三重~和歌山ツーリング:2日目(10/11):4
ここのところずっとこのタイトルで書き続けてきて、ちょうどもう一週間前の話になりますが、多少のお役立ち情報(※ただし和歌山県海南市の一部地域限定)も織り込みながら書きますので、どうかお許しを。
ビジネス・ラブホテル”等”複合?
和歌山県の中部・御坊(ごぼう)市に入った頃には、もう日も暮れかけていたので、「海沿いの道を通る」というポリシーはさっさと捨て去り、カーナビが指し示す道路(ただし一般道)を素直に走り続ける。
二泊目の宿に着いたのが、18時15分頃だっただろうか。
「シークイーン海難」・・・じゃなくて「シークイーン海南」は、「ビジネス」と「ラブ」と「その他(が何かは不明)」を複合させたという、斬新なコンセプトのホテルである。
なぜラブホテルをビジネスホテルに”鞍替え”したのかは不明だが、まあ外観は「ビジネスホテル」と言われれば、そう見えなくもない(例えば「西洋風の城」とかの、ヘンな形をしていない)ので、もともとどちらにでも転用できるように設計していたのかもしれない。
ただ、駐車場から部屋に出入りできる扉があったりして(当然その扉は開閉できないように固定されている)、往時の面影を偲ばせている。
部屋は203号室
ビジネスホテルではあまり見ない、「壁一面すべて鏡張り」+「クイーンサイズのベッド」。
壁掛けテレビ(ただし大きさは32インチで大きいとは言えず、解像度の低い旧式なヤツだった)。
洗面台。
浴室。拙宅の風呂は脚が伸ばせないので、貧乏人としてはこういう”ゆったりバスタブ”があるだけでうれしくなる(哀)。
マッサージチェア。見たときは「おおーっ!」とうれしくなったが、結局5分ぐらいしか使わなかった(これやってると何もできないので)。
こんなのもあった。フロントでメダルをもらってくれば、使用できるらしい。私はパチンコやパチスロの類には興味がないので、やらなかったけど。
確かに、「大人2名:税込10,460円」で泊まれるにしては、じゅうぶんな広さ(約50㎡)と設備があった。
ただし、ひとつ大きな問題が・・・(それについては後述)。
遠くの居酒屋より近くのファミレス
部屋はまあまあだったので、ひと安心で晩飯を食べに外に出る。
ホテルの隣は、川(運河?)を挟んで巨大なパチンコ屋だった。こういう施設は「田舎ならでは」だが、それにしてもネーミングセンスがスゴい。
「LOVE ENTERTAINMENT HOSPITALITY」って(笑)。パチンコってのは、そんなに「愛」と「おもてなし精神」にあふれているのだろうか・・・閑話休題。
旅先では、やはり地元の居酒屋に行きたい。
「シークイーン海南」から10分も歩けば、海南駅にほど近い居酒屋っぽい店まで行けたのだが・・・
なんとなく歩くのも面倒になって、結局、ホテルから徒歩5分の「ガスト 海南店」へ。わざわざ和歌山くんだりまで来て、ファミレスって(笑)。
ま、酒が飲めればなんでもいいんだけど。
でも、子供たちのはしゃぐ声がにぎやかすぎて、なんだか調子が狂う。
やっぱり、「全家研ポピー」がターゲットとするような人達が来る店であって、酒飲みのおっさんが来る店じゃあない(※当たり前です)。
というわけで、このような”健全”な店で飲んだくれる気分にもなれず、そそくさと店を後にする。
ちなみに、さすがにこの外食産業を取り巻く環境が厳しい折、売上高で他社を圧倒している「ガスト」だけあって、料理はなかなかおいしかった。
巨大スーパーに圧倒される
まったくもって飲み足りないので、上述の巨大パチンコ屋の隣にある、これまた巨大なスーパーに酒を買いに行く。
スーパーセンターオークワ 海南店。
「ここはコストコか?」ってぐらい、巨大なスーパーだった。東京や神奈川にあるフツーのスーパーで、これほどの規模の所は私は知らない。
この▼写真じゃ、その巨大っぷりが全然伝わらないけど(ヘタクソですみません)。
酒と、次の日の朝食*1 を買い込んで、ホテルに戻る。
たったひとつの、最大の欠点
「シークイーン海南」203号室には、待望のカラオケセットもあった。でも泥酔はできなかったので(そんなに飲んだら次の日の運転に差し支えるので)、いまいち盛りあがらなかった。でも夫婦でカラオケやったのなんて、何年ぶりだろう。
つーか、今日日紙をパラパラめくって、使いにくいリモコンで数字をポチポチ打ち込むなんて、かったるくてやってられなかった。早急にリモコンで「検索→予約」ができるようにインフラを整えて欲しい(そういう店じゃありません)。
まあカラオケ・インフラの古さはともかく、ここの最大の欠点は、上階(3階)の音が盛大に響くこと。
真相は不明だが、おそらく「キッズコーナー付きルーム」に泊まった子供達が、うれしさの余り、跳んだりハネたりしていたのだろう。
ラブホゆえ、隣室同士の防音には配慮しているのだろうが(カラオケがあるぐらいなので)、よもや当該行為において「『寝具をギシギシ』やったとしても、『床をドンドン』やるような人はいない」という想定のもとに*2、上階と下階の間の防音・遮音は手薄になっていると思われる。
隣室の音がこれだけ聞こえないビジネスホテルは珍しいが、上階の音がこれだけ響くビジネスホテルも珍しい。
というわけで、「シークイーン海南」に宿泊される方で、私のように上階の音に敏感な方は、3階の部屋を指定されることをオススメします。
2日目の予定と実績
青線が先日の記事に載せた予定ルートで、赤線が実際に走ったルート。
終盤、御坊市を過ぎた辺りからは、空が暗くなったこともあって「海沿いの道を行く」ことをあきらめたので、それ以外はほぼ予定どおりのルートを通れた。
すばらしい。
(つづく)