川崎ラプソディ (4):いつものより道もどり道
昨日 (2016年4月28日) は「明後日引越なんで」という口実をつかって早退した。新川崎駅から徒歩で帰宅するのはもうこれが最後なので、写真を撮りながら、のんびり帰り道を歩いた。そんな記録。
パークタワー新川崎
新川崎駅の、もっとも降りる人が少ない所から出ると、「パークタワー新川崎」がドーンと見え・・・って、まあどこから出ても、このバカでかいマンションは見えるのだが、この位置からは手前の小さなアパートとの対比がおもしろい。
手前のアパートは昔っからある古びたアパートだが、川崎でも指折りの「駅近物件」である。駅 (の敷地) から徒歩5秒、改札からでも早めに歩けば1分とかからないだろう。
会津屋食堂
駅から少し歩くと、「会津屋食堂」という居酒屋がある。聞くところによると、オーナーは私と同じ会津出身だそうだ。よってこの店名も「むべなるかな」である。
まあだからといって、結局いち度も、この店の暖簾をくぐることはなかったのだが。
鹿島田駅まで歩く
狭い路地を歩く。平日の14時台はさすがに人通りは少ないが、帰宅時間帯はこの道が人で埋め尽くされるのだ。
路地から「駅前通り」へ。左手には「立ち飲み屋街」があり *1、奥にはペデストリアンデッキと、さらにその奥には「サウザンドタワー」が見える。
「日高屋 鹿島田店」は、5月2日オープンだそうだ。
残念ながら、その日にはもう、私は川崎にはいない。ま、もしいたとしても、この店で何か食って帰ることはヒャクパーなかっただろうが。
鹿島田踏切。南武線から踏切がなくなるのは、いったいいつのことだろうか。
ま (「ま」ばっかりだが)、もう川崎市民ではなくなる私には、まったく関係のないことだが。
住宅街を行く
「みゆきゴルフ」の前にある花壇を、帰宅途中に見るのも、本当にこれが最後。チューリップの花びらが落ちる前なら、もっときれいだっただろう。
住宅街の一角にポツンとある焼肉屋「ジャン南武線」の前のカーブ。ここで車線を踏んでしまうようなヤツは、免許証を即刻返納した方がいい。
ま (ホント「ま」ばっかりだが)、大半のドライバーが車線を踏みながらここを通過するのだが。なんでもっと、「丁寧に走ろう」と思わないのだろう。私には不思議でならない。
そして、今日もまたそこかしこで、次々とミニ戸が建ち続けている。
カーディーラー2選
三菱自動車
「関東三菱自動車販売:川崎店」には、なんと客が2人もいた。(こんな時機に、こんなトコ来るなんてガッツあるなあ)と感心したが、この写真を見たかみさん曰く、「クレーム言いに来た人じゃん?」だそうだ。
言われてみれば確かに、2人とも殺伐とした空気を漂わせていた。
ヤナセ
明日 (2016年4月30日) まで拙宅である賃貸マンションが程近くなると、スッタモンダを繰り返す「三菱自動車」の対極にある悠久のザ・ブランド「メルセデス・ベンツ」を擁する「(株)ヤナセ 川崎支店」がある。
この店のショーウインドウ越しに、買えるはずもないメルセデス・ベンツの高級車を眺めるのが好きだった。
いや、こんなFFの、廉価版の、「Aクラス派生車種」じゃなくてさ。こんなのを400万も出して買うぐらいなら、私は日産の“高級車”を買う。
「いつものより道もどり道」のネタ元
ちなみにタイトルは、長渕剛のファーストアルバムに収録されている隠れた名曲「いつものより道もどり道」からパクった。
もう待ちました 待ち疲れました 待ちくたびれました
小6の頃、兄貴が買ってきたこのLPレコードを実家のステレオで聞いていたら、今は亡き母から「ガキのくせにこんな歌聴いてんじゃねえ!」と怒られた。
翻って考えると、女の“感性”に訴える何かがこの曲にはあって、その“何か”が、昭和ヒト桁生まれの女である母にしてみれば、「教育上よろしくない」と思えたのだろう。
そんな感性豊かでキレイな曲を初期の頃はよく書いていたのに *2、この人はいつから、あんな“芸風”になっちゃったんだろうか。
そして、こんな▼“芸風”になってからも、この曲を歌っていることを知って、なんかちょっとうれしかった。
長渕剛 いつものより道もどり道 【2010 2011 TOUR TRY AGAIN at YOYOGI】
でも、このキレイな曲で、例の「オォイ!」はヤメて欲しい(笑)。
(つづく)