会津墓参りツーリング・2015春:2015/04/26(3)
さらに前回のつづき。今回は故郷・会津坂下町で墓参りをして、海に沈む夕陽を見るためだけに新潟方面へ向かう。
生協で花を買う
寺に行く前に、ほど近い場所にある生協に花を買いに行く。
「COOP-BESTA ばんげ」。「BESTA」ってのは意味不明だが、いつの間にか呼称にくっついていた。
この生協ができたのは私が小学生の頃だろうか?はっきり覚えていないが、昔からずっとこの場所にある。
対して周辺の風景は、昔の記憶をキレイさっぱり消し去るほどに、すっかり変わってしまった。
この写真の向かって右側の建物(本館)の奥が「入口」、手前側が「出口」に分かれている。ちなみに「入口」から入ってすぐ左手に「生花売り場」がある(これはここ数年ずっと変わっていない)。
あと、ここは
- 「商品をレジに通す」のは店員さんがやってくれて
- 「支払」のみ客が自分で行う
タイプのセルフレジ方式なのだが、去年もやったハズなのに“操作”を忘れてしまって、また店員さんの世話になってしまった。
- 店員さんから受け取ったバーコード付きレシートを
- 支払端末の右端にあるセンサーにかざすべし
って操作をどうも忘れてしまう。
親切な男性店員さん、および後ろに並んでたおばちゃん、どうもすみませんでした。
そしてようやく墓参りに向かう
タンクバッグにムリヤリ花を突っ込んで寺に移動。こういうときは、パニアケースかトップケースが欲しくなる。
ま、めんどくさいから付けないけど(そもそもお金のヨユウがありません)。
花、けっこういい感じじゃないだろうか。よく見たら、白いのと黄色いのはツボミだったけど。花、今頃開いてくれてるかなあ・・・
竹原肉店で馬刺しを買う
任務も無事完了したので、次は馬刺しを買いに行く。私的には、会津の食べ物と言えば「こづゆ」「冷やしラーメン」「芋煮会における豚汁」、そして何と言っても「バサシ」なのである。
「竹原肉店」。「ザ・トップ・オブ・馬刺し店」である。
おふくろさんがまだ元気だった頃、義理の姉さん(兄貴の嫁)のクルマで馬刺しを買いに来たことがあった。2人前以上をひとりでペロリと食って、大ヒンシュクを買ったのも今ではいい思い出だ。
で、以前来た時はミニバンのセカンドシートにただぼーっと乗ってただけだったので、場所が思い出せずちょっと迷った。こんな“何にもない”ところなのに。
なぜなら、この辺りも昔の面影がまったくない地区のひとつなのだ。今現在、一帯は住宅地だが、昔は田圃しかなかった。
この後、新潟をまわって帰るつもりでいたので、「生肉」をそのまま数時間も常温にさらすのは、ちと不安がある。
そこで、クーラーボックス(ただの発泡スチロールのハコだけど)をもらおうとして・・・
- 「最小版」のハコを見せてもらう
- タンクバッグに入りそうにないのであきらめる
- 待ってる間、どうにも不安になり「やっぱりください」と頼む
- 商品受取後、タンクバッグに無理やり入れようとする
- ギリギリ入ったが、タンクバッグの“フタ”が閉まらず
- 店員さん(おかみさん?)に謝ってハコを返却する
- 店員さんの機転により、馬刺しと保冷剤のみ新聞紙でくるんでもらう
なにやってんだよオレ・・・ 相変わらずの「思慮の無さ」と「機転の利かなさ」にひとしきり落ち込む。
お手間を取らせてしまい大変申し訳ありませんでした。また買いに行きますので、カンベンしてください。
海に沈む夕陽を見るためだけに新潟に向かう
会津に来たら、日本海まで出て、海沿いを走ってから帰りたい。海がない土地で育った人間の、哀しいサガである。
いつもなら国道49号線をのんびり行くのだが、「竹原肉店」を出た時点で既に午後3時過ぎ。のんびり走ったんじゃ、日没までに日本海にたどり着けない。かと言って、高速道路を走るのは味気ないしツマラない。
さんざん迷った挙げ句、不本意ながら西会津ICから磐越道に入る。途中の道程よりも、夕陽が優先なのである(結果、日没には余裕で間に合った)。
静かに海に落ちていく太陽を右手に眺めながら、海沿いの道をゆったりと流す。やはり、こういう瞬間が一番好きだ。
「バイクに乗ってて良かった」と、心から思う。
夕陽が、いい感じに沈んできた。
雲にジャマされることもなく。
(なんかイクラみたいだなあ・・・)
そんな5歳児レベルの発想をしながら、日本海に沈む夕陽をひとりで堪能する。はたして“イクラ感”は、この写真で伝わるだろうか。
さようなら、日本海。また来ます。
- 走行距離=781.5km
- 平均燃費=20.3km/L
馬刺しと起き上がり小法師
というワケで馬刺しである。
馬刺しと言えば、赤身。会津人から言わせれば、霜降りは邪道である。
これでちょうど¥1,000。あっという間に食ってしまった。もっと買えば良かった。
そして、会津の馬刺しの最重要ポイントは、右端に写っている「辛味噌ダレ」。一度このタレで食すと、「にんにく醤油」なんてイージーな調味料には二度と戻れない。
かの力道山先生が、どこかの店に持ち込んだのが発祥と言われる。詳細は「馬刺し タレ 力道山」でググるべし。べし。
そして、起き上がり小法師である。
その小さな体躯でケナゲなまでに「七転び八起き」を表現する、会津の“ソウルガング”である。生協の生花売り場の脇に雑に置いてあったので、かみさんへのミヤゲとして購入(¥98/個)。ま、当人にはカケラも喜ばれなかったけど。
私がモノゴコロついて、初めて遊んだ玩具である。当時はまだ、やれ「ジャンボマシンダー」だ、やれ「超合金」だのと、ゼータクなオモチャに心惑わされることはなかった。
それにしても、昔はこんなキレナガの目じゃなかったよな・・・いつからこのデザインが“主流”になったんだろうか。
・・・つか、キレナガ過ぎだろ・・・(笑)
(おわり)