥機」によって熱くなったベッドに潜り込んだとき、その温もりを数十年ぶりに思い出したのである。

21世紀も16年目だってのに、今でもこういう▲昔ながらのカタチで売ってるんだなあ

 

やっぱり家電は松下電器

拙宅で愛用している「ふとん乾燥機」は、今は無き「National」ブランドの松下電器産業(株)製のものである。

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いつ頃購入したのか、昔のこと過ぎてまったく覚えていないが、背面に「02年製」と明記されているので、おそらく2002~2003年頃だろう。

例年忘れた頃にしか使わないので使用頻度は決して多くはないが、10年以上使用しているにもかかわらずドライヤー機能に故障がないのはもちろん、ホース部分に亀裂が入ったり、マットが破けたりといったありがちな不具合もない。
この辺りは、さすが「松下電器製」である。

なにぶん古い製品なので、乾燥方式は旧態依然とした「温風が出る『マット』を敷き布団と掛け布団の間に敷く」方式である。
最近の「ふとん乾燥機」はマットがないタイプが主流のようだが、ただ、どう考えてもマットがないと、ふとんの隅々まで温かくはならないだろう。

SHARP プラズマクラスター搭載 布団乾燥機 ホワイト系 DI-DD1S-W

SHARP プラズマクラスター搭載 布団乾燥機 ホワイト系 DI-DD1S-W

 

この▲シャープのヤツは、「マット有/マット無」どちらでも使えるようだ、さすが「目の付けどころがシャープ(死コピー)」である

 

問題は電気代なのだが・・・

長年問題を抱え続けてきた私の睡眠に、小さな革命をもたらしてくれた「ふとん乾燥機」であるが、ひとつ心配事がある。

東電様ご提供の秀逸なサービス「でんき家計簿」にて、

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「お客さまのご使用量は、お住まいの地域の省エネ上手なご家庭を34%下回っています

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と、東電様からオホメの言葉にあずかっている省エネ上手な拙宅の電気代  *1 が、「この『旧式なふとん乾燥機』を毎日約2~4時間使い続けることによって、どれだけハネ上がるのか」ということである。

ま、ヒト月ぐらいは多少ハネ上がってもいいか。あと3週間もすれば、このアホみたいな寒さ(どこが「暖冬」なんだよ!)も少しは和らいでくれるだろう。

はやく春にならないかなあ・・・。

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*1:ま、他のご家庭では冬場の電気代の多くを占めるであろうエアコンではなく、ガスファンヒーターを暖房に使用しているので、そのぶん電気代が安いだけなのだが。ちなみにガス代は、ふたり家族なのに毎月1万円超である(笑)