「スズキ歴史館」に行ってきた:導入篇
雨の日はクルマで
ただでさえクソ忙しいのに、ひどく不愉快な出来事があって心が風邪をひいてしまったので、当日連絡で有休を取る。天気が良ければ当然オートバイに乗るところだが、2015年6月19日、川崎はじめ関東南部全般はところどころの雨模様。
しかたなく、クルマで浜松市へ向かう。
スズキが生んだ稀代の名車「Boulevard M109R」に跨がっている私であるので(ま、月イチペースだけど)、聖地・スズキ本社を訪問したのだ・・・
というのはウソで、そのトイメンに小さく(わかりにくく)たたずむ「スズキ歴史館」に行ってきた。
詳細はホームページを見れば書いてあるのだが、 それを言っちゃうとこの記事自体の存在意義がなくなるので、あえてここにもパンフレットから転載しておく。
- 開館時間:9:00~16:30
- 休館日 :月曜日、年末年始、夏季休暇、他
- 入館料 :無料(予約制)
- 駐車場 :無料(乗用車50台)
- 見学方法:自由見学
「長久手IC」を降りてすぐ、ドデカい「T」の赤い看板が見えてカーナビ要らずの「トヨタ博物館」と違って、
ここは「浜松西IC」を降りてから、浜松市内の商業地/住宅地を延々と走らなければならない。「どんだけ右折/左折すんだよ」ってぐらいに。
しかも、日産純正カーナビ(※2009年頃に一度地図を更新したきり)の「名前による目的地検索」で「スズキ歴史館」で一発検索できたのでそのまま何も考えずに向かったのだが、ぜんぜん見当違いのところ(工場の裏の方)に向かわせようとするし、思いっきり住宅が建ち並んでいるところで「右です!」と人サマの家に突っ込ませようとするし・・・
周辺を2周したあげく(恥)、結局、スズキ本社入口にいる守衛さんに聞くハメになってしまった(お仕事中、申し訳ありませんでした)。
スズキ歴史館一口メモ①
ちなみに、このPDF(「ミュージアム・データ」 No.78)の「2009・2010年度開設博物館一覧表」に「スズキ歴史館」と記載があるので、この時期に今の場所に“移転”したのだろうか。
受付にて
そんなワケでやっとの思いでたどり着き、手前に「新型アルト ターボRS」が鎮座する受付へ。
ここは上述のとおり入館料はタダだが、電話またはネットで予約が必要。
前日の23時過ぎでも問題なくネットで予約できたが、「もし聞かれたらその場でGmail見りゃいいや」といういつもどおりのテキトーな考えに基づき「ご予約ID」を控えておらず、
- 受付嬢「いらっしゃいませ。ご予約IDはおわかりになりますか?」
- 私 「あ・・・ちょっと待ってもらえますか(あたふたとスマホをいじりながら)
・・・名前はウエノです・・・どうしてもID必要ですか」 - 受付嬢「(静かに微笑みながら)ご予約の時間帯は何時ですか?」
- 私 「13時です」
- 受付嬢「メールアドレスの最初の1文字はなんですか?」
例によってスマホのGmailの同期を取ってなかったためすぐに予約メールが参照できず、いいトシコイてあたふたしたあげく、結局「苗字」と「メールアドレスの最初の1文字」で入館を許してもらえた。
かわいらしい受付のおねえさん、お手間取らせて申し訳ありませんでした。
スズキ歴史館一口メモ②
1階フロアの展示
(ほぼ)全景。
二輪の現行車は、「ハヤブサ (GSX1300R)」のみ。
あとはMotoGP用のマシン(現行?よくわからん)と・・・
歴代のレース用マシンがずらり(レースにはまったく興味がないので1台ずつ撮る気になりませんでした、すみません)。
二輪は後述のカタナを除いてすべて、当然のことながら「お手を触れないでください」状態。
対して四輪は現行車、かつ自由に乗り込むこともできる。
転倒を防止したりするのが手間なんだろうが、二輪も現行車(当然海外モデルも含む)を置いて、かつ自由に跨がれるようにして欲しいなあ・・・。
FMCしたばかりの現行「ラパン」。 欲しい!とまでは思わないが、このデザインは好き。
記念撮影コーナーの「GSX1100S カタナ」。私はひとり孤独なので、ただ跨がるのみ。
ちなみに、約2年半前に放送された「週刊バイクTV」でココを訪れた回(2012/12/05放送)を見直してみたが、このカタナの展示は当時とまったく変わっていなかった。
20数年ぶりに跨がってみた。昔、なじみのバイク屋で跨がった時はスゴくハンドルが遠くて「タンクを抱きかかえるような感じがした」と記憶していたが、ぜんぜんそんなことはなかった。M109Rの方がよほどハンドルは遠く感じる。
それにしても、フォワードコントロールの(ステップが前方にある)マシンに乗っている身からすると、脚が窮屈すぎる。15分で膝が痛くなりそうだ。よくこんなマシンでツーリングに行くなあ・・・。
(つづく)