パンクの恐怖を抱えたまま、ロングツーリングには出かけられない。
近年は仕事で疲弊してしまって、ただでさえ休日は家に引きこもりがちだ。新しいタイヤに履き替えて“安心”を手に入れるとともに、「せっかくタイヤを替えたんだから」という気持ちをモチベーションにして、また新たな旅に出かけよう。
はじめてのレッドバロン戸塚
というわけで、2016年7月24日(日)、「レッドバロン戸塚」に行ってきた。
上で引用した過去記事に書いたパンク事件の当日 (7月16日)、パンクしたタイヤを履き続けるのもコワいので、挨拶がてらタイヤを注文していたのだ。
いつ通ってもヒャクパー渋滞している、国道1号・戸塚警察署交差点手前で、渋滞にハマりながらこの看板を目にしたことがある人も多いだろう。
ちなみに今気づいたのだが、レッドバロンは「レッドバロン川崎幸“店”」のように店名に「店」が付く所と、「レッドバロン戸塚」のように付かない所がある。
その違いの理由はわからないが、ここでは正確な店名を記すことにする。
本当は、川崎時代から長年お世話になっている「レッドバロン川崎幸店」に行くつもりだったのだが、拙宅から約30kmも離れている川崎幸店と、3kmにも満たないレッドバロン戸塚を比べたら、人間、どうしても近い方に行きたくなる。
4ヶ月前のこの記事▼で、
住宅ローンの本審査が終わっていないのでまだどうなるかわからないが、もし引っ越すことになっても、引越先から30km近く離れたこの店まで来ようと決めた。
なんて書いたくせに。福岡工場長ごめんなさい。どうかお元気で。
レッドバロン戸塚ってこんなところ
同じレッドバロンでも、川崎幸店とレッドバロン戸塚は、もちろん同じところもあれば、微妙に違うところもある。ここでは、私が感じた共通点と相違点を列挙する。
ミスター・カリフォルニア・ジョンふたたび
置いてある店と置いてない店があるらしいが、この意味不明なおっさんのコキタない等身大フィギュアは、川崎幸店にもあったし、ココレッドバロン戸塚にも置いてある。
名前は「ミスター・カリフォルニア・ジョン」というそうだ。確かに、胸には「John CA (笑)」、ズボンには「CALIFORNIA」と記されている。
なぜカリフォルニアなのか?は、調べてもついぞわからなかったが、一説によると「$」マークの巾着袋?を持ったこのおっさんには、いわゆる「招き猫」の意味合いがあるという。
それにしても、キャラクターとしての“立ち位置”がよくわからない。
いっそのことカリフォルニア・ジョン氏には勇退してもらって、
この赤男爵▲ (マンフレート・フォン・リヒトホーフェン) をキャラクター化した方が、よほどわかりやすいと思うのだが。
工場内の様子の違い
川崎幸店では、リア側からしかM109Rの姿を見ることができなかったが、
(▲2015年8月16日、レッドバロン川崎幸店にて撮影)
ここ▼レッドバロン戸塚では、真横から見ることができた。
M109Rはどの角度から見てもカッコいいが、整備の様子は真横からの方が見ていて楽しい。ただ、川崎幸店に比べると、レッドバロン戸塚の工場は雑然としていた。
待合室がない!
川崎幸店には、4畳半程?で狭いもののちゃんとした「待合室」があって、作業してもらっている間はそこで時間をツブすことができた。
それに対してレッドバロン戸塚には、商談室?の一角に「待合スペース」はあるものの、「部屋」として区切られてはいないため、店員さんがすぐ真横を慌ただしく通ってあまりくつろげなかった。
店内を見渡す限りスペースには余裕がありそうなので、これから私が支払うであろう多額の整備費用を元手にして、ぜひ待合室を作って欲しい。
新しくなったタイヤ
フロント
タイヤは、いつもと同じ「DUNLOP・D221」。
フロントはリアよりも寿命が長いのだが、2回に分けて交換するのが面倒なので、前々回の交換時からリアと同時に替えるようにしている。
リア
リアもフロント同じく「DUNLOP・D221」。ブルバードM109R用の幅240mm、安定の迫力。
毎回思うことだが、できればもうちょっと長持ちして欲しい。
タイヤ交換の請求額
今回の請求書明細がこちら▼。
オイルフィルター代および、その交換の工賃を差し引くと、「71,863円」。
今回は「チューブレスバルブ」を交換してもらったので、その分だけ前回 (70,862円) よりも高かった。
去年はゴールデンウィークを最後に全然乗らなかったオカゲで交換時期はだいぶ後ろにズレたが、1~2年スパンでこの金額を払い続けるのはなかなかキツい。
同じDUNLOPでも、クルマの方 (LE MANS) は長持ちなんだけどなあ・・・。
レッドバロン戸塚店・2016年7月24日の在庫車
“尺”が足りないがもう書くこともないので、以下、展示されていたオートバイでお茶を濁す。
DUCATI DIAVEL (2013)
税込店頭販売価格=1,680,000円。
- 登録年=2013年
- 走行距離=3,814km
- ワンオーナー
という好条件が揃っているワリには、あんまりキレイじゃなかった。保管状態が良くなかったのだろう。
このマシンをじっくり見たのは、3度目ぐらいかな? 何度見ても、リア周りのデザインがどうしても好きになれない。なんでこんなスン詰まりのデザインをヨシとするのだろう?
ところで、どうせDUCATIを買うなら、レッドバロン戸塚よりも 坂を少し降りた所にある正規ディーラーに行った方がいい。
ちなみにちょーオシャレな外観の店なので、“冷やかし”で入るには少し勇気が要る。
Harley-Davidson FLHTCUSE Ultra CVO (2012)
阪神タイガースカラー (彼の地ではピッツバーグ・パイレーツだろうか) を身にまとった、“お高い方の” H-D。
それにしても、車名のアルファベットの羅列が長い。値札に書いてあった文字列は「FLHTCVSE」と読めたが、正しくは「FLHTCUSE」だった。超高級車種なんだから、もっと丁寧に書こうよ。
こいつ▼ね。
「走行距離=13,069km」のワリには、上のDIAVELと違って随分キレイだった。さすが、こんなお高いマシンを買える御方は、さぞやご立派なガレージをお持ちなのだろう。うらやましいッス。
豪華絢爛なインパネも、まるで新車のようにキレイだった。
ただ、元が高い *1 とは言え、コレで「3,580,000円」はねえわ。
しかも、「最長120回 “楽々”お支払い」だって。「たかがオートバイのために毎月40,200円を10年間払い続ける」・・・もはや、“苦行”でしかない。
「H-D信者」の方々にはどう見えるか知らないが、そこまでの大金を支払う程の商品価値があるようには、私にはとても見えない。
*1:この程度で428万円もすんの?ボッタクリも甚だしいわ