Panasonic「Gorilla CN-G500D」をオートバイで使ってみた:前篇
Panasonic謹製PND「Gorilla CN-G500D (以下「CN-G500D」)」を今年6月に購入してから、先日ようやく初のロングツーリングに行ってきた。そこでCN-G500Dについて、気づいた点などをまとめておく。
使用環境
私はGN-G500Dを、クレードルを改造して「オートバイ用」として使用している。
この記事▲にも書いたとおり、CN-G500Dはオートバイ用としては使用しないよう、取扱説明書に明記されている。
なので、もしこんなブログを読んでいるという奇特な方で、かつCN-G500Dをオートバイ用として使用したい方は、以下の内容はあくまで「参考情報」としていただけると幸いです。もし私に文句を言われても、一切スルーします (ま、コメントとか皆無のブログなんで心配はしてないけど)。
オートバイは、超一流二輪メーカー・スズキが誇る稀代の名車「ブルバードM109R (以下『M109R』)」。
「曲がらない・ライポジ楽じゃない・全然人気ない」のナイナイづくしなマシンだが、私にとっては愛すべきマシンなのだ。
「V型2気筒・排気量1,783cc」のエンジンよろしく、オートバイの中でも振動は大きい方だと思う。つまりM109Rでの使用に耐えられれば、大概のオートバイの使用には耐えられると思われる。センスのないヤツらがイジり倒して、音も振動もノーマルより“改悪”されているH-D等はどうか知らないが。
雨対策
ヨコの穴を塞ぐ
CN-G500Dは防水ではないらしいので、ある程度の雨対策はしている。と言っても、以下のとおり「ヘッドホン」と「ブレーキセンサー」の2つのジャックを塞いでるだけなんだけど。
ヘッドホンジャックは、ゴム製のちゃっちいキャップで塞いでいる。私はもともとオートバイ用ナビに音声は求めていないので、これで何の問題ない。
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ブレーキセンサージャックも、この▲キャップで塞ごうと、ゴムを削ったりしてみたが、あまりに穴の直径が違いすぎて、私の稚拙な工作スキルではウマくいかなかった。
そこでやむを得ず、こちら▼を購入。
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以前使用していた「CN-MC02L」では、走行中にルート編集等をしようとすると「走行中は操作できません」的なメッセージが表示されたのだが、このプラグを穴に突っ込むだけで、走行中でもすべての操作ができるようになった。
このプラグは、あくまで雨対策として購入したものだが、「よけいなお世話的制約」がなくなったのはありがたい。ただし調子こいてイジリ過ぎて、前方の車両にオカマを掘るようなコッパズかしい事故だけは要注意である。
ヨコの穴より上のスキマなのだが
本体ヨコのジャックより、本体上部の「スイッチ」および「アンテナ」のわずかなスキマの方がよほど心配なのだが、ドシロートの私には、まともな対策が見つかっていない。例えば「本体上部を覆うようにビニールを接着する」とか、絶望的に見た目がダサくなる方法しか、私には思い浮かばない。
とりあえず一時的な雨は問題なかった
先日の秋田ツーリングは概ね天候に恵まれたが、帰路の東北自動車道 (上り線) 吾妻PAの手前で、10分弱ぐらいだっただろうか、結構強めの雨に見舞われた。
その時はジャケットとジーンズがズブ濡れになって急に寒くなったので、GN-G500Dのことなどすっかり忘れていたのだが、まあその程度の雨を一度喰らったぐらいでは、さすがに壊れることはなかった。
この国で3日間もツーリングをすれば、「一度も雨に降られない」というのは、もはや奇跡に近い。とりあえず今回は大丈夫だったが、より長時間の雨に見舞われたときに問題が起きるか否かは、今後の検証が必要だ。
前使用機種「CN-MC02L」より良くなった点
GN-G500Dの前に愛用していたサイクルゴリラの最終機種 *1 「CN-MC02L」と比較して、「良くなった点」を列挙していく。まあCN-G500DはCN-MC02Lの後継機種ではないので、比較するのはオカド違いなのかもしれないが・・・。
画面サイズ/解像度
画面サイズと解像度は、数値でもその差が明らかなとおり、かなり大きくなった。
- CN-MC02L=4.3V:95 mm × 54 mm (対角109mm) / 480 × 272
- CN-G500D=5V:108 mm × 65 mm (対角126mm) / 800 × 480
それによって有料道路の進路表示が格段に見やすくなり、同時表示されるヨコの地図もだいぶまともになった (CN-MC02Lでは、ヨコの地図は見られたモンじゃなかった)。
そして何よりうれしかったのは、高解像度化によって改善された高速道路/有料道路での「IC / SA / PA表示」だ。
(ちょっと見づらくて恐縮だが) 赤枠▼のとおり「あと何分」と「あと何km」が同時に表示されるようになった。
これがCN-MC02Lではどちらか一方しか表示できず、グローブ着用のままでは押しにくくてしょうがない小さなボタンで「切替表示」するしかなかった。
例えば、
- ガソリンがなくなりそうなときなら「あと何km、低燃費走行すればいいか」
だし、
- 寒くてしかたないときなら「あと何分、ガマンすればいいか」
なのだ。
「高速道路を長時間走って、目的地まで行き来する」ツーリングスタイルの私にとって、「あと何分」と「あと何km」が同時に確認できるようになったのは、地味ながらもうれしい改善であった。
(つづく)
*1:2016年9月26日現在