スカイラインクーペ、10年目でようやく“夢”を叶える：前篇
2017年9月23日、秋分の日。
今さらながら、愛車・スカイラインクーペのホイール交換をしてきた。「今さら」とは言いつつ、ホイール交換は長年の夢(笑)でもあった。“夢”を叶えるまで、注文から交換に至るまでにいろいろあったのだが、その顛末について書く。
フジ・コーポレーションのショッピングサイトは使えない
私、ヘタクソでビンボーなんです
もはやはるか昔のことになるが、このブログで「GooPartsでホイールを買おうとしたけどヤメた話」について書いた。
「GooPartsとキャバクラ」としたのは、GooParts経由でとあるショップにホイールを注文したら、なんと「カード手数料」を請求されて、「『カード手数料』って(笑) キャバクラじゃねえんだから」・・・ってまあそれだけの話である。
それからハヤ3年。ガリ傷だらけのホイールにコッパズかしさを感じつつ、そのバカ高い値段に対する有用性が見出せずに、購入を見送り続けてきた。
が、2012年に交換したタイヤ（ダンロップ・LE MANS4）も、5年目ということでそろそろ換え時。傷だらけのホイールのままタイヤだけを換えるのは、コッパズかしさも倍増である。「私、ヘタクソでビンボーなんです」と言っているようなモンだからである。ま、実際にヘタクソでビンボーなんだが。
というワケで見栄っ張りヨロシク重い腰を上げ、上の過去記事にも書いたフジ・コーポレーションのショッピングサイトで「タイヤ＋ホイールセット」を注文した。
注文したホイールは「RAYS ホムラ 2X7（の安い方）」。
デザインイメージも、10年間ずっと気に入っている日産純正のスカイラインクーペ前期型・標準装着ホイールに近・・・くはないけど、シンプルで私好みだし、何より安いので、タイヤ代（ダンロップ・LE MANS5）と工賃を合わせてもギリギリ20万円以内で収まる。
とは言え、大枚20万である。しかも「どうしても欲しい」商品でもないので、実際は「注文する」ボタンをクリックするまでに3日間悩んだのだが。
入荷が「来年1月」！？
程なくして、フジ・コーポレーション横浜店から「ご注文有難うございます。【納期のご連絡】」というメールが届いた。本文冒頭に、次のように明記されていた。
■在庫状況：ホイールが入荷待ち(本日現在)
■入荷予定：来年1月以降頃入荷予定
入荷予定が「来年1月以降」？！
えーーっと、今まだ9月だよね？12月じゃないよね？
安モンの鋳造ホイールだから、鋳型に原料を流し込むだけだよね？
仮に受注生産だとしても、なんで4カ月もかかるワケ？
RAYSってメーカーは、注文を受けてからアルミニウムを“採掘”にでも行くワケ？
まるでスーパーカーのような悠長な納期に驚きつつ、ここでフジ・コーポレーションのショッピングサイトの大問題に気づいた。 肝心カナメの「在庫の有無」がまったく記載されていないのだ。 だからどれもこれも「注文すればすぐに届く」と錯覚していたが、冷静に考えれば、これだけの種類のホイールがすべて「在庫有り」のはずもない。
フジ・コーポレーション横浜店の販売担当は日本語が理解できない
「在庫がある商品を教えてくれ」と言ってるのに
ショッピングサイトがまったく以て使えないので、メールを送ってきた横浜店の担当者に返信して聞いてみた。
こちらでは在庫の有無がわからないので、スカイラインクーペ(CKV36)に適合し、かつすぐに納品できる商品をいくつか挙げていただくことは可能でしょうか。
翌日、返事が届いた。
スカイラインクーペに装着出来るホイールは沢山あります。デザイン等のお好みもあるかと思いますが、もし宜しければ1度横浜店に御来店されてみてはいかがでしょうか。
19インチから20インチは多数在庫あります。カラーやデザインなど直接ご覧頂ければお気に入りの商品が見つかるかもしれません。
私の質問に対しては「できる／できない」さえ答えずに完全スルーで、「とにかく店に来い」とおっしゃる。文末の署名と文面からして日本人であることに間違いはなさそうだが、どうやら日本語が理解できない人物のようだ。
しかたなくタイヤだけを注文する
じゃあしかたない。こちらの思惑をわかりやすく書いて「念押し」しつつ、とりあえずタイヤだけ注文してみよう。
Webで注文したのは、店舗にお邪魔するのを1回で済ませたいからです。
このままの流れで行くと、
1回目：店内在庫からホイール選ぶ→でもタイヤの在庫がない→タイヤを注文
2回目：（タイヤが届き次第）ホイール＋タイヤ交換
となりそうなのがイヤなのです。
> DUNLOP/ルマン/V(ファイブ)
> F:225/45-19 96W XL
> R:245/40-19 98W XL
上記のタイヤの在庫はありますでしょうか。
在庫がなければ、このメールで注文することは可能でしょうか。
今度はちゃんと日本語が理解できたらしく、翌日届いたメールには「タイヤを発注する」旨と、その入荷予定日が書いてあった。
「19インチから20インチは多数在庫あります」と自信満々にアピールするぐらいだから、タイヤさえ注文しておけば、その場でホイールを選んで即交換してもらって、店舗に出向くのは1回で済ませることができるだろう。
そんな淡い期待を胸に抱きつつ、それまでにはタイヤが届くと販売担当が回答してきた9月23日(土)の午後、フジ・コーポレーション横浜店（横浜市都筑区）に向かった。
（つづく）
