トヨタ博物館:新館編
新館入口手前
歴代トヨタ車の1/5のミニカーが置いてあった。「マークII」やら「チェイサー」やら「セリカ」やら、大量に置いてあったが、ガラスが反射してどうにもキレイに撮れないので、「親父のコロナ」だけ撮っておいた。
(※以下、大量の写真が表示されます)
新館内
フォード カスタム4ドアセダン(1949, アメリカ)。
トヨタ カリーナ TA12型(1970, 日本)。
トヨタ セリカ リフトバック(1973, 日本)。セリカと言えば“真打ち”はダルマの方なんだろうけど、やっぱりこっちの方が好き。テールランプ/ウィンカーの形とか、この程度の車格のクルマに不釣り合いな、取って付けたようなルーバーとか、懐かしい。
ホンダ シビック 2ドア(1972, 日本)+トヨタ カローラ KE10型(1966, 日本)。
全く予備知識を持たずに入ったので、あくまでクルマ目当てで写真を撮ってたんだが、さすがにこの辺で「ん?」と気づいた。
新館は、ニッポンの「モータリゼーション」と「一般カルチャー」の発展を、時代毎に区切って同時に展示しているのだ。
というわけで、順路を全く無視して写真を撮ったため時代順はバラバラなので、あしからず。
70年代かな?の新聞の一面広告と、同時代のポータブルテレビ。テレビには、60~70年代当時のCMが流れてた。「イエイエ」とかの。画面の切替りが速すぎて、うまく撮れなかった。
稀代の名コピー。
真木蔵人のおふくろさん(の若かりし頃)。こういうのは新聞広告のモノクロじゃなくて、カラーで見たい。
マツダ キャロル(1969, 日本)。うーん・・・やっぱりこの展示方法は何か違う気がする・・・クルマもお人形さんも、お互いにかわいそう。
気を取り直して、「クルマ」と「それ以外」を別々に鑑賞すると、こんなのとか、
こんな、ガキの頃よくあった「ギミック付」のプラモデル(この“洋物”のボンドカーはさすがにオレの年代じゃないけど)も置いてあった。「水中スクーター」は、やっぱ「マブチ水中モーター」を使うんだろうか。
デヴィット・ボウイ。隣の人は・・・知らん。T.レックスの人?
ガッツ。兄貴がよく買ってた。ここまで古くなくて、松山千春とかが表紙の頃のヤツ(70年代後半~80年代前半)。
アンアン・ノンノ。さだまさしの「絵はがき坂」を思い出す・・・わがるヤツだけわがればいい (by 花巻さん from あまちゃん)。
平凡パンチ。右端は巨泉だね。
これはUS盤だね。なんでUS盤?と思ったら、シナトラとかエルヴィスとかパティ・ペイジとか「ウエストサイド物語」のサントラ盤とか・・・要は「アメリカン・カルチャー」ってことらしい。・・・ま、写ってない右端に「加山雄三ベスト」なんかがあって、ちょっと意味不明だったが。
ダットサン ブルーバード 411型(1965, 日本)。 後ろのパネルにピントが合っちゃってた。
トヨタ カローラ KE10型(1966, 日本)。 リア・ダッシュボードのぬいぐるみが、時代を象徴している。
スズキ キャリィバン(1964, 日本)。ブザマな腰高感はともかく、合理的なまでのスズキ・デザインが美しい。
ダイハツ ミゼット MP5型(1963, 日本)と、一斗缶。 新館はクルマが無造作(?)に置いてあって、手当たり次第に撮ってたらどれを撮ったかわかんなくなって、で、このクルマはフロント側を撮ってなかった。残念。
トヨタ コロナピックアップ(1962, 日本)と、ガソリン?タンク・・・と、ダンボール。
ホンダ ベンリー号(1963, 日本)+ ダットサン 211型(1960, 日本)。
トヨエース(1959, 日本)。 なかなか斬新なデザイン。なんかに似てるけど、思い出せない。
昭和30年代?の家具やら家電やら。ちょっと雑多に並べすぎだと思う。
トヨペット クラウン RS20型(1959, 日本)。 タクシーを再現したらしい。やっぱり、観音開き。観音開きの理由のひとつに、「当時のタクシーは運転手の他に助手が乗っていて、客を乗せるとき助手がクルマから素早く降りてドアを開けていた。したがって助手がドアを開けるのには観音開きの方が楽だ*1」というのがあるらしいが、観音開きの場合、開けたら客が降りやすいように、助手は後ろに下がんなきゃいけないのでは?
そう考えると、ヒンジドアの方がかえって楽だと思うんだが、「開けるだけ開けてドアを抑えることはしなかった」ってことなんだろうか?まあそんなことはともかく、やっぱり時代はテールフィン。
マツダ 三輪トラック(1953, 日本)。
トヨタBM型トラック 薪トラック改造車(1950, 日本)。かなりめんどくさい構造で動いてた、ってのがわかる。薪をフツーに燃やして、蒸気かなんかで動いてると、ずっと思ってた。
水野式 自動三輪車(1937, 日本)。 こっち側にタンクとラジエター、反対側にエンジンとトランスミッションがある、かなり特異な構造。当時は舗装路なんてほとんどなかっただろうし、こんな構造だとすぐに壊れそうだ。
ウィリス ジープ(1941, アメリカ)。 ギブミーチョコレート。
他に大八車とかチャリンコとかチャリンコにエンジンくっつけたヤツとか模型とかいろいろ置いてあったが、目に付いた4輪(一部3輪)は大体こんなもん。
クルマはともかく、5平米?ぐらいの一区画だけで各時代のカルチャーを表現するのは、正直無理がある。
大変申し訳ないが、新館の展示はオレにはいまいちだった。
新館出入口
トヨタ i-unit(2005, 日本)。
トヨタ i-REAL(2007, 日本)。
各国のナンバープレート。
最後に再び屋外、そしてお食事処
トヨタ IMTSバス(2005, 日本)。 バスに始まり、バスに終わる。
他に、新館3階のライブラリも、お土産屋も、お食事スペースも、くまなく見ておいた。
レストランのランチョンマット(用の紙)。クルマに早々に飽きて、ひとりでカレー食ってた かみさんの“戦利品”。
カフェの同マット。
ヨタ博・総論
残念ながら走行会や企画展などの「イベントもの」はやってなかったけど、他じゃお目にかかれないクルマもいろいろ見られたし、写真もいっぱい撮れたし、何より平日だから空いてたし、ホントに来て良かった。
展示は見やすいし、頼めばマンツーマンでもガイドしてくるみたいだし*2、ここはホントにいい博物館だ。
ありがとう、トヨタ、および関係者のみなさん。
どうもすみません、日産車で来てしまって。