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「スズキ歴史館」に行ってきた:オーラス篇

オートバイ 博物館

「スズキ歴史館」訪問記も、ようやくこれで最後。改めて思うのは、「博物館モノは書くのが大変」ということ。

  1. 写真を編集し、
  2. 何某かのコメントを書くためにそのクルマ/オートバイの背景を調査し、
  3. コメントを考え、
  4. その内容に間違いがないか、また確認して・・・

まあでもこれは「ツーリング記事」でも似たようなもんか。いま読み返すと、全然たいしたこと書いてないし(笑)。

とにかく、「自分のアタマの中に入っているもの」だけで記事が書けたら、どんなにラクだろうと思う。

そんなレベルになるまでは相当の努力をしなければならないんだろうけど。努力の前に、脳ミソにもスペックが求められるんだろうけど。

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閑話休題。

 

そして改めて「挑戦する時代」へ

スズキ歴史館3階「ものづくりの歴史」フロアでは、1986年以降の時期を「挑戦」と称している。二輪では「ハヤブサ」辺りが、その言葉を具現化したマシンだろうか。 

バンディット400V (1991) 

フロアのスミっこに追いやられるようにして(言い過ぎです)置いてあったので、うまくフレームに収めるのが大変だった。f:id:ToshUeno:20150619154555j:plain私が初めてオートバイを買った頃、Vが付かない初期型がバリバリのニューマシンで、当時貧乏な私には高くて手が出せなかった。フルカウルマシン全盛期にホンダは「CB-1」、カワサキは「ZEPHYR」を発売して「カウルがないマシン」が盛りあがってきた頃に、スズキは満を持してこの「バンディット」をぶつけてきたのだった。

それから20年以上経った今でも私にはお金がないが、今見てもこのフレームはカッコいい。

GSX-R750 (1992)

水冷4気筒・749cc・最高出力77.0ps/9,500rpm。f:id:ToshUeno:20150619154620j:plainこの辺までくると、もうすっかり「現代のオートバイ」って感じがする。

RGV500Γ (Works) ロードレースWORLD GP500参戦車 (1988)

レースに興味のない私だが、ケビン・シュワンツ氏はよく知っているのである。f:id:ToshUeno:20150619154417j:plain私がオートバイに乗り始めた頃が、ちょうど氏の全盛期と重なっていて、雑誌等によく名前が出ていたからだろう。そう、「知ってる」って言っても、名前ぐらいなんだけど。

そんな、時代を代表するレーサーのマシンなのに、なぜかバックのパネルは「アルトくんの集い」(笑)。f:id:ToshUeno:20150619154438j:plainいや、その隣に細かい文字でマシンやシュワンツ氏のことがいろいろ書いてあるんだけど、まず目に入らない。

そしたら、こっちに写真があった。もうちょっと配置考えたらいいのに。f:id:ToshUeno:20150619154808j:plainこういうツッコミどころを随所に散りばめる辺りが、またスズキっぽくて良い。

Hayabusa1300 (1999)

このマシンの登場によって、また少し「時代」が変わったように思う。性能ももちろんそうだが、カウルの曲面から受けるヌメッとした印象は、それまで見たことのないものだった。f:id:ToshUeno:20150619154520j:plainそれにしても、この写真だと左側のRQのコカンにどうしても目が行ってしまうのは、私だけだろうか。

SW-1 (1991)

「ハヤブサ」から一転して、ほんわか系のマシン。これ、発売当時欲しかったなあ・・・。f:id:ToshUeno:20150619154608j:plainデザインも好きだったし、当時はツーリングじゃなくて通勤等の「普段使い」でオートバイに乗っていたので、リアのパニアケース(って呼べるのかどうかは知らないけど)が便利そうだったし。

でもやっぱり、高すぎて(250ccシングルなのに688,000円(!))買えなかった。

チョイノリ (2003)

私の愛機「M109R」は淡い期待も虚しくカケラも展示されていなかったが、なんと「チョイノリ」がスペシャルステージに展示されていた。世間的な評価はともかく、スズキ的には、この見た目はフザケているとしか思えない原チャリに誇りを持っている、というのが何よりも驚きだった。f:id:ToshUeno:20150619154701j:plain

59,800円(!)って値段もスゴいけど、リアの足回りのチープさったらありゃしない。はたして、こういうのも「挑戦」というのだろうか。f:id:ToshUeno:20150619154723j:plain以上、四輪は「ツイン」、二輪はこの「チョイノリ」を”トリ”に持ってきて、
「割り切り過ぎるほど割り切ったモノを世に出すのがスズキの真骨頂」
ということを表現してみました。

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ムリヤリなおみやげ

「トヨタ博物館」には立派な売店があったが、ここ「スズキ歴史館」は簡素な自販機が2つあるのみ(笑)。f:id:ToshUeno:20150619141447j:plain
ちなみに一般的な自販機同様、小銭と千円札しか使えない(※両替は受付でしてくれます)。

「キーホルダーでも買おうかな」と思ったが、ヤフオクかなんかで買って現在使用しているものとまったく同じだった。f:id:ToshUeno:20150619160440j:plain

他に欲しい商品はなかったが、せっかくなのでタオル2種を買った(下の袋に入ってる方が私が購入したモノ)。f:id:ToshUeno:20150619160917j:plain
ちなみに「Team SUZUKI」の方はポケットに入れるにはデカすぎるし、フェイスタオルとしては小さめだし、サイズが中途半端で使い勝手が悪い。

「LAPIN」の方はウサギを図案化してるはずだが、ウサギに見えない。こっちはかみさんにプレゼントしたのだが、「この絵は何だかわかるか」聞いたら「なんかのネジ?」って言ってた(笑)。

駐車場。広いとは言えないので、休日などで客が集まると厳しいだろう。f:id:ToshUeno:20150619161153j:plain
それともここスズキ歴史館は「予約制」なので、「入場制限」でもするのだろうか。ちなみに、二輪車もここに駐めるらしい(※クルマ1台分のスペースに2台)。

 

思いつきで行って良かった

2015年6月19日、前日に不愉快な出来事があって約3時間しか眠れなかったので、来るのをためらった。

なぜなら、浜松ではなく浜松である。自宅がある川崎から片道250km以上ある。
準備万端で来れば全然たいした距離ではないが、身も心もヘロヘロ、かつ思いつきで来るにはちと遠い。f:id:ToshUeno:20150619161113j:plain
そんなワケで、ものすごく憂鬱な気分でココに来たのだが、館を後にしたときは少しだけ気持ちが軽くなった。私はクルマやオートバイが本当に好きなんだなあと、今さらながら改めて思った。本当に来て良かった。

今度またイヤなことがあって、天気が悪かったら、クルマ/オートバイ系の博物館に行くことにしよう。

(この項おわり)