ブルバードM109R_6カ月点検 (2017/02/25) +レッドバロン戸塚_展示車紹介
愛車のひとつ「スズキ・ブルバードM109R」を6カ月点検に出してきた。
こんなブログを読んでくれる奇特な人(いるのか?) にはひとつもおもしろくもないだろうが (いつもか?)、自分のための「記録」として、点検は毎回記事にすることにしているのである。
電話予約ってめんどくさい
走行距離10,655kmのスズキ・ブルバードM109Rを中古で購入してから7年目。
M109Rを買ったレッドバロンの場合、点検の時期も種別も管理してくれないので「6カ月点検」なのか「1年点検」なのか自分でもわからなくなってくるが、「車検月=8月」なので1年点検、その半年前の「2月」が6カ月点検だという超シンプルでわかりやすい「判定方法」に気づいたのは、去年のことである。
2月中に点検に出さなきゃ、出さなきゃ・・・と思いながら、はや最終週の週末。それも前日金曜になって、ようやくレッドバロン戸塚に電話した。ただでさえ人と話すのが得意じゃないのに、相手の顔が見えない「電話」っていう社会インフラがガキの頃からキライなのだ。だから「メールな世の中・ネットな世の中になって本当に良かった」と心から思うのだが、オートバイのディーラーって、レッドバロンにしろヤマハ・NMAXを買ったYSPにしろ、点検の予約さえネットでできない。非常にめんどくさい。
ま、日産・スカイラインクーペを買った神奈川日産も、入庫予約はネットでできるものの、画面に入力する日時はあくまで「希望」で、結局は営業担当さんから電話が来て、最終的な日程はそこで決めるんだけど。意味ねえじゃん。まあでも、自分から電話するという“ハードル(笑)”が無くなるだけでもありがたい。
21世紀も、はや17年目。いいかげん二輪業界も、ユーザを“精神的重圧”(大げさ)から解放する「ネット予約」を、とっとと導入してくれないものだろうか。
レッドバロン戸塚・2017年2月25日の在庫車
さて、至極個人的なグチが長くなった。大半の人は、冒頭でブラウザのタブを閉じるか「戻る」ボタンをクリックしているだろうが、まあそうアワてないアワてない。「慌てるナントカは貰いが少ない」って言うでしょ。ここからが有用な?情報なのだ。
レッドバロンというディーラーは在庫車情報をネット上で一切公開しないのが“ポリシー”のようなので、代わりに私が「レッドバロン戸塚・2017年2月25日の在庫車」を掲載してあげるという、点検記事定番の親切企画である。
Harley-Davidson FLHTCU-I (2006)
営業カウンター真ヨコの“トップステージ”に置いてある、つまり今いちばんのオススメマシンがコレ▼。
H-Dらしいアナクロ感に溢れているものの、いつ見てもスんゴいインパネですわ・・・。
遙か500m前方から来てもヒト目でH-Dとわかる、いわゆる「ヤッコカウル」。
(そんなに風を受けるのがイヤならオートバイになんて乗らなきゃいいのに)と、コレを見るたびに私は思っているが。
まあとにかく、ロング・ツーリングに最適化されたマシンなのに、登録から12年が経過した現在の走行距離はたったの19,623km。きっとほとんど乗らずに、床の間に飾っていたんだろう。 茶化しているわけではない、楽しみ方は人それぞれである。
「12年落ち」ではあるものの、少ない走行距離にもかかわらず驚愕のお買い得プライス=1,398,000円。安い!
Harley-Davidson FLSTC-I Softail Classic (2002)
15年落ちという「あと少しで旧車の仲間入り」な個体だが、そこはH-D。古くてもH-DはH-Dなのだ。
年式のわりに走行距離は23,202kmと非常に少ない。こちらも「床の間飾り系」なオーナー達だったんだろう。走行距離が多ければダメ/少なきゃイイ、そんな単純なもんじゃないことは承知しているつもりだが、「多過ぎるよりはマシ」と考える人も多いだろう。
お値段は税込1,158,000円。これが高いと思うか安いと思うかはあえて書かないが、納車したその日に「オレはずっとこのマシンに乗り続けているんだ」という自己暗示をかければ、あなたも立派なハーレーオーナー。また、傍目にもそんな風に見てもらえるのは、H-Dというブランドの成せるワザでもある。
「15年落ちの中古」という点に引け目を感じない人であれば、じゅうぶんオトクと言える・・・かもしれない。
Harley-Davidson XL883 Sportster (2006)
サイズ的にもパワー的にもプライス的にも、「気軽に乗れるH-D」としてこの国で一定の地位を築いているスポーツスター。
いま初めて書いて初めて気づいたが、「Sports-ster」じゃなくて「Sport-ster」なんだね。本場では「スポォスタァ」とでも読むのだろう。
まあそんなことはともかく、このブルーはキレイだ。
さすがはボッタくり高級ブランドメーカー、新車で買うとこんなのが120万円以上もするが (※2017年モデル)、この11年落ち・走行距離28,901kmの個体の価格は税込628,000円。
ま・・・そんなものなのかな。元々が高過ぎるからね。
カワサキ ZX1000G Ninja (2011)
個人的には、カワサキを象徴する「ライムグリーン」って色がどうも好きになれない。でも最近は、コレ▼のようにメタリックが入ってるのでまだいい。
さらにフロントカウルやタンクがブラックアウトされているのもシブイ。「ミドリ」は好きにはなれなくても、この配色なら許せる。
純正のマフラーは「ショートタイプの左右2本出し」のようだが、この個体はコンベンショナルなアフターマーケット品に換装されていた。はっきり言ってダサい。パワーとかサウンドとかに不満があって換えたんだろうが、デザインやマシンのキャラクター的には、絶対に純正の方が合っていると思う。
税込698,000円。(年式もそんなに古くないし見た目もまだ全然キレイなのに、ずいぶん安いなあ)と思ったが、走行距離を見て合点がいった。なんと「71,973km」。 車検月が2月なので、ちょうど6年で約72,000km。
「ワンオーナー車!」と記されているが、毎日長距離通勤に使っていたとか、あるいはなかなかのロング・ツアラーだったんだろう。
キレイな外観を見る限りは大切に保管・維持され、かつ徹底的に使い込まれたシアワセな個体である。そう考えれば、じゅうぶん“買い”の1台だろう。
スズキ GSX1300R Hayabusa (1999)
年式=発売年、つまり最初期型のハヤブサ。
走行距離57,956km、販売価格は税込628,000円。ちょっと高い。
コレと言ってウリのない、古ぼけたハヤブサを取り上げた理由は、ひとえにこの▼POPに尽きる。
身長153cmの方でも、夢を諦めないで下さい!!
「身長153cm」と言えば、われわれ世代にとっては小泉今日子である。つまり「なぜキョンキョン限定なのか」という疑問が、私の心を捉えて離さなかった。
こちらのサイトによると、身長153cmの女性の平均股下は「67.3cm」。それに対して、旧型も現行型もハヤブサのシート高は「80.5cm」。ツマ先立ちさえ絶望的な差である。それを踏まえて改めて写真を見ると、このハヤブサはローダウンしているようにも見える。
夢を見るほどに乗りたければ、ローダウンでもツマ先立ちでも何でもして乗ればいい。誰にも止める権利はない。ただ、「あなたがイメージしている以上に、あなたの姿は第三者の眼には滑稽に映っている」ということだけは認識しておくべきだと思う。人間、無理は禁物である。
ご用命はお近くのレッドバロンへ
レッドバロンという二輪車ディーラーは見事なまでに全国どこにでも店舗があって、それらがすべて直営店だそうなので、いま戸塚にある車両でも近くにあるレッドバロン○○に頼めば、快く持ってきてくれる。これは各地域によって経営母体の異なるHonda DREAMやYSPでは、マネのできない芸当だろう。私が川崎幸店で購入したM109Rも、どこか遠い所から運んできてもらった個体である (どこだったかは忘れてしまったが)。
この記事の中に興味のあるマシンがあれば、さあ、今すぐお近くのレッドバロンへ!・・・ってなんだコレ?
(つづく)