東京地裁に行ってきた
東京地裁に出かけた。
傍聴人とかではなく、”主役級”の扱いで。・・・って、裁判では誰が”主役”なのかわからないが、発した”セリフ”の数で言えば、文句なしに主役だろう。
もちろん、まだ”結果”が出ていないので詳細はここには書けないが、こんなことはめったにないので(こんなことはない方が全然いいのだが)、”当たり障りのないこと”だけ書きとめておく。
不審者扱い
約束の時間より45分も前に到着。
霞ヶ関駅を出てから建物に入るまで(徒歩1分)も、構内に入ってからも、とにかく人が多くて驚いた。
前の会社は横浜地裁のトイメンにあったので、時々はその様子を見ていたが、周辺が”賑わっていた”記憶はほとんどない。
さすが、日本一の?地方裁判所だ。
入口は”法曹”関係者と一般人とで分かれており、一般人は荷物検査をして金属探知機ゲートをくぐらなければならない*1。
銃も手榴弾も刀剣類も持ってないのに、金属探知機ゲートで引っかかったため、警備員のカッコしたおっさんに両腕を上げさせられ、手動でチェックするヤツ(何て言うの?)で全身をくまなく(後ろから前から)チェックされる。
・・・あまり、というか、まったく気分のいいものではない。
で、なんで引っかかったかっていうと、ベルトのバックルだった。だったらスーツ着たヤツは全員そうかって言うと、そんなわけでもなさそうだった。
精度がいいのか悪いのかよくわからんが、もうちょっと改善が必要だろう。
自販機のお茶はお安め
霞ヶ関駅なんて、来た記憶がないぐらい久々のくせに、都会人ぶって颯爽と歩くフリしてたら、つい駅でお茶を買うのを忘れてしまい、仕方なく構内で自販機を探す。
それにしても、広い建物だ。
ぐるぐるぐるぐる歩き回ったが、結局見つからず、警備員のカッコしたおばちゃんに聞いて、ようやくお茶にありつく。
ちなみに、伊右衛門の500mlが、110円だった。この定価との差額の財源は、やはり税金なのだろうか。
弁護士先生は時間にルーズ
ロビーが空いてきたと思ったら、外は大行列。早過ぎるぐらい早く来てよかった。
弁護士先生は、約10分遅れてご到着。
先日事務所に行った時も待たされたし、弁護士ってのは時間にルーズな職業なんだろうか。
ロビーにはゆったり座れるソファもあったし、初めて来た所で、周りにいるヤツらを見てるだけで退屈はしなかったからいいんだけど、あんまり遅いと「場所間違えたかな?」って不安になるじゃん?
約束の時間は守ろうよ・・・って、オレのようなシガないサラリーマンごときは、弁護士先生様には直接言えないけど。
法定にて
簡単に打合せ+リハーサルをして、いよいよ法廷へ。
って言っても、簡易裁判所と同等のミニマムな法廷。でも、傍聴席(20~30席ぐらいだったかな?)もあって、ちゃんと法廷の”体”を成していた。
写真撮りたくてしょうがなかったけど、「写真撮っていいすか?」なんて言える雰囲気は微塵もなかったし、無断で撮ったら弁護士先生に冷たい眼で叱責されそうだったので、やめておいた。
裁判官が1名。書記官が2名。原告側が・・・ ・・・おっと、これ以上はやめておこう。
ちなみに、書記官の片割れの女性は、とても親切だった。
裁判を終えて
ひととおりのイベントが終わった後、変な形(L字型の狭い空間にソファ?長椅子?が向かい合う形で押し込んであった)の待合室へ。
廊下も、この部屋も弁護士バッヂをチラつかせたエラそうな方々が常にいらっしゃったので、たまたま誰もいなくなった一瞬の隙に「せめてここだけは」と写真を撮る。何の面白味もない写真だが、もう二度とここに来ることはないと思うので。
最後に、弁護士先生と今後の話をして・・・つまり、”決着”はまだまだ先の話、ということだ。
それにしても、裁判って判決が出るまで何でここまで時間をかける(時間がかかる)んだろうか。
事案数に対して、リソースが足りないのはわかるのだが。