ホンダ・PCXでやり直す8輪生活(1):納車篇

昨年(2016年)7月に「ヤマハ・NMAX」を手に入れたことで、快適な通勤ライフ(片道10分だけど)も同時に手に入れた私である。 

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が、ワケあってわずか1年足らずでNMAXを手放し、その元ネタである「ホンダ・PCX」を手に入れた。



 

ホンダにしたワケは

ヤマハ・NMAXはとても優れた原付2種スクーターだ。大きな不満はまったくなく、概ね気に入っていた。手放した理由はあえてこのブログには書かないが、書かない理由はオートバイ乗りになら察してもらえるだろうか。まあつまりそういうことだ。

NMAXにはまったく不満はなかったが、その購入元であるヤマハのディーラー=「YSP横浜戸塚」には不満だらけだった。納車時にひと悶着あった(起こした)のは、この記事▼にも書いたとおりだ。 

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その後も定期点検で2回ほど行ったが、毎回どうにも居心地が悪かった。やはり接客態度が、M109Rでお世話になっているレッドバロン各店と比べると「なっちゃいない」のだ。

さらに6カ月点検の時、「ケミカル代」なる意味不明な費目が見積書に明記されていて、てっきりエンジンオイルのことかと思っていたら、支払い時に
「エンジンオイルはキレイだったので、今回は交換しませんでした」
とあっさり言われたのだった。

「だったら、この『ケミカル代』ってなんなんだよ」
・・・とツッコミたかったのだが、またクレーマーみたいに思われるのがイヤだったので何も言わなかった。そんなこともあって、
(点検のたびに、これからもずっとこの店に来るのはイヤだなあ)
という思いがより一層強くなったのだった。

もし、ディーラーも気に入っていれば、またNMAXを買ったかもしれない。今回ホンダにしたワケは、PCXに興味があったというのももちろんあるが、「YSP横浜戸塚がイヤだったから」。これが非常に大きい。

ほんと、YouTubeの動画に精を出すのも結構だが、そんなヒマがあったら接客態度を改めることに時間を費やした方がよっぽど客のためになるということを、声を大にして言いたい・・・と、こんなブログに書いたところで、彼等の耳にはちっとも届かないであろうことが非常に悔しい。

ま、もう二度と行かないからどうでもいいけど。

 

横浜ローカルのディーラーに行く

去る5月12日金曜日、YSP横浜戸塚を素通りして、歩いて「丸富オート販売・藤沢店」に行った。ちなみに「丸富オート販売」とは、横浜市を中心に数店舗を構える二輪車ディーラーである。

www.marutomiauto.co.jp

ちなみにちなみに、ヒト月近くも前のこの話をずっと書かなかったのは、単に四国・九州ツーリングの記録を優先したからである。閑話休題。

拙宅からはYSP横浜戸塚より遙かに遠いが、歩けない距離では全然ない。
(世の中、そうそうヘンな店ばっかりあるわけじゃない。丸富オート販売は、きっといい店に違いない)
そう固く信じながらテクテクと歩く。

「藤沢店」と言っても、住所は戸塚区である。戸塚の国道1号沿いの、いろいろな店がひしめいている辺り。少し先にはオートバイ用品のメッカ「ナップス横浜店」もあって、常にオートバイ乗りたちで賑わっている。混雑している場所は大キライなので、私は一度も行ったことはないが。

平日の夕暮れ時、それにしてもクルマが多い。

歩行者用信号がアオに変わって横断歩道を渡ろうとしたら、思いっきり信号を無視したクソバカ女のホンダ・N-BOXが右側からツッコんできた。ほんと、女は運転すんなよ、ったく *1

せっかくのお散歩気分を台無しにされながらたどり着いた丸富オート販売・藤沢店は、「昔ながらのオートバイ屋」といった風情であった。
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店内に入ると、カウンターの奥にいたおばちゃんがニッコリと笑顔で迎えてくれた。
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キレイで今風な店構えである必要などない。そう、何よりもこの「笑顔」が大事なのだ。YSP横浜戸塚の一部の店員には、これがまったく欠けているのだ。ほんと、笑顔のひとつも作れないなら、客商売なんて今すぐヤメた方がいい。

「車種はホンダ・PCX」「色はアオ」と電話で予めこちらの希望は伝えてあったので、スムーズに商談が進む。まったく、何の滞りもない。こちらが質問するたびにいちいちツッカえる、どこかの店とは・・・いい加減もういいか。

1時間も掛からずに、無事に商談は終わった。「納車までは10日ほど見てください」とのことだった。早朝5時40分だってのにクソ混んでるバス(なんでこの辺の人達はこんなに早起きなんだろう?)に乗るのは心底イヤなので1日でも早く納車して欲しいが、まあこればっかりは仕方ない。気長に待つことにしよう。

 

わずか4日後の電話

5月16日火曜日の15時半頃、ケータイが鳴った。NMAXに関する件かと思って出ると、丸富オート販売からだった。「10日ほど見て欲しい」と言っていたPCXが、もう納車できると言う。

実は「パールダークアッシュブルー」のPCXは、在庫車だった。だからスクーターだけならすぐにでも納車できたのだが、「10日ほどかかる」と言われていた理由は、例によってNMAXにも取り付けた以下のオプション

  1. イモビアラーム
  2. グリップヒーター
  3. ボディマウントシールド

特に1.のイモビアラームが「いつ納品されるかわからない」からであった。

思えば、NMAXのときも同じイモビアラームが納品されず、結局納車後1カ月経ってから「後付け」したのだが、それに比べればさすがはホンダである。

www.honda.co.jp

イモビアラームなんて大事なオプションが届くのに1カ月もかかってしまう、三流メーカー=ヤマハ(ワイズギア)とは大違いだ。

 

何のネタもない「納車の儀」

会社のある神保町から戸塚の拙宅を経由して丸富オート販売・藤沢店に行くには、早退しないと「19時まで」の営業時間に間に合わない。電話で「納車をいつにするか」問われて少し悩んだが、あの早朝からクソ混んでいるバスに乗るのはやっぱりイヤなので、
「じゃあ、今日取りに行きます」 
と答えた。

というわけでシレっと会社を早退し、急いで拙宅に帰り、コンビニでカネをおろして、また徒歩で丸富オート販売に向かう。

NMAXのときは至極不愉快な、それでもブログのネタになる出来事があったのだが、まったく何もなく、待ち時間ゼロで応対してくれ(当たり前)、フツーに使用説明を受け、フツーにカネを支払い、フツーに自賠責等の手続きを終えた。

何かあったと言えば、この写真▼を撮るときにヘルメット(ショウエイ「J.O.」)とスマホ(SAMSUNG「Galaxy S7 edge」)を落としてしまったことぐらい。
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(▲在庫車なので「0km」じゃないのが悲しい)

M109Rに乗るときはいつも、ヘルメットを脱いだら右側のミラーにかけるのだが、同じようにしたらヘルメットがウマくミラーに引っ掛かってくれなくてスルッと落ちそうになってしまい、「あっ!」と手を出したのだが結局捕ることができず、さらに手に持っていたスマホも落としてしまって、両方ともキズモノにしてしまった。

ったく何やってんだよ・・・。

相変わらずのアホさ加減に落ち込みながらも、翌日からの通勤に備えて毎度御用達の「昭和シェル石油・環4とつかSS」に給油に向かう。

記念すべき納車直後の写真としては、ボディマウントシールドが意外に高さがあって見切れているのが何とも情けない。ヘタクソ。
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また、バックのワチャワチャした感じも非常に残念だが、ジャマにならない場所がココぐらいしか見当たらなかったのでこれは仕方ない。 

まあ写真のダメっぷりはともかく、「NMAXとはあまりにも違う乗り味 (©岡崎五朗) に驚いた」それが、最初にPCXに抱いた印象である。そんな走りも含めたインプレッションについては、次回以降に書く。

(つづく)

 

*1:このセリフが「NMAXを手放した理由」に繋がっている。もちろん例外はいるが、一般的に空間認知能力に劣る女性には運転免許を与えないで欲しい。